成長したこと

自分にとって長いようで短かったシーズンが終わった。

初心者として入部した自分にとってこのシーズンは技術的にも人間的にも成長したなと思えるようなシーズンになったと感じている。

今年の4月同じ高校だった藤東に誘われて入った部活でこんなにも成長できるとは思っていなかった。

天と地ほどもある技術の差に部活を辞めようかと思った日もあった。

それでも今まで頑張れてきたのは、一緒に初心者として入部した斗麻の存在が大きかったと思う。

入部して最初の2か月練習に入れずグラウンドの隅で二人でボールを蹴っていた。

もしあの時一人だったら辞めていたと思う。

それでも辞めずに頑張れたのは同じ境遇である斗麻がいたからだ。斗麻がどう思っているかは分からないが少なくともあの頃の自分は当麻の存在に救われていた。

そして夏休み明け位からだんだんと練習に混ざるようになった。

今でもイージーミスをして足を引っ張ってばっかり、だが先輩や同級生のみんなは責めるどころか励ましてくれた。

励ましだけでなくアドバイスも貰ったりして、少しずつではあるが日々成長出来ている感じがしていた。

3、4年生の先輩からしたら自分達の代であったり、大学生活最後の年で初心者が練習に入って足を引っ張っていて本当に邪魔な存在だったと思う。それでも前キャプテンの芦さんや、やべけんさんが積極的に声をかけてくれて自分も前向きになることができた。

こういった誰にでも変わらない振る舞いや行動を自分も実践していこうという風に思えた。

また、人間的に成長できたのは先輩の言動だけでなく、よしさんが呼んでいただいたビジネスマンの話しも大きく関わっている。

元日本代表の加地さんの話しであったり、現在も第一線で活躍している田尻さん(現ジュビロ磐田分析)のお話を聞いたとき、こんな大人になりたいと感じた。

余裕があって、最高にカッコいい大人。

こういった最高にカッコいい大人の話しであったり、先輩の振る舞いを目の当たりにして、自分も少し真似してどこにいっても恥ずかしくないような振る舞いをしたいなと思った。

今シーズンは入れ替え戦で負けて北関東2部残留が決定した。

代が変わって今のチームの目標は2年連続昇格である。

この目標を達成できるように技術も人間性も今よりももっと成長できるようにこれからの日々を大事にしていきたい。