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黒単アビス調整録

はじめに

超CS横浜に出場することになり、「カイザー・オブ・ハイパードラゴン」時点で使用デッキを固めることにした。
一度は使った経験もある黒単アビスと心中する選択をする。

序章「人のマネから入りがち」

一番最初に使用したリストが「アビスアサルト型」の黒単アビスだ。

某○そく構築を丸パクリするところから始まった。
力を試すために非公認大会へ。
待ち受けていたのは、ブルームがなくマジック不利な現状。
アビスアサルトに全出力を依存していたためマグナムが捲れなければ天門にすら勝てない始末。
この当時は大丈夫か???と心配だった。

次章「さらばアビスアサルト」

そんなこんなで散々だった初戦を終えて、一度見直しが入る。
かつての黒単アビスで採用していた4ジャシン帝や邪侵入などのメンツに加え、手札が細い欠点を補うべくサーイサイクルを採用。受けにコブラ、出力先のアーテルも添えて仕上がったリストがこちらだ。

ケシカスの味もいい

このリストを持って向かった先が「ブルーホースCS」である。
結果は2-3ドロップ、現実は非情だった。
赤白アーマードのアークゼオスと冠ラッキーになすすべなくサンドバッグにされ、
天門のゲンムが着地した瞬間死が確定した。
黒緑アビスとも戦ったが、チカホシマクアで一方的にブルームが取られてしまった。

終章「殴らなきゃ良いんじゃね?」

これまでの経験からアビスの課題は
・殴る時に炎鬼シャッフが無いと高確率で負ける
・墓地リセットに弱い
・ゲンムで詰む
にあると感じた。ビルダーながらプレイヤーでもあるN氏にこの課題をどうするべきかと相談した所、
「殴らなきゃ良いんじゃね?」と返答が返ってきた。
この時7月3日。世間はゼナークの評価に一喜一憂していたが、
この男はすでに黒マグナムからのループに目をつけていた。
マグナム下で深淵ジャシンの攻撃時cipを使い、
アーテルを蘇生→深淵ジャシンBとザルバを蘇生→
マグナム効果で攻撃中の深淵ジャシン、アーテル、ザルバを破壊→初期盤面に戻る
といった手順まで確立していたので迷いながらも口車に乗った。

おしゃれ枠はブラックアイラ

ザルバが用意できなかったので、ラルドとベラに代役を担ってもらった。
追加組
・シス
対ゲンム最終兵器。ゲンム影響下で彼を倒せるのはシスかヴィオラの黒像くらいだが、ヴィオラは盾以外にいる時のバリューが低すぎるためシスを採用。
アビスラッシュ持ちのため押し込みでも活躍。

・ブラックアイラ
効果を確認された回数1位。トリガー持ちの学校男のようなもの。
ループ時に自壊できるクリーチャーがいれば山回復が楽だなーと思ったところ、目についたので採用。

・ブラッドレイン
2コス枠の入れ替え。こいつが入ることにより4ターン目にアーテルが着地できるようになった。
赤白アーマードを重く見たかったこともあり採用。
Gストに救われる場面も何度かあった。

・LO満足部
部員はザルバ、ラルド、ベラの3名
ザルバは色的にも一番強かったが、駿河屋が遅れたためなくなく非採用へ。後日トンデモカードの発表により役目を終えることとなった。
ラルドは色こそ関係ないものの、二枚ずつ相手の山を減らせるので好感触。シャッフ5宣言で下面が使えなくなるので注意。
ベラは多色な所以外は普通。
そんな満足部にファンタジーBESTで新入部員が入った。
それが「冥土人形ウォカンナ・ピエール」である。

とんでもない新入部員

彼女はトリガーかつブロッカーであり、
出た時に相手の山札の上から1枚目を墓地に置きつつ
置かれたカード以下のコストを持つエレメントをバウンスできるトンデモ能力を持ったメイドさんだ。
令和のループフィニッシャーはトリガーブロッカー付きで除去までこなすんだからハイスペックだなあと感じる。

そんなこんなで新しい仲間を加えつつ別日に64人規模のCSに持ち込んだ。
結果は2-3またしても微妙な結果となった。
原因は一目瞭然、マジックに勝てなかったのである。
じゃんけんに勝ち、ブルームを初手に持つことでやっと戦うことができるというハードルが高かった。
黒緑アビスに対しても、対策はN氏に協力してもらい多くの試合を行った中で、相手先行チカホシマクアという黒単アビス側が逆立ちしても勝てないムーブをされなすすべがなかった。
途方に暮れる中、N氏からとあるカードを見せられる。
「こいつならマジックも黒緑アビスにも対応出来るぞ」

マジック、黒緑アビスに対する最後の回答

そう、「サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問」だったのである。
ウォズレックの審問なら黒緑アビスのチカホシやギフト、ブースト札を飛ばすことで時間を作れるかつ、
マジックに対しては大半が当たりとなり、
深淵ジャシンからの蘇生でウォズレックを出すことで、
相手のファイヤやコルフレなどをこちらが使うことができる魔法のカードだったのだ。

彼を加えた現状の最終リストがこちら

フィニッシャーはウォカンナになる予定

ここまで来ると、アーテルも4枚となり(購入)
見かけ上はあらゆる対面と戦ってもある程度の力を出せるリストになったと思う。
ウォカンナが出てから最後の調整をするつもりだ。
採用を見送ったが、最速3キルに必須の「アガルーム=プルーフ」や
クリーチャーを引っこ抜く「深淵の壊炉マーダン=ロウ」を採用しても面白いだろう。
ファンタジーBESTが出てからが本番だ。


おまけ
黒単アビスへの対策
・ブルームは墓地を消してから除去
参考例はマクアやなぜ離れ殴り合いなど

・墓地のカードに気をつける
深淵ジャシン、アーテル、マグナム、ジャビビルが揃ったら負けなので見えたらデッキに戻そう。

・詰める時は注意⚠️
邪侵入→エレメント除去で深淵ジャシンやジャブラッドをどかそう
コブラ→単騎まで待つか墓地リセットしてから行こう
秩序の意志→シャッフ4宣言やゲンムを置こう

黒単アビス側の勝ちパターン

・赤青マジック
ブルームを死ぬ気で出して相手が5マナ貯まる前に動ければ勝ち。
VTには気を付けて。

・黒緑アビス
じゃんけんに勝ち、ウォズレックでブースト札を抜けばあなたの勝ち。ブルームを守ってもいいが、マクアで死ぬので2ブルームなら3邪侵入ジャビビル着地ハイパー化を祈ろう

・ミラー
ケシカスを積むと勝ちやすくなる。
ウォカンナの登場でタマシードが除去しやすくされやすいので、墓地を貯める意識を。

・アグロ
コブラの有無で結構変わる。秩序増やしてもいいかもね。

・コントロール
さっさとループしにいけば大体勝ち。

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