見出し画像

人間だもの

みなさんは昨日のジョングクのライブを見て何を感じましたか?

私はいわゆるchapter2に入ってからというもの、自分の推しが一体どこにいるのか分からなくなっていた。物体としての話ではなくジョングクの心が全く見えなかった。
他メンがソロ活動に熱を注ぎ、待ち受ける兵役に向けて各々準備を覚悟をきめているような中、
ジョングクは私が思っていたようには過ごしていなかったことが分かった。

それは前回のnoteでも書いた通り。

あのライブを見た以降、ずっと心の中にあったモヤモヤを昨日のジョングクが自ら払拭しに来てくれた。まるで私の心を見透かされているようで、とても心が苦しく聞いてて胸が時折痛かった。

10年近くジョングクを見てきても何を考えているのか分からないことが多く、それでも傷つきたくなくて分かったフリをして自分の気持ちをごまかしてきたこともあった。
言いたいことなんて半分も言えてないと分かっているのに、いつも後から答え合わせするように真実を知ってそのたびにもっと話してくれてもいいのにって思ったり。何も分からないのに「分かってる」と思うことで安心したり。ファンなんて本当に自分勝手でわがままだ。

ジョングクを初めてみたとき、この人は誰かが支えていないとふっといつか消えてしまうんじゃないか…という恐怖を年を重ねてどんどん大きくなる彼を見てきて、事があるたびに私の脳裏にその恐怖がちらついていた。
そう、タトゥーのときもそう。
自分が思っている以上の愛に溢れ包まれているはずなのに、ジョングクはいつもどこか寂しそうで何かを探し求めているようで。
愛されてないと思っているわけではない、実感はしているはず。でも「これだ」って手にとってその愛を確認できるものがないような。
だからこそ唯一それを確認できるステージの上で歌うジョングクは美、そのものだった。

僕が何かに優れていなかったら…僕が間違ったことをしたら…僕がバンタンじゃなかったら、僕が歳をとっておじいちゃんになったら…僕が失望させてしまったら…
果たして一体アミたちは愛してくれるんだろうか?

デビューして10年経った人が言った言葉だとは信じられないくらいまっすぐで切なくて脆くて儚くて、そんな言葉たちをお酒の力を借りながら一生懸命自分の言葉で紡いでいるジョングクを見て私は気づいた。

この人には無条件にずっと愛を届けていかなければいけないんだと。それはなんでも擁護し甘やかすものではない。勿論。


タトゥーをいれたことでジョングクから離れていったファンがたくさんいた。タトゥーをいれてないあの頃の純粋なあなたが好きだったと。まるで今のジョングクは別人かのように。
かつては自分を愛してくれた人が、自分が自分の意思をもってしたことに対して傷つき離れていったのを見てもっともっとこんな醜い自分でも本当に愛してくれる?って、
自分が自分で動こうとすることで多くの愛を失ってしまう怖さみたいなものをずっと抱え込んでいたのではないかと。
これでもかってタトゥーを重ねる彼の姿を見て、私は勝手に「どんな姿になっても離れないよ」って願っていた。だから自分の熱い想いを痛みに代えて、自分の身体に刻みこみ続けることはもうやめて、と思ったこともあった。
自分を持って生きていくのに、愛してくれる人を傷つけないといけないなら、言われたことだけを上手にこなすロボットにだってなれたはずなのに、ジョングクはならなかった。

普通の人が欲しがるような地位や名声やお金や大きい家、そんなものはすべて持ち合わせているのにジョングクにはもっともっと大切で愛おしいものがあるんだなといつも思う。
それは決して特別なものでもたくさんあるものでもなく、なんならそれはとても少なく、私達にとっては身近すぎるものかもしれない。
もしかしたら、ね。

私が10年近くジョングクを見てきて感じたり思ってきたジョングクに、限りなく近い言葉が昨日本人から聞けて気がする。

直近の「なんで皆さんは僕たちのことを応援してくれるんだろう」とこぼしたジョングクの顔。
たぶん私一生忘れられない。いろんなことを考え導きだした答えもとてもジョングクの答えだった。ジョングクはいつだってジョングクだ。

私は、仮に自分が思う姿にジョングクがならなくても、極論バンタンの名をとり歌うことをやめたとしても裏切られたとは全く感じないし、
ジョングクを信じて応援していきたいという気持ちを後悔することも絶対ないし、これから先も絶対ない。
なんでだろう、なんでそこまで自分の気持ちや想いを振り回されても、ジョングクを信じることができるのは。

それは間違いなくジョングクがいつだって命をかけて私たちに音楽を通して愛を伝えてきてくれたからだ、そうだ。その姿をずっと見てきたから。自分の体調をコントロールできなくなるほど、不器用ながらに一生懸命愛を届けてくれたから。
ジョングクはいつだって前を向いていた、その先にいる私たちのために。

世間がバカにするようなファンとアイドルの関係にちゃんと線をおきながらも、お互いが愛されていると感じ、愛し続けたいと絆を深め手を取り合ってここまでいろんな困難を乗り越えてきた。
周りの戯言が気にならなくなるくらい、あたためてきたものがある。
そういう時間を重ねながら、信頼を築きあげていったのだ、私たちは。

ジョングクがこれから先も自分自身を信じて歩いていけるように、ファンの一人として私はずっと彼を応援し愛し続けていきたい。

変わっていくことをどうか恐れずに
誰かに許しを請うような人生ではなく、いつでも自分の軸をもって生きていってほしい。
それでも道に迷ったり、元気がでなかったり、愛を確認したいときは、勿論理由なんてなくてもいつでも私たちに会いにきてほしい。

永遠なんてものは最初からないんだと歌うバンタンたちが、痛いほどそのことを身に染みて実感してる彼らが、まだ見ぬ未来の先も敢えて7人であり続けようと声をあげてくれるのが、
切ないくらいに優しすぎる愛でしかないし、私たちもその結果を見ていけるよう待ち続けるしかできないのでけれど、
それでももっともっと大切なのは
その想いが結果として実らなかったとしても実ったとしても、その決断を選択した彼らの意思を尊重することを忘れてはいけないということ。
彼らに嘘や偽りの気持ちを抱かせながら私たちのために生きることはもうしなくていい、
今の私は心からそう感じる。

今はとにかくジョングクの本能の中に湧き上がってきている何かに、少しの期待を抱きながら私は今日も自分の道を歩くことにする。

待っててね、期待しないでね、なんて言われたってできるわけないじゃない。

だって私はあなたのファンなんだから。大好きなんだから。今までもこれからもずっと。
でもジョングクやバンタンの為に生きることはしない、生きる糧にして、隣で皆に彩ってもらいながら自分の人生を大切に歩く。

何も恐れず直進するのみだ、ジョングク。

정국이는 무슨 일이 있어도 행복해야 해 알겠지?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?