閉まりきらなくなったトイレのレバー式ドアをなんとか....閉まるようにした!
我が家のトイレのドアはレバー式のドアノブになっているのだが、数日前から閉まりきらなくってしまった。
正確に言うと、閉まるのだがドアを固定するための出っ張り(ラッチボルトというらしいので、以降はラッチボルトとする)が枠のくぼみにキチッと入り切らないので、ドアが枠に固定されずに、すぐに開いてしまうのだ。
ラッチボルトを出し入れする機構のスプリングが劣化してしまい、ドアレバーの重量(回転方向の力)で少し引っ込んでしまう。そのために、締め切った際に枠のくぼみにかかりきらず、手で少し押すだけで枠のくぼみから外れてドアが開いてしまう。
話が少々ややこしくなったが、ご理解いただけるだろうか。要するに、ラッチボルトを含むラッチと言われる部品に問題があるということだ。
そこで、この部品を交換するためにホームセンターを訪れた。ドアなんてものは世間溢れるほどあるので、必ずや標準化されているはずだと確信していた。
この部品で最も重要な寸法はドアの端面からレバーの回転中心の距離(以降バックセット)で、店頭には50mmタイプと60mmタイプが何種類か置かれていた。その2種類しかないので、これが標準なのだろう。価格は1,000円ほどだった。
これさえ買って交換すれば1,000円で問題解決!パチパチ、と一人で喜んだのだった。
さて我が家のラッチのバックセットは50mm、あるいは60mmのどちらだろうかと持っていたラッチをを測ってみると、50mmでも60mmでもないのだ。約48mmなのだ。
おかしい!他にも標準品があるのかもしれないと思い、もう一件のホームセンターを訪れたが、そこにあるラッチのセットバックもやはり50mmか60mmなのだ。
バックセットに標準寸法はない、あるいは、我が家のラッチが特殊な寸法なのだということが判明した。状況から判断するとおそらく後者だろう。
「971013」という数字が貼られているが、おそらく製造年月日だろう。そうだとすると、27年前の製品ということになる。
また、部品の側面に型式番号が刻印されていたので、ネットで調べてみると、この型番のラッチはWESTというメーカの製品だということがわかった。
それではこれを購入するか、と出品元の価格を見て目を疑った。なんとそこには30,000円という金額が書かれていたのだ。おそらく製造中止になっており、プレミアム価格にでもなっているのだろう。
念の為にWESTのホームページで型番を確認したが、「該当する製品はない」とのコメントが表示された。
そんな金額を出すくらいなら、このままにしておいた方がマシだ!と思いつつ、私たちだけならいいのだが、たまに息子家族がくることがある。ドアが閉まりきらないということは当然ロックもできない。息子はいいとしても奥さんはこまってしまうだろう。
ここで、ふとあることを思いついた。このラッチがドアレバーの回転方向の力で引っ込んでしまうのが問題なのだが、それならドアレバーの回転方向の力がラッチにかからないようにすればいいのではないか。
そうだ、ドアレバーの向きを横から縦に変えてみよう。そうすれば、ドアレバーの回転方向の力はラッチにかからなくなる。
そして、こんなことになった。
こうすることで、全く問題はなくなった。簡単にドアが閉まりきらない問題は解決したのだった。
しかし、それにしてもこの見た目はなんかとても不自然だ。
そこで、こんなことをしてみた。いかがだろうか。
ちなみに、これは、ドアレバーが犬の尻尾になっているのだが、悲しいことにモーニャン(妻)には当初、気づいてもらえなかったのだった。(涙)
まっ、いいか!! 一件落着!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?