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百鬼夜行準優勝赤コン

初めまして、モルです。

今回、5月3日の百鬼夜行で準優勝することのできた赤コンについての解説になります。

初めての解説記事なので、読みづらいかもしれませんがよろしくお願いします。

全編無料となっておりますので時間がある方は読んでいただけるとありがたいです。

1.デッキリスト デッキ選択の理由

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こちらが当日使用した赤コンのデッキリストになります。もう片方のデッキは【創界神イザナギ&イザナミ】を使った樹魔霊獣デッキでした。

BO3というルールの性質上、同名カードは2つのデッキに合わせて3枚しか採用できません。
この点から、多くの選手の片方のデッキは現環境最強の防御札である【氷刃血解/ミブロック・バラガン・オリジン】の採用が1枚もしくは0枚のデッキになるだろうと考えました。
そこで、1つのデッキにイザイザを選択しました。

また、BO3において多くの人は初戦に安定したデッキを使いたいと思います。
このことから1stデッキにおける【氷刃血解/ミブロック・バラガン・オリジン】の採用率が高くなると予想しました。

そこで私は【氷刃血解/ミブロック・バラガン・オリジン】をケアできる、もしくは使われたとしても殴り合いに勝てるデッキを1stデッキとして使いたいと思い、赤コンというデッキを使うという決断に至りました。

2.デッキの特徴 デッキの回し方

赤コンというデッキタイプについてですが多くの方が構築したことがあったり、見たことがあるかと思います。
このデッキタイプの目的として相手の盤面を触りながら打点を刻んで受けが成立する前に決着をつけるという動きがセオリーだと思います。


よくTwitterで見かける赤コンのリストとしては、ゼッパンドンや魁、デュークモン・クリムゾンモード等のチェンジや煌臨を多用したタイプが多いと感じます。
これにより相手のリソースやシンボルを消しながら打点増強リーサルを狙うデッキタイプは当然強いと思いますが幾つかのデメリットがあります。


デメリットとして、【ミブロック・バラガン・オリジン】の突破が難しい点、耐性持ちや耐性をばら撒くカードを出されてしまうと突破が困難という点が挙げられます。
また、最近流行っているグランツシュタインを用いた煌臨コントロールデッキ相手に速度の面で劣ってダメージレースに負けてしまいます。


今回使ったデッキを構築する際のコンセプトは殴り合いに勝つことです。デッキの速度としては早い方ではありませんが、堅実な立ち回りを意識して使えば攻守のバランスの取れたパワーの高いデッキとなっています。


私のリストの赤コンで目を引くのはやはり【Re:超神星龍ジークヴルム・ノヴァ】だと思います。


このカードの特徴としてはやはり『ゲーム中一回お互い全ハンデス』が挙げられます。これにより氷刃血解を始めとした防御札のケアができます。


しかし、このデッキの目的は全ハンデスを通して相手を封殺することではなく【Re:超神星龍ジークヴルム・ノヴァ】によるライフ回復やアレックス、氷刃血解といった優秀な防御札を絡めてダメージレースに勝利することです。


あくまで全ハンデスは狙えたら良いな程度でプレイしましょう。

デッキの回し方

序盤は、相手のフィールドのシンボルを消す事を意識しながら相手にリソースを稼がれないように立ち回ります。


中盤は、序盤同様に相手のシンボルを消すことを意識しつつスピリットを展開しながら相手のライフを狙いに行きましょう。

終盤は、ダメージレースに負けそうな場合ノヴァの降臨を視野に入れて立ち回り、赤の世界によるライフバーンを絡めた攻撃でリーサルを狙いましょう。

コントロールデッキというデッキタイプである以上どうしても相手のデッキに合わせた立ち回りを要求されます。
ここで書いたデッキの回し方はあくまでも頭に入れておく程度で良いでしょう。
各デッキの立ち回り方は後述の対面知識で書こうと思います。

3.採用カード理由

ぶっ壊れ

超神星龍ジークヴルム・ノヴァ
すべてのテキストが強いです。4年前のカードとは思えません。
このカードの仕事としては、『ライフ回復』『全ハンデス』『シューターと赤の世界を絡めた1撃4打点』『高BPによる壁』『合計BP20000分の面処理』が主な使い方です。


デッキの特徴の部分では全ハンデスはあまり狙わないと書きましたが、デッキによっては全ハンデスを決めれば勝ちのような対面は存在するのでその場合は積極的に狙っていきましょう。


【煌星銃ヴルムシューター】を引けなかった場合素出しからの降臨も視野に入れます。
また、赤の世界を絡めた3打点によるゲームエンドはたまにあるので素出しも頭の片隅くらいに入れておくと良いかもしれません。


カードパワーがカードプールの中でも最高クラスなので混沌とした環境になった時、一際輝くカードです。
新弾初期の活躍は厳しいかもしれませんが、制限改定等で環境が変わる時には再び活躍が期待できます。

雷の四天王サカターノ・ベア
相手の初動を潰す枠です。基本的に序盤で引いたら即セットで問題無いです。
このカードの仕事としては『初動潰し』『召喚時によるスピリットの破壊』『アタック時の1ドロー』があります。


バースト召喚に成功した場合、赤の世界を絡めた早期の打点形成による決着にも一役買います。
また召喚時効果は強制なので出すかどうかは対面と相談です。

かっこいい


機龍皇ヴェルト・ラオム/機龍皇ヴェルト・ラオム-GODモード-
最強の面処理カードです。
このカードの主な仕事は『召喚時による面処理』『転醒、アタック時によるドロー』『ドラミの弾』『デカすぎる壁』です。


耐性をばら撒いているスピリットや場持ちの良いスピリットを召喚時効果で破壊することで相手の展開を狂わせることができます。
また、相手の裏返った【ミブロック・バラガン・オリジン】の処理もできるのも大きな仕事の1つです。
転醒時のワンドローも無駄なアタックをせずにカードをドローできるので最悪ドローソースになります。


しかしこのカードの真価はここからで、裏返った場合、相手にこのカードを突破されなければほぼ勝てるという点です。
必然的に相手はこのカードの突破にリソースを割かなければいけません。これにより、相手のリソースやターンを消費させる事ができます。


無理矢理アタック時効果で処理しようとしてきた相手にシューターとノヴァを合わせることができます。
また、シューターと合体した時のLv 3BPが21000と赤の世界では突破できないBPなので対グランツにおいて心強いカードです。
シューターと合体していた場合、このカードが処理された時に残るシューターにノヴァを煌臨するなど、相手の動きを著しく制限することができます。


また、長期戦になった場合デッキを全て引き切った上で、【AAAヴンダー】と合わせる事によりデッキを【コスモレッドドラゴン】3枚にして相手の盤面全てを焼却することができます。当日2回ほどこの状況になりました。

真転醒編の希望

宙征竜エスパシオン
なんでもこなすエリートです。
このカードの仕事は『面処理』『リソースの回復』『コア回収』『赤の世界のトリガー』『ドラミの弾』となります。


強すぎて説明することがあまり無いのですが
このカードが盤面にいるだけでドロー、コア管理、シンボル消しを継続的に行う事ができます。

アタックキャンセルからのノヴァ煌臨を狙う場合、トラッシュにコアを残した状態でアタックステップに入りましょう。

コスモレッドドラゴン
ネクサスを許さないミラージュです。
このカードの仕事は『ミラージュとしての機能』『ドラミの弾』『アタックキャンセルの生贄』があります。


基本的にはミラージュとしてのセットが運用方法ですが本当にリソースが無い時はアタックしてドローするのも選択肢になります。

赤の効果でスピリットを破壊するとトラッシュから戻ってくるので忘れずにその効果を使いましょう。
エスパシオンでドローしたい時に手札調節のためにドラゴンズミラージュの効果で空切りすることもあります。

選ばれし探索者アレックス
優秀な汎用防御札です。
このカードの仕事は『バースト効果による防御』『素出しからのリソース確保』です。


バーストとしてセットするかどうかは対面によって決めます。
先行1ターン目にセットするのは控えましょう。
バーストの通りが悪そうだったりアタックステップ終了メタが採用されているタイプのデッキだと分かったらセットせずに素出ししてリソースを伸ばす方向で。


このカードの防御性能が腐りそうだと分かった場合後攻1ターン目に出すことも考えましょう。
この時、手札に【宙征竜エスパシオン】がいる場合は絶対にコアを増やす方を選択します。

素出しした時、次のターンまで生き残った場合のリターンが大きいです。
また、このカードを処理するために相手もリソースを削らざるを得ないので、対面によりますが後攻にやることがなければ素出しするのも選択肢の1つです。

勝ちでいいです

一月幼神ディアヌス・キッズ
勝ちでいいです。
このカードの仕事は『ノヴァのメイン煌臨』『ノヴァのサーチ』です。

このカードを引いた瞬間にメインステップでノヴァを煌臨してアタックと同時に全ハンデスのプランを目指しましょう。
ここで、ヴェルト・ラオムが盤面に居る場合、ノヴァでアタックする前に裏返すことを忘れずに。


きちんと使えるコアの計算をしてから煌臨を行いましょう。また、相手の手札が1枚や2枚の時はハンデスする旨味があまり無いので面処理をすることも選択肢に入れると良いです。

なんやかんや優秀

煌星銃ヴルムシューター
痒いところに手が届くブレイヴです。
このカードの仕事は『ネクサス破壊&ドロー』『ノヴァの煌臨元』『合体することによる打点追加』『BP上げ』になります。


素出ししたターンにアタックキャンセルを行いながらノヴァを降臨する活用方法や、バースト召喚しノヴァを煌臨するという煌臨元が1つの役割となっています。

もう1つの役割としてBP上げがあります。ヴェルト・ラオムの所でも書きましたが、21000というラインまで重要なスピリットのBPを上げる事ができます。
この運用方法もよくあるので雑にバーストとしてセットするのは控えて、よく考えて素出しするかセットするか選びましょう。

また、このブレイヴ合体条件がコスト4とガバいです。
アレックスに合体してBPをあげたり、コスモレッドドラゴンと合体して赤の世界を裏返したりと器用な使い方ができます。
頭の片隅に入れておくと思わぬリーサルが見えるかもしれません。

英雄皇の神剣
自由枠です。
このカードの役割は『初動』『継続的なドローソース』になります。


当日は安定感を上げたいという理由で採用しました。revival後と合わせると2枚ドローできます。キマると気持ちいいです。

英雄皇の神剣revival
隠れMVPまであります。
このカードの役割は『初動』『継続的なドローソース』『召喚時を踏まないメインステップでのスピリット破壊』『BP上げ』『アタックステップ終了メタ』となっています。


本当に強いです。赤コンというデッキタイプとこれでもかというくらいマッチしています。
AAAヴンダーの効果と合わせると破壊&ドローをすることができるので、相手の盤面に触りつつリソースを伸ばすことができます。
召喚時バーストやライフ減少時のバーストを無駄に踏むことなく面処理できる貴重カードです。

またこのネクサスを配置して置くだけで相手のスピリットの召喚を牽制できます。
BP7000以下というラインがとても優秀で、相手のアレックスやLV2のエスパシオン、初動のスピリットをを破壊する事ができます。


BP上げに関してですがこれもかなり大きな仕事になります。
裏返ったミブロック・バラガン・オリジンLV3にヴルムシューターを合体するとBP18000ですがこのネクサスに2コア置いておくとBP21000となり赤の世界の範囲から逃れる事ができます。

BP上げは全てのスピリットに適応されるので、相手のシーズグローリー等のBP参照系の防御札を躱すことができるようになります。
エスパシオンが盤面に居る場合、適宜このネクサスにコアを置くといいかもしれません。


これはちょっと狡い使い方ですがBP上げの効果を忘れている方もいるので、BP勝負で返り討ちにしたりすることもできます。


このデッキにおいてアタックステップ終了メタが適応されるのは【雷の四天王サカターノ・ベア】のみになります。
しかし、サカターノ・ベアからの走り出しでライフを削った場合revival絶甲氷盾のケアや氷刃血解のバウンス対象をサカターノ・ベアに限定させることもできます。
これにより、隣のヴェルト・ラオムを守りながら打点を刻むといった動きが可能です。


軽減シンボルも優秀でこちらの盤面が0の状態から
ライフ減少時に氷刃血解を提示、バーストでアレックスの召喚に成功すると次のターン1コストで配置することができます。
更地から赤のシンボルを用意するという事が可能な貴重なカードとなります。2枚目を引いたら配置せずに握っておくとよいでしょう。


revival前と散らさずに3枚にしてもいいかなと思いました。

IQが一気に下がるレベルのパワー

赤の世界/赤き神龍皇
おかしい。
このカードの役割は『初動』『面処理』『ライフバーン』『打点増強』『ソウルコアの回収』が主となっています。


初動として張ることはあまりおすすめしません。本当にこのカードしかプレイできない、もしくは2枚最初から握っていた場合は配置する事が選択肢に入ります。


配置時の面処理はグッドスタッフ系のデッキによく刺さります。
また、単体で立っている『ミブロック・バラガン・オリジン』の処理するカードとしても使う事ができ、配置するタイミングによってはゲームの勝敗を左右する効果となるので、対面の状況に合わせて張る張らないを考えましょう。


このカードを配置した瞬間に打点が2倍になる上にこのカード自身もアタックに参加できます。この打点増強により、ゲームの決着に大きく貢献します。


しかし、転醒せずに配置しても理論上5回アタックすればゲームエンドです。ダメージレースを行う上でこのライフバーンは非常に有利に働きます。転醒するかはよく考えてプレイしましょう。

ノヴァの全ハンデスの後に転醒し相手のスピリットを破壊することでAAAヴンダーと合わせて、ゼロからのリソース回復が期待できます。

AAAヴンダー
今後もずっと強そう。
このカードの役割は『初動』『継続的なドローソース』
『自分のターンは触られない硬い足場』です。


序盤に配置する事が出来れば後半まで相手の足場の形成やスピリットを残す事を咎めることができます。
配置するのは早ければ早いほど良いでしょう。
サカターノ・ベアやヴルムシューター等のバーストで破壊が成立すれば相手のターンにもドローする事ができます。


ATフィールドの効果により自分のターンではソウルコアの乗ったスピリット以外の効果を受けません。
ホーリーサインや対面のサカターノ・ベア、ゼッパンドン等に触られないので、配置する事ができれば非常に優秀な足場として活躍も期待できます。

ドラゴンズミラージュ
コスモレッド、エスパシオンと一緒に今後も使われそう。
このカードの役割は『初動』『足場の破壊』『毎ターンの手札入れ替え』です。

初手に2枚もしくはコスモレッドドラゴンがいる時は配置して問題ありません。継続的なドローソースになります。


ミラージュとしての運用時に気をつけるべきポイントは残りのヴェルトラオム等の機竜の枚数を把握しておくことです。くれぐれも全てのヴェルトラオムを切るという事が起きないようにしましょう。

つよい

氷刃血解/ミブロック・バラガン・オリジン
ターンがもらえます。
このカードの役割は『防御札』『アタック抑制』『手打ちによるバトル中の防御』になります。


防御札としての性能は現環境トップクラスです。
アタックステップ終了メタを持つスピリットや、「アタック中アタックステップを終了出来ない」効果を持つアタック中のスピリットを手札に返すことでメタに対応する事ができます。


このカードに価値が着いているのは裏面の効果が如何せん強力過ぎるからです。2コア置いておくだけで相手のスピリットをアタックステップ開始時にデッキの下に戻す事ができます。
今の環境において、多くのスピリットはアタック時効果で相手の盤面を触ったり、煌臨時効果で盤面を触ります。

その効果を発揮させる前にスピリットを除去したり煌臨元を処理する事ができるので転醒に成功したらこのスピリットを大切に扱いましょう。
対面によってはこのスピリットの突破が困難な対面が存在するので、その場合は早めの転醒を意識しましょう。


また、手打ちによる防御札としても性能が高いです。バトル終了時の貫通や、高打点の一撃を守る事ができます。
相手の打点計算を狂わせる事もできるので使うタイミングはよく考えましょう。

双翼乱舞
便利なドローソース。
このカードの役割は『ドローソース』『神剣でセットした時の破壊誘発』です。


手打ちで運用する事でメインステップ中にデッキの上を見ることができるので、他のバーストがある時にセットする優先度は低いです。

4.採用候補カード

合体魔王獣ゼッパンドン
一生強そうなカード。

相手のターンに煌臨して面処理を行ったりドローする動きができるこのカードが強い事は間違い無いのですが、ソウルコアを使ってしまいノヴァが煌臨できなくなる方がキツいので不採用としました。

間違いなく強いカードなので、速さに重きを置いた赤コンであればキーカードになります。

カシウスの槍
採用するべきでした。


当日このカードを持っていなかったので採用しませんでしたが後日入れてみたら、縦引きが強いデッキなので欲しい時に結構持っていることが多いです。

現環境に置いてこのカードのバリューは高すぎです。
序盤のスピリットが大切な光導やゴットシーカー系を効果発揮前に潰すことで相手のテンポを大幅に崩す事ができます。


また、勝負の佳境で打つ事でそのままゲームエンドまで持っていく事ができたりと、プレイヤーの腕に依存する事はあれどとても今の環境において強力です。

輝きの聖剣シャイニング・ソードX
おなじみの赤コンブレイヴ。
3面処理に打点増強、裏返ってもノヴァの煌臨元と仕事量は多いです。しかし、面処理足場割は事足りていると思い不採用。


私が採用するとしたらサカターノ・ベアの枠に入れますが、そうするとブレイヴが6枚になってジャムジャムしやすくなるので安定感に欠けると感じます。


多少ジャムジャムしても優秀な面処理によって遅れたテンポを誤魔化す事もできます。
本当に好みの問題なので入れたい人は入れると良いでしょう。

5.対面知識

対グランツ  全ハンデス優先度…低
当日はこのデッキタイプをかなり意識しました。

基本的に速度で負けているので後手に回らざるを得ません。サカターノ・ベアは1ターン目に伏せた時しか機能しないとみて良いでしょう。
バーストに触れてくるカードがクロノドラゴンくらいなのでアレックスやヴルムシューターを伏せてターンを貰います。


クロノドラゴンが小突いて来たら氷刃血解を提示して速い段階でミブロック・バラガン・オリジンを立たせておきましょう。こうすることで相手側の速度が相当遅くなります。


また、ドラゴンズミラージュ等で割るネクサスの優先度は赤>紫>緑です。
打点が伸びる赤の世界は優先して破壊、次点でゼッパンドンの煌臨元になってしまう紫の世界です。

ミブロック・バラガン・オリジンや転醒したヴェルトラオムを21000ラインまで引き上げ、コスモレッドドラゴン等のスピリットを生贄として召喚しておくことで、赤の世界の配置時と転醒時の破壊から守る事ができます。

こうなるとグランツ側は突破が不可能になるので、最低の手段ですがTODや投了待ちも選択肢の1つです。
ヴェルトラオムを2面立てて小突いて行くことでどちらかが氷刃血解でバウンスされてもリカバリーが効きます。
ヴェルトラオムでデッキが回復するので山切れは無いです。じっくりいきましょう。

シューターからノヴァの煌臨についてですが、基本的にはリロードして使いましょう。仮にカシウスの槍やファラオムを踏んでしまっても煌臨元は残ります。
グランツというデッキがパワーカードで構成されているため、全ハンデスした後トップ解決されてしまう可能性が他のデッキより高いです。


リロードすることで高BP高打点が用意できるので相手にとっては相当な圧なはずです。また、全ハンデスを嫌ってリロードされた時にはカシウスの槍を当てないという人もいるかもしれません。


ターンを重ねれば重ねるほどこちらが有利になるので焦らずライフ回復と防御札を活用しダメージレースを行いましょう。

対赤白 全ハンデス優先度…中
基本的には有利対面です。

徹底的に足場を破壊する事を意識して早めの決着を目指しましょう。相手側にターンを与えるほどパーツが揃ってこちら側の受けが成立しなくなります。
しかし、更地からオモイカネとグランテラスが投げられる9コアというラインを意識しましょう。


赤白側はアーサーとダイナスティという不安定なネクサス破壊でしかこちら側のネクサスを破壊出来ないので、ネクサスは並べ得です。軽減が十分に取れたらヴルムシューターや赤の世界を利用して早期リーサルを目指しましょう。

対覇皇 全ハンデス優先度…中
難しい対面です。

覇王に勝つルートはミブロック・バラガン・オリジンを立てながらダメージレースを行う事です。ミブロック・バラガン・オリジンを立てておくと基本的に覇皇側はロードドラゴンでの走り出しができず、苦戦を強いる事ができます。

ミブロック・ブレイヴァーの効果でのライフ減少に対して氷刃血解を提示してミブロック・バラガン・オリジンを自分のターンに立てる事もできます。
ヴェルトラオムが転醒するとハジメからロードドラゴンを開いて走り出す事が困難になるので、ミブロック・バラガン・オリジンやヴェルトラオムで相手の邪魔をしましょう。

ヴェルトラオムにヴルムシューターを合体させておくと仮に除去されたとしてもノヴァの煌臨で切り返しがしやすいです。

サカターノ・ベアと神剣Lv2効果で氷刃血解のバウンス対象をサカターノ・ベアに絞ってヴェルトラオムやミブロック・バラガン・オリジンを守りながら小突くのが1番安全な戦い方ですがあまり現実的ではありません。

相手のトラッシュのカードをよく見て何を伏せているのか予想しながらゲームを進めましょう。
早期のノヴァ煌臨に成功したら全ハンデスを行うと覇皇側がジリ貧になるので成功したらいいな程度でいきましょう。

対氷姫 全ハンデス優先度…小
上振れは怖いけど落ち着いたプレイが重要です。

この対面こそダメージレースです。相手の盤面全処理を意識しつつライフを狙いましょう。

基本的にアレックスと氷刃血解があればターンを貰えるので、ライフが2個以下になったらノヴァの煌臨を行いライフを回復しましょう。

氷姫側は受け札が白晶防壁や氷刃血解なのでアタックキャンセルからのノヴァ煌臨が成功しやすいです。

対光導 全ハンデス優先度…最大
基本的にシューターノヴァを決めれば勝てます。

相手側にシンボルが残る事が無いように立ち回りましょう。創界神ダンを破壊すればアタックステップ中にこちらの盤面を触られる事は無いので、アタックキャンセルからノヴァを煌臨して全ハンデスを狙いましょう。

光導はバーストに触るカードが現状無いのでシューターをセットしておけば相手のターン中でノヴァの煌臨を行うことができ、ハンデス後の立ち回りに余裕ができます。
シューターが重なった場合はセットすると良いでしょう。

対白コン 全ハンデス優先度…小
良くも悪くも相手次第です。

白コンというデッキは特性上どうしても「初期手札+デッキの上のカード数枚」でのバトルになります。
上振れは怖いですが相手側は常にリソースが足りてないです。
煌臨元やチェンジ元を処理されると嫌がるので盤面除去を意識した立ち回りを心がけましょう。
出てくるスピリットやネクサスを絶対に残さないようにしましょう。


ヴェルトラオムを雑にドラゴンズミラージュ等で破棄しないようにしましょう。
耐性を貫通して焼却できるこのカードは白コンにとっての天敵です。大切に扱って丁寧に立ち回る事が大事です。


氷刃血解の提示はケアされる可能性がありますが手打ちで打点計算を狂わせる事ができます。
クロノドラゴンが転醒しないようにクロノのアタックに合わせて提示するのも有りです。


基本的にアレックスが越えられないデッキなのでセットしておくと殴り合いに勝ちやすいです。
しかし、上振れたらどのデッキでもキツいので割り切りましょう。

対イザイザ 全ハンデス優先度…大
氷刃血解が引けるかどうかが勝敗を分けます。縦引きを意識したプレイングをしましょう。


イザイザというデッキはネクサスに触るカードが無いのでネクサスは配置し得です。
相手の盤面を空にした上でノヴァの全ハンデスを行うとトップ解決を強制することができます。

しかし、手札にこちらが氷刃血解を持っていれば確定でターンが貰えるので、場合によっては狙わなくても良いです。
現状赤の世界によるライフバーンを止めるカードが無いので地道に立ち回るのも選択肢でしょう。

対導魔 全ハンデス優先度…大
キツそうな対面ですが落ち着いてプレイしましょう。


基本的にネクサスの全破壊を目指しますがドラゴンズミラージュで割るネクサスの優先度はデメテールが高橋です。デメテールが置かれていると数ターンに渡ってリソースを稼がれてしまうので、配置された場合はできるだけ破壊しましょう。

とにかく展開速度が速いので神剣やエスパシオン、サカターノベア等を活用して面処理を行い、できるだけ邪魔をすると導魔側は嫌がります。

また、全ハンデスするとほぼ勝てるので積極的に狙いましょう。

6.終わりに

今回は百鬼夜行で使用した赤コンについての解説をさせていただきました。

もっと書いて欲しい対面や、他のカードの不採用理由等が気になる方は是非私のDMに連絡ください。随時書き足します。

新弾が発売され環境が変わってしまうと思いますが、赤コンというデッキタイプが完全にダメになる事は無いと思うので今後を見据えた赤コンを考える価値はあると思います。

ここまでお付き合いありがとうございました。
それではいいバトスピライフを!

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