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【五等分の花嫁】6巻 感想


始めに

この6巻の内容全て「七つのさよなら」なんです。
大ボリュームですよね。
物語が一気に動く所…
まだ6巻なんですね。

感想

零奈の登場ですね。
1ページ目から零奈出てきて、あれ?こんなに可愛かったっけ?とビックリ。
自分の記憶がおかしかったのか、ちゃんと読めていなかったのか
今回はその可愛さをしっかり目に焼き付けておけたので良かったです。

零奈にどんな生徒さんなのかと聞かれ答えた風太郎。
もう!ちゃんと五つ子のこと見てるじゃん!
最初はイヤイヤやってた風太郎が、こんなにも五つ子に向き合って頑張ってる。
ここまでされたら確かに五つ子の皆も風太郎のこと好きになっちゃいますよね。
これが三玖が言ってた「人に寄り添える温かさ」なんでしょうね。
風太郎、パッと見は根暗の感じだけれど、
関わってみると寄り添って一緒に頑張ってくれる優しい人。
その優しさに皆溶かされたんですね。

零奈にさよならを告げられ呆然としている時でも五つ子のことを考えて二乃の所へ行く風太郎。
普通は落ち込んでそんなことできないはずなのに…
どれだけ五つ子のこと考えてできているんでしょうか。
尊敬してしまいますね。


二乃の想い
5年前までは同じ外見、性格で思考が共有されているようで居心地が良かった
姉妹が好きでその状態をずっと大切にしていたかったけど、
風太郎も言ってた「人が変わっていくのは避けられない、過去を忘れて受け入れていかないとな」
そう。姉妹は五つ子から巣立っていくように二乃だけを残して離れていった
人は変わっていく、皆も変わっていった
自分だけ髪の長ささえ変えられず、あの頃を忘れられない
だから、皆と同じように自分もいつまでも巣の中にいるのではなく巣立って前進していかないといけない
と二乃は思っている。

二乃のその歯がゆい想い分かります。
二乃の心を動かすきっかけとなりましたね。

そこからのキンタロー君登場。

「試験なんてどうでもいい
五人で一緒にいてほしいんだ」

風太郎が言うからこそ、この言葉に重みがありますね。
どれだけ五つ子のことを想ってくれているんだ。
試験なんかより五人仲良くして欲しいなんて、こっちが泣けてきますよ。


三玖「笑ったり、怒ったり、悲しんだり、一人一人違う経験をして、足りないところを補い合い、私たちは一人前になろう。だから違ってていいんだよ。」

二乃としては昔は同じ性格で居心地が良かった。
今は皆好みもバラバラになってしまったと二乃は思っているけど、それで良いんだよと。
足りない所は補い合い一人前になるんだからと。
この言葉が決め手になったのか、変わる決意表明として断髪式を行う。
二乃や三玖の想いや考え方が深く描かれており好きです。


期末試験前の土日、ついに皆が揃った。
過去の皆から言われた言葉が走馬灯のように駆け巡るが
それを乗り越え今、皆が笑顔でテーブルを囲んでいる。
あぁ良かった、泣きました( ˃_˂ഃ )


テスト返却後、風太郎はカンニングペーパーを最後の手紙として残して家庭教師を辞めてしまった。

何回読んでもこのカンニングペーパーを読むシーンは泣いてしまいます( ˃_˂ഃ )
行かないで。皆を置いて行かないで。
風太郎、この家庭教師嫌なことばっかりじゃなかった。
そこそこ楽しい地獄だったみたい。
楽しかったんだ。良かった。
思い出すだけでうるうるしてきてしまいますね。


最後は新しい家に引っ越してクリスマスケーキを届けてもらう所。
足を滑らせ川に落ちる風太郎。
なんと五人とも躊躇なく飛び込み風太郎を助けようとする。
なにこの絆。
ありがとうございます⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤ

家に帰る時、風太郎入ると「五等分できないぜ?」
からの皆の笑顔(*ˊᗜˋ*)
嬉しくて泣きました( ˃_˂ഃ )
本当にありがとうございます。

終わりに

この6巻は泣いてばっかりでした。

読むの何回目よ?というぐらい回数忘れるほど読んでますが
それでもここまで泣けるというのは凄く幸せなことですね。

改めて素晴らしい作品に出会えて良かったですね。

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