見出し画像

夏本番前にエアコンが壊れたかもしれない!と、ビビった朝

昨日の朝のこと。

天気は曇りで、湿度が高いが気温は意外と低かった。9時くらいで約26度だった。

雨が降り出すと困るので、いつもは20km走る自転車は10kmで切り上げて帰宅した。シャワーを浴びてリビングのソファーでくつろぐが、いつものように涼しくない。

エアコンの設定温度はいつもの通り28℃、湿度は60%にしてある。この設定だと、普段なら温度は27℃弱、湿度はほぼ60%になるところだが、部屋の温度計を見ると温度は27.9℃、そして湿度がなんと79%になっている。これでは蒸し暑いはずだ。

エアコンの吹き出し口に手を当ててみると、少しだけ涼しい勢いのない風が出ているだけだ。これから夏本番という時に、こともあろうかエアコンが壊れたのかぁ〜!!と、持病の起立性低血圧も手伝って、一瞬めまいがした。

しかし、よく考えてみれば、このエアコンを購入したのはそれほど以前ではないはずだ。本体の表示を確認すると「2016年製」となっている。そしてなんと言っても三菱電機の名機(と勝手に思っている)「霧ヶ峰」だ。

一体何が悪いんだ、と頭を抱えていると、モーニャン(妻)が「フィルタのつまりじゃないかなぁ」と、ポツリと言った。

「それはないだろう。だって今年、冷房運転を始める前にフィルタは掃除したはずだ。ないない、それはない。」

「そうだったかなぁ….。」と納得がいかない表情のモーニャン(妻)。
「だとすると、「冷媒もれ」じゃないの?」

いやいや、前日までなんの問題もなかった冷媒が地震などの衝撃もないにもかかわらず、突然冷却性能に影響を与えるほど漏れてしまうか?

「冷媒もれ」も考え難い。

そういえば、エアコンは外気の温度が低い時には冷房が効かないというではないか。確かに本日の気温は意外と低い。天気予報アプリで確認してみると、その時点で約26℃だ。きっとこれがエアコンの効きの悪さの原因だろう。そのうち効いてくるはずだ。

しばらく、二人で「暑いなぁ。でも、そのうち涼しくなるはずだ。」と1時間ほど待った。改めて天気予報アプリをみると、外は30℃になっていた。しかし、室内の温湿度は、28℃、79%のままだ。

暑さに耐える私たちを横目に、ナビはあまりの暑さにリビングを出て玄関の土間の上に避難した。

これは外気温度の問題ではない。

「とにかくできることからやってみよう!」
ということで、一度フィルタを見てみようと食い下がるモーニャン(妻)に負けて、渋々脚立を持ってきて、フィルタを外してみた。

すると、フィルタは見事に埃だらけだった。全面が埃で埋もれていた。
私はフィルタを手にしたまま、思わず「うそっ」とつぶやいた。今年の冷房運転の前にフィルタを掃除したというのは私の勘違いだったようだ。

いやいや、それにしてもフィルタが汚れたくらいで、こんなに冷房性能が落ちるものか? そんなはずはないだろう、と思いつつも残る可能性はこれくらいしかないので、モーニャン(妻)と二人でせっせとフィルタを掃除した。

掃除後に、改めてエアコンを運転してみると、まずは風の勢いがいい。そして、冷たい….。

数分後に温湿度は27℃弱と60%強になった。いつもの快適な温度だ。エアコンは完全復活した。

結局、フィルタの汚れが原因だったということか? 経緯としてはそういうことだが、これも冷媒と同じで、前日まできれいだったフィルタが突然汚れるわけもなく、本当の原因は謎に包まれたままなのだ。

もしかするとフィルタの汚れによって吸い込み空気の抵抗が一定以上になると運転を制限する機能があるとか?

まぁ、とりあえずは解決してよかった! 細かいことは詮索せんことにしよう!

と、今週にも梅雨明けになろうかというこの時期に、室内での熱中症のリスクを回避することができた、と胸をなでおろす私。

そして、「ほれ見てみい!私が言った通りやんか!」と私を睨みつけるモーニャン(妻)だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?