見出し画像

メンバー向けに採用活動の心得を作ってみた話


はじめに

皆さんこんにちは!
スターウォーズが好きすぎて全てのエピソードを10回以上見た上でモブキャラの名前までちゃんと覚えてる井上(@masa1934yg)です笑

私はtacomsの創業以来CTOとして開発組織の採用活動を中心に担当してきました。社内の事情で12月から開発以外も含めて採用活動に携わるようになったのですが、全社の採用プロセスを確認する中で採用に取り組むマインドが揃っていないという課題を感じました。

これはまさに会社のバリューと同様だなと感じていて、各々の価値観をベースに行動した結果、採用活動における価値観の違いが出てきます。例えばお見送りする際の対応に個人差があったり、自社の説明をするときのスタンスに個人差があるといったものです。

そのような課題を解決していくため、採用活動する上での心得をまとめ社内メンバー向けに共有しました。

今回、社内向けに共有したものを社外向けに編集しています。同じような課題感を抱える企業の皆さんに少しでも参考になればと思います。


採用活動をする上で大事な考え方

採用活動を進めていく上で大事にすべき考え方は何でしょうか。様々な意見があると思いますが、私自身の結論としては「応援してもらえるような会社になるためにどうした良いか」を考えることが大事だと気付きました。

採用活動をするにあたり多くの人と携わります。採用候補者の方はもちろんですが、エージェントさんや求人媒体の担当者さんなどです。そのような方々と関わる中で応援してもらえるような会社になることは、1年後、3年後、5年後と複利の利益をもたらしていきます。

今回紹介する6つは応援してもらえるような会社はどんな考え方で採用活動に取り組んでいるだろうか?という問いから考えたものです。これらをメンバー全員が意識することで応援してもらえる会社を作っていけると考えています。

1. 採用に関わる全ての人に対してRespectを忘れない

tacomsのバリューの1つに「Respectful Team」というものがあります。これはチームやステークホルダーに対して常に敬意と思いやりを持って接しましょうというものです。

日頃tacomsのメンバーは「Respectful Team」のバリューを体現し社内外問わず敬意を持ったコミニュケーションを心がけてくれてると感じています。採用活動においても同様で、エージェントさんや候補者さんなど採用に関わる全ての人に対してRespectな姿勢を忘れないようにしてください。
それはどんな局面でも同じです。日々選考活動をしていると自分とは合わない人と出会うこともあるかもしれませんし、お見送りという辛い連絡をしないといけないこともあるかもしれません。そのような難しい局面においても、Respectな姿勢を忘れないようにしてください。具体的な心がけで言うと以下のようなものです。

  • エージェントさんや候補者さんとのメッセージやり取りが淡白な事務連絡になりすぎないよう注意する。

  • 面接の場では候補者さんが本来の力を出していただけるよう、リラックスして話せる場作りを心がける。

  • もしお見送りと言う結果になったとしても、なるべくその理由を候補者さんにお伝えするようにする。

Respectな姿勢をtacomsメンバー全員が意識することが出来れば、採用活動で接点を持っていただいた人がどのような結果であれ、ポジティブな印象を持っていただけるはずです。
選考を受けていただいた方全員がtacomsを好きになってくれることを目指し、Respectを忘れないようにしましょう!!

2. 採用においてはカルチャーフィットが最も大事

多くの人が既に意識してるかもしれませんが、組織やチームのカルチャーにフィットしてるかを最も重視するようにしましょう。採用要件にフィットするハードスキルやソフトスキルを持ち合わせていることはもちろん重要ですが、チームにフィットしなさそうと思った時はどんなにスキルが高い方でもメンバーに受け入れるのは難しいと考えてください。
カルチャーにフィットしない行動や言動を取るメンバーが1人でもいるだけでチーム全体へマイナスの影響をもたらすことは、日々の仕事を思い浮かべていただければイメージ出来ると思います。
スキルに迷ってカルチャーが100点という時に合格とするのは問題ないですが、カルチャーに迷ってスキルが100点の時は残念ながらご縁がなかったと考えましょう。

3. 素直でオープンな姿勢を心がけよう

候補者やエージェントさんからtacomsに関する様々な質問をいただくこともあると思います。ついtacomsのことを良く言ってしまいたくなることもあると思いますが、過度なアピールをしてしまった結果、候補者さんが入社いただいた後に認識のギャップが生まれてしまう可能性があります。
双方が気持ち良く働くためにも、取り繕うことなく自社の現状を素直に説明しましょう。
課題があることが常にネガティブとは限りません。課題を一緒に解決してくれませんか?という姿勢はむしろポジティブに捉えていただけることもあります。

4. 現状の積み上げだけでなく理想から逆算しよう

採用においてよく言われることとして、常に自分より優秀な人を採用しようというものがあります。
もちろん現実問題、全ての点において自分より優れている人を採用し続けること難易度は高いです。ただ、どこか1つであればどうでしょうか?

  • その人は自分にないスキルを持っているから今ある課題を別の視点から解決してくれるのでは?

  • その人は今のチームにない価値観を持っているからこのチームに新しい価値観を取り入れてくれるかもしれない

メンバーの皆さんが自分より優秀だと感じる人を採用し続けることがポジティブなループを生みます。ハードスキルの視点はもちろんカルチャーの視点など多面的に候補者さんの良い面を捉えていきましょう。

5. アトラクトにはチーム全員でコミットしよう

採用目標に責任を持つのは人事・採用担当であり、候補者さんをアトラクトするための場作りやアドバイスなどはしていきたいと思っています。ただ、チームの魅力を一番分かっているのはチームの皆さんのはずなので、アトラクトの場を最大限活かすためにもチーム全員でコミットする姿勢を大事にしてほしいと考えています。
その候補者さんの転職理由・転職の軸・次の職場で成し遂げたいこと、どんなチームで働きたいか。などアトラクトのヒントは様々な視点から見つかるはずです。
温かく迎入れる姿勢をチーム全員が持っていると候補者さんもきっと喜んでくれますよね。チーム全員がアトラクトに対して積極的なマインドであってほしいと思っています。

6. 「合格」は「その人を活躍させるコミットメント」だと意識しよう

選考に参加いただく皆さんは様々な視点から悩んだ上で「合格」を出すと思います。様々な候補者さんと面接する中で時には多少の懸念点を感じた上で合格を出すこともあるかもしれません。
たとえ、どのような事情があったとしても、選考プロセスの中で「合格」を出した際には、その人がチームで活躍するための最大限のサポートをしましょう。
メンバー、マネージャー関わらず選考に参加いただく全員が1つ1つの意思決定に責任を持って採用活動に取り組んでいただくことを望んでいます。

最高のチームを作るために

私たちの生活は働く時間が多くを占めています。そんな時間を共にする意思決定をすることは非常に難しく責任が伴いますが、的確な採用活動の上でミスマッチなく仲間になっていただいた時、候補者さん、チームメンバーの双方が幸せになれるはずです。

tacomsは「発明で、半径5mの人を幸せに」というミッションを掲げています。このミッションには「まだ世の中にないもので身の回りの人を幸せにしていきたい」という想いが込められていますが、社内のメンバーが幸せに働けなければ相手を幸せにすることなど出来ないですよね。私はそう思っています。

大きなミッションに向かって前進していくためにはメンバーの皆さん1人1人のご協力が重要です。共に最高のチームを作っていきましょう👏👏


会社のバリュー同様に採用に関わる人の価値観を早期に整備しておくことは複利に好影響をもたらしてくれると信じています。今回まとめた考え方はチームが大きくなっても全員が意識していけるようオンボーディングに組み込んでいこうと思います。

冒頭で井上が全社の採用に携わってると記載しましたが、tacomsでは現在、人事・採用の責任者を積極的に募集しております!!

もし少しでも興味持っていただきましたら是非カジュアル面談でお話ししましょう👏👏

他職種でも積極的に採用中なのでこちらからご応募いただけると👏👏


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?