なぜアニメの考察系動画のサムネは情報量が「4+1」なのか

YouTubeには様々なジャンルの動画が日々アップされ続けています。その中でも人気なのが、アニメの考察系・読者の反応系の動画。
これらの動画のサムネでよく使われる構図には、共通点があります。それは、文字の情報量が4+1で構成されているということ。

サンプル①読者の反応集

これは、僕の好きな「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」の読者の反応集のサムネイルです。4つのコメント+見出し文で構成されています。

サンプル②解説系

違うテイストの動画のサムネイルです。これも、4つの小見出し+見出し分の構成です。

上で見た2つのサムネイルはどのアニメの動画でも頻繁に使われている構成です。
「頻繁に使われている」ということは、この構成がサムネイルをクリックさせるために効果的だということです。
では、どういう点において効果的なのでしょう。
個人的な見解でいくと、2点挙げられます。
①人間が一瞬で処理できる情報量として、4+1が適切である
人間の処理できる情報量はそんなに多くないそうです。特にYouTubeは、高速でスクロールされながら視聴を検討されるので、情報量が多いと処理が追いつかない。
なので、情報量ができるだけ多く、かつストレスをかけないちょうど良いのが、4+1なのかもしれません。
②YouTubeのサムネイルの画角を鑑みると、4+1が最も見やすい

YouTubeのサムネイルの画角はそんなに大きいとは言えません。テレビやパソコンではなく、スマホで見るなら尚更です。つまり、サムネイルの文字は小さすぎるとダメってことですね。
でも、訴求力を高めるために、できるだけ情報量は多くしたい。そこのバランスが最もとれたのが、4+1なんだと思います。

個人的にはこういうことかな、と考えています。
また、昔はサンプル②の解説系が主流でしたが、ある時からサンプル①の読者の反応集系の動画も人気が出てきたと思います。
これについては、「人のコメントには強い訴求力があるから」だと考えています。
ある会社の人事部の方が「人が1番興味あるのは人」と言っていて、確かになと思いました。どんなこと・ものよりも、人は人に最も興味を示すと思います。だから、読者の反応系の動画は高い人気を誇っているのだと思います。

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