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Deforumの動画作成時の、サブシードの検討をしてみた話(Paraseq使用)

ParaseqのYoutube解説動画にて「サブシード」という内容があり、検討してみました(Youtubeのリンクは他記事のを参考にしてください)。
Deforumのタグの中にも「サブシード」の項目がありますが設定の仕方が良く分かりません(使ったことがない)。今回はParaseqで設定しています。

Deforumのタグのサブシードの設定

サブシードを利用する場合の注意点は「ストレングス」との組み合わせをする必要があります。「ストレングス」自体は、高いと前の画像に近いという一貫性を持たせる数値になりますが、この「サブシード」を利用する場合は、高いと失敗画像になります。
一般的に一貫性を高めにする場合は「ストレングス」を高めにするだけで良いと思いますが、Paraseqなどで画面効果を出したい場合は裏目に出てしまうことがあります。例えば急な動きなどがある場合に前の画像に引きずられて重なったりする場合が起きたりします(多いのは髪の毛が増えたり、服が大きくなったりする)。
それを解決するために動きに合わせて「ストレングス」を低く調節するなどのテクニックもありますが、面倒です。「ストレングス」が低いとプロンプトの変更への反映も大きいため、「サブシード」を利用する価値があるのではと思います。

<結論>
サブシードの設定は有用な気もしますが複雑なものは、プロンプトの調整が難しい側面があると感じました。
単純な移行に関してはそれほど問題はない気がしますが、限定的なものだと変化が少なかったり、前の絵柄を引き継いだりして変な画像になったりします。

<事例紹介>
サブシードを使用すると、ストレングスが高い場合はチェックポイントにもよるが単調な絵柄になってくる。下はストレングスが0.6の場合。

設定に関しては、50フレームでしか検討していませんが、動画で言及している数値が最も良い気がしました(ストレングスが0.4でも行けましたがプロンプトを追加した場合の変化などはいまいちな印象でした。
また、LCMを使用すると背景描写が物足りない印象でしたので、下の例はLCM非適用で30ステップのものにしています。

<動画であった推奨設定>
ストレングスが0.35、サブシードは0.1の範囲。

サブシードの設定はParaseqで簡単にできます。最後のフレームのシードに0.1を加えるだけ。

LCMなし、プロンプトの画風の影響があります

ここで、後半(25フレームから)にプロンプトを追加する「big breast」

比較的自然に変化したかと思います。

ただ、これだけだとプロンプトトラベルでも可能な気がするレベルです。

2つのプロンプトを行ったり来たりするような設定が出来ないかと思いますよね。自分は思いました。
やってみたところ、この設定は難しいです。
勉強のために、髪の毛と目の色を変える挑戦をしました。
目の色は緑、赤、青、髪の毛は黒、緑、青の三色のプロンプトで挑戦。
胸の大きさを入れると変な画像になったので中断した経緯があります。。。

ちなみにサブシードを使用していない場合は以下のような感じになります(、サブシードの設定を入れ忘れたやつ)。

これと同じシード値で、サブシードを適応したもの

目の色はそこそこ反映しましたが、髪の毛のような大きいものだと不十分な感じになりました。
まだ触り始めたばかりですが、これらの設定が簡単に出来る点は非常に魅力的な方法と感じました。
また、この手法の有用な点としては、コントロールネットを使用していない点にもあり、比較的短時間で画像が出来るのもの利点と感じました。


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