痛かった

今日も暑い1日でした。
早朝から山に入り、下刈り作業でした。
杉の苗を植えてから何年間は下刈りをしてやらないと、苗木が草や雑木に負けてしまい、枯れてしまうので大切な作業です。
しかしこの作業はなかなか大変です。
この季節は午前中に作業をしてしまうのがベストです。
午後にもなると一段と暑さが増し、草原のような場所なので炎天下の作業になってしまいます。
判断力と注意力も必要で、ウカウカすると苗木を切ってしまいます。
せっかく根付いてある程度大きくなった苗を切るとがっかりします。何より損失になってしまいます。
慣れないうちは熱中症になり、水を飲んでも喉が渇き、動悸がして立っているのも辛くなります。
また、血を求めてやってくるアブやハエ、ヒルも厄介です。
ハエが刺すとは思いもよらないでしょうが、ウシにたかるサシバエというものがいて、ハエが来たと油断しているとチクリと刺してきます。
今日は中でも格段に痛さの違うハチに刺されました。
下刈り機で作業している時にハチの巣を切ったらしく、手に電気が走ったと思ったらハチに刺されていました。
色々なハチに刺されてきましたが、今日の痛さは経験した事がないものでした。
大体はその場で痛っと思ったら、しばらくして晴れて痒くなり、痛さは続かないものですが、今回のは痛くてたまらず、しばらく作業ができませんでした。
指の関節を刺されたので、指を曲げると痛くてたまらず、その後の作業がなかなか大変でした。
時間が経つといつものように刺された場所周辺が腫れ、痒くなってきます。
今回刺されたハチは、この地域では「あしさげ」と言い、翔んでいる時に足をぶら下げたように見えるのでそう呼ばれているみたいです。
これより刺されるともっと痛いスズメバチの仲間がいますが、それぞれに痛さが違うそうです。
こんな大変なことといつも向かい合わせで、山仕事が人気がないのも頷けます。
更に造林という仕事は、伐採と違って地味で忍耐のいる作業なので、余計に敬遠される感じです。
単に山が好きというだけで山仕事をすると、現実を知ることで考えも変わる人も多いのではないでしょうか。
しかし、山は手入れをするだけ気持ちのよい山に変わっていくもので、杉林であれ雑木林であれ、手入れをしていない山は荒れてしまい、気持ち良さは失われてしまいます。
ところでハチの巣は後で回収され、料理されたようです。ハチの子は見た目は良くありませんが、なかなか美味ですよ。

巣を壊され凶暴になった方々

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