前澤氏の嘘(過去最高に過激です。)

はじめに

本当は否定的な記事はあまり書きたくありませんでした。
まず初めに他の参加者が前向きに捉えようとしている中で水を差す行為をしてしまい申し訳ございません。
ただ今回の記事についてはあまりにも方便がすぎるというか、かなり思うところが多かったので記事にしました。

また多少記事の内容に抵触する表現をする可能性がありますが、本記事については現時点でサンプル公開に93%(7万票超)の投票がはいっており全体公開となる可能性が極めて高い為、多少踏み込んだ記載をしています。

良かった点

まず良かった点を書きましょう!
まずMZDAOを通して、一部の資本家から自分たちの手に取り戻す。
という大目的を掲げられたことは良かったですね!

一番気になったのは、B社(MZDAO)で買うと圧倒的にお得という表現

前提として、売上1000億 利益100億のB社の時価総額は
時価総額≒約1000億 
という話がありました。
100万人いれば年間1人平均10万使えば1000億円の売り上げ。
時価総額も100万人に分けるんだから平均10万円分保有してることと一緒。
だから「圧倒的にお得」ですね?と。

当然ですが、継続性のある売上及び利益額だからこそPERで測れるわけですよね?
という事はその利益を享受する為には10年20年そこで買い続ける事を前提とするわけです。
仮に15年間継続してサービスを利用した場合、
利用金額平均150万円に対して10万と6.6%オフにしかならない計算です。
圧倒的・・・?誇大表現に感じるのは私だけでしょうか。


利用者(メンバー)が増えれば利益及び時価総額も上がりますよね?という考え

間違いです。
利用者が増えたところでそれだけ分配先も増えます。
仮に200万人になり、時価総額が2000億になっても平均10万円は変わらないですよね?
上記の通り行った場合、長期的に購入させられた初期メンバーが最も割を食い、最後に参入したメンバーが最も短期で利益を享受できることになってしまうので、初期メンバーに有利な加重平均処理はされると思いますが。

初期メンバー及び参入時期の早かった者へのインセンティブを厚くした場合

ただ加重平均処理がなされた場合、2つの問題があります。
・自身の利益の為に薄利となった第3者を勧誘するマルチ商法との違いは?
・分配率が悪くなるという事は後発組の参入メリットが減少する

という2点。

じゃあどうすれば良かったの?

そもそも論で言うと

事業案自体が間違っていたと感じている。
正直事業案とは〇〇市場で〇〇という付加価値をつけて市場に提供していく。
というものであるべきだが、
事業案のほとんどは「どの市場に参入するか」という部分のみで市場に対しどのような価値を付加出来るのかといった部分への言及がほとんどない。
それで事業案と呼べるの?

今回の記事でいうと

分配については利益の何%を配当する。と言った書き方は出来なかったのだろうか。

何故利益の何%を年間配当すると言えなかったのか。

利益は基本的に配当と内部留保に分けられます。
内部留保は来期以降の収益拡大等の為の設備投資などに利用する為に必要なお金となります。
配当性向(利益に対する配当の割合)は平均30%程度といわれており、高すぎる配当性向は来期以降への収益拡大を阻害する可能性があります。

勘の良いガキ方は気づかれたでしょうか。
メンバー100万人 利益100億で仮に30%の配当とした場合、平均配当額は一人3000円。
MZDAO会費の半額分にしかならず、「儲ける」と呼べない状態なんです。

逆に言えば、「一部の資本家不在」と言いつつ従業員数20名以下(https://startup-db.com/companies/YRyxG4KU0k9Jjlq7)の株式会社スタートトゥデイに60億円という支払いを行った上で利益を出さなければいけない。という事実があるという事です。

…まあ、邪推といえば邪推なのでこの辺りにしときます。


これから望む事

過ぎてしまった事は仕方ないので未来の話をしましょう。
今回のモヤモヤの発端は、今回の事業をする目的が市場への価値提供ではなく、
MZDAOメンバーが儲かるかどうかという部分に着目した内容だった事です。

事業決定までに、どのような価値を提供できるのかを明確にしてほしい。
別にこの際「値段が安い」でもなんでもいいです。
とにかく我々が立ち上げる事業にやりがいと誇りをもって挑めるように切に願っております。

正直前澤氏には失望したというのが本音

想像をはるかに上回る初期メンバー数
想像より大人だった年齢分布
想像より多かった事業案
リファラルの反発も想定外
Twitterの規約違反問題含め、
MZDAO始まって以来想定通りにいった事態ってなんかありましたっけ?

人間批判をする気は一切ありませんし、ちゃんとリスペクトもしています。
ただ前澤氏に任せっぱなしではなく我々メンバーがより深く介入する必要を感じました。

前澤さん喧嘩しましょう。

ちゃんとぶつかり合ってより最適な組織としていきましょうよ。

最後に

今回の記事で失望した事は否定しませんが、それでもMZDAOだからこそ出来る事業やアイデアは沢山あると思います。
今回の記事を投稿する事でMZDAO否定派を助長する流れになる事もわかっています。
真剣に取り組んでおられる方の足をひっぱるような記事を書いて申し訳ございません。

でも、臭いものに蓋して運営していくには規模がでかすぎる。
様々な批判意見があるかと思いますがわかったうえで、
ちゃんと1つ1つ向き合って事業を進めたいので記事公開する事に決めました。

ご理解頂ける幸甚です。


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