後頭下筋群 頭部の安定性について

後頭下筋群は頸部の最深層にあって、4対の筋からなる。
大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋
これらの筋は、頭の後屈と回転に働きます。

後頭下筋群は、前・外側頭直筋と共同して、環椎後頭関節と環軸関節の繊細な制御を行います。この制御は、目、耳、鼻を最適な位置に保つために必須なのです!

大後頭直筋と上・下頭斜筋で囲まれた三角状のくぼみを後頭下三角といい、そこを椎骨動脈と後頭下神経が通ります。


頭頚部には、約30対の筋が存在します。
これらの筋は、①頭の位置を安定させる働きと、②目、耳、鼻を一番効率的に使えるように運動することなどが大きな役割になると考えられます。

頭頚部の理想的な姿勢を維持するのに重要な4筋として、頭半棘筋、胸鎖乳突筋、前斜角筋、肩甲挙筋があります。
パソコンやテレビの見過ぎなどで、前方位姿勢を‘自然な‘姿勢であると体が判断してしまうと、筋のバランスが崩れ、その姿勢で固定されてしまいます。それは、頭痛などとも関連してきます。

そのため、そのような姿勢になっている場合は、改善した姿勢の認識、その作業をする際の環境の設定、治療的エクササイズ、運動再学習、特t別な徒手療法テクニックなどが治療内容として挙げられます。


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