妊活TIPS 4.3病院を勝手に評価(後編)
※妊活TIPSでは、高度不妊治療患者の私が思ったこと・感じたことを思ったそのまま勝手に書いています。
何の知識もない医療ド素人がド素人なりに不妊治療について悶々とする場です。
そういった不確かな情報を見たくない方は読まないでおいてください。
B病院
よいところ
年中無休
待合室の素晴らしい環境 広く清潔なロビー パーソナルスペースをとった患者が30人いても収容できる椅子 ウォーターサーバー
待ち時間は長くないぐらいの体感 病院ならこのぐらいだよね
受付・採血・内診・診察までの迅速な流れがあるシステム設計 無駄な手順なし 動線も素晴らしい
測定したホルモン値の報告が毎回用紙できちんとあり、患者の意思を確認してくれる
電子錠更衣室などの設備が素晴らしい 安静時のベッド対応・天使看護師も
院長の手技はすごい
精子選別先進医療が一通りそろっている
よくないところ
低刺激法がそもそも自分の体質に合ってなかった
HPなどで説明されていないのに、周期ごとに来院時間の指定がある
来院時間指定があるほかに、受付時間が早く締め切られる曜日が何日かある…というか、もともと早い締め切りのところを働く女性のために~とか言ってちょっとだけ受付終了を遅くした優しさのフリが週に二日あるだけ
会計が遅い
院長は笑顔なのに目が笑ってなくて怖い
いうほど患者の気持ちや希望などは考慮してないのではと感じた(クレーム対策のため?のような意思確認というか)
平常時に患者の希望は聞かないが、採卵時や移植時など患者にはどうにもならない状況の重要局面で最終決定の選択が与えられて困る
手技が滅茶苦茶下手な常勤医師がいた
解説:
よいところの解説
→ほとんど文字通りそのままで、ここは設備的には本当に患者のことを思って整えられていて、看護師の皆様は大部分が天使のように優しい方がたばかりだった…。
採血スタッフがちゃんといたのも感動したし(A病院ではおばちゃん看護師がタメ語で採血を試みたあげく失敗されて内出血して腫れた)、
整えられた呼び出しシステムにも感動したし(モニターとスマホで呼び出し)、
受付から内診、診察までの無駄のない動線もすべて素晴らしく感動した。
ここならずっと通える!とはじめこそ思ってたんだけども。
〇低刺激が合ってなかった
→これは病院のせいじゃないし私のせいでもない。相性の問題。
なんで複数見えてる卵が2個 OR 0個しか取れなかったんだろう…??
〇採卵周期には来院時間の指定がある(午前指定)
→初診の受付で説明があり、聞いてないよ!と頭が真っ白に。
もともと受付時間は調べていたが、もちろんA病院と同様仕事を早退して、午後の終わり時間に通院しようと思っていた。
電車で1時間かかるので、朝イチで病院に行って、診察して帰るにしても、午前はまるまるつぶれて午後イチに職場に行けるか行けないかになってしまう。
そのあと有給休暇が足りるかどうか必死に計算して、
やりくり…できるか!?できるかじゃない!やるんだよ!
と一人体育会系問答シミュレーションをした。
有給をフルに使い来ることが許されるホワイト寄りの職場環境で、ある程度自分の業務の進め方に裁量があり、周囲の理解がある私でギリギリなので、この病院で普通のフルタイムワークをしている女性はちょっと厳しいと感じた。
なるほど、だからいい病院なのにそんなに人が殺到してなくて待ち時間がこの程度なのね、と納得。
〇受付時間が週二日だけ遅い
→働く女性のことを思って受付時間を遅くしました!とかHPに書いてあったけど、やさしさのフリだった。
診療時間と受付時間を混同してた私も悪いけど…。
こんな中途半端なやさしさならないほうがいい。
一瞬やさしそうに見えたので近づいてやけどした。
〇会計が遅い
→採血~診察が30分程度で終わったのに、会計まで15分かかるのがざらだった。
A病院のほうが遅かったのでいまさらだけど、診察まで早くてヤッタ\(^_^)/と思った後に会計待ちで15分待たされると許せないのはなんでなんだろう。
〇院長の笑ってない笑顔・希望は考慮されないのに選択はゆだねられる問題
→これはたぶん、院長の根底にある精神からくるものなので問題の根本はひとつ。
一見丁寧で優しく希望も聞いてくれるのだが、いざ自分の希望や予定の相談をすると、やんわりと、あるいはやや高圧的に却下されてしまう。
私は考えて考えて必要なものしか医療従事者には意見を言わないようにしているので、そんなに無茶な要望を言ったつもりはないんだけど…。
それならそれで言い切ってもらって、反論の余地がない強権的な指示をくれたほうが考えなくていいから楽なんだけど、重要局面ほど
「~しますか?やめてもいいんですよ?どうしますか?あなたの選択に従います」と言われるので非常に困った。
パターン1:採卵時、主席卵胞が排卵してしまって残された卵に賭けるしかないが、どうする?
⇒いや手術室に入って消毒までしてお股パッカーンで看護師6人に囲まれてる状況で!?
パターン2:移植時、本来自然排卵周期でP4(黄体ホルモン)が10以上欲しい状況で、9.9しかないんだけどどうする?
⇒もう移植のつもりで1日休暇取っちゃってるよ!
この病院患者の採血して確認してから融解して移植するから一日がかりなんだよ!
だめならダメ、いいならいいでそっちが可能性が高いほうに決めてくれよ!
〇技術めっちゃ下手な常勤医師問題
妊活記録8をご参照のこと…今思い出しても痛い。転院してよかった。
B病院総評
ここはね~いい病院だと思うんです。でも続かなかった。
初めて自分で能動的に調べて通院を開始した病院なので、かなり期待をして通い始めました。
通院時間は長くなったものの、都会への通院で新鮮な気持ちだったこと、思ったより長時間の通院も目新しくてそんなに苦ではなかったので、ちょっとした予定外もあったものの、はじめは意気揚々と通っていました。
B病院に期待したことはおおむね達成できていたし、特に初めての採卵時、院長先生にやってもらい、痛みはあったものの耐えられる程度で、手技が迅速で的確だと身をもって感じられたので、
A病院でなくした「採卵に自分が耐えられるかどうか」という自信を取り戻すことができました。
しかも、主席卵胞は排卵済みで未成熟卵しかとれず、凍結も無理だろうなとあきらめていたのに、思いがけず一つが胚盤胞に育ってくれたので、
「やっぱり培養技術が高いんだ!すごい!」という喜びと確信がありました。
意に沿わない検査をごり押しされて困ったなとは思ったものの、それでもこの病院を選んで決めたのだから、ここで結果が出るまで頑張ろうと思いました。
そこの記事も書いたのでしつこいけど、ここの採卵2回目は、いやー痛かった…。
しかも成果0という絶望。
この絶望のコンボが終わるまで続くというのが、不妊治療の辛さの真髄であると思われます。
採卵の痛みを色々参考に調べている方もいると思うんですが、私が声を大にして言いたいのはね、他人が事後に書いてる痛みなんか参考にならん、ということです。
身もふたもなくてごめんね!!
同じ一人の人間である私でも、耐えられないぐらい痛いときと、痛いっちゃ痛いけど、うーんまあいけなくもない!
という痛みレベル10点満点で6~10ぐらいまでのブレがありました。
ここで重要なのは、たぶん医師の技量と、卵ができる位置。
時点で針の細さとか。
まあそんなわけで全体的にB病院はよかったんですが、若輩常勤医師に再度まみえる嫌さに私は転院したよ!
C病院
よいところ
予約制度が機能していてそんなに待たない
(たぶん)培養士のレベルがめちゃくちゃ高い
採卵のタイミングなどの見極めが的確
常勤医師でもB病院院長並みに手技のレベルが高い
看護師さんが天使の中でもよい天使しかいない
よくないところ
病院のスケジュール都合で1か月周期をずらすなどの対応がある
先進医療が少なめ
ホルモン値などの報告なし
解説…は通院途中なのでまだ保留。
C病院総評
前に書いたこととほぼ同じですが、今のところ採卵の結果は大変よく、卵を採り出す部分に関しての成績はパーフェクトです。
この結果が何から来るのか不明ですが、相性がよかったのか、病院の指示がいいのか、培養士がいいのか、あまり多く情報をくれる病院ではないので全くわかりません。
指示は一方的で、質問はあるかと聞いてくれますが、どうしてこういう薬とか来院が必要なのか、と丁寧に教えてくれる病院でもありません。
でも、もしかして色々調べて考え抜く質の私には、それがよかったのかもしれないです。
採卵結果がよかったこともあり、大変気持ちは楽です。
あと、こちらは患者への距離感が適切です。
突き放すでもなく、寄り添いすぎるのでもない。
質問があるなら聞くけど、通っているからには方針に従ってもらう。
自分であれこれ試したいならよそに行ってね、というようなスタンスなのを感じますが、そのかわり、責任をもって患者のことを診ていてくれているような気がします。
気がしますって結果が出ないと意味ないんだけどネ!(意味のないカタカナのネ)
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