パブコメから見えた反AIの残念な思想

「AIと著作権に関する考え方について(素案)」に関するパブリックコメントの結果について
という題名のpdfファイルが文化庁から出されました。
94011401_01.pdf (bunka.go.jp) 

これについて色々と言われてるわけですが…。
反AIからの論というのが極めてお粗末であるということです。
まず第一に、なぜ最初パブリックコメントの募集の話が挙がった時に、
「様式なんてどうでもいい!硬いこと考えずに意見を送ろう」などという広め方を
してしまう人が出てしまったのか…。
第二に、2万も送られたのだから反映されてしかるべきだ!と考えてしまう人の存在。
これは投票ではないんですよ。多数決で何か決まるようなわけじゃないです。
そもそも同じ人が連投したりしてたのに、なぜ数を誇ってしまったのか。チョコワVSスフィンクスか?
大事なのは論でした。なぜAIを規制すべきなのか?なぜAIのみを規制すべきなのか?なぜ人ではなくAIを規制すべきなのか?
というのが必要だったんですが、集められたコメントの殆どは感情に任せたお気持ち表明。
中身のないものをいくら送った所で数にならないわけですよ。

論ずるに値しない。

個人の意見に対する文化庁からの回答の多くは、
・既存の法律で裁ける範囲だから個人で訴えを起こして下さい。
・今回の議題(AIと著作権)に関係のない話です。
・貴方の認識が間違っています。
といったもので占められていました。感情的に意見送った結果がこれだよ!
具体的にどういうことでしょう。

AI規制論のあれこれ

ケース1
AI利用者によってクリエイターの絵が盗まれ、または嫌がらせをされる被害がある。
そのためにAIは規制されるべきである。
返答
被害を受けているのであれば、それは現行の法律で裁けるので、訴えを起こしましょう。

著作権侵害に基づく権利行使が可能です。

既存の著作物との類似性及び依拠製がある部分が含まれている場合には、
既存の著作物の著作権者は著作権侵害に基づく権利行使が可能です。
みんな、AIによる被害!被害!という割に、訴えは起こさないんですよねぇ。
こんだけ連携感あるならカンパでもなんでもして訴え起こせばいいはずなのですが。前例もできて良いじゃないですか。

ケース2
AIの学習元データの中に、実在する児童ポルノが含まれている場合がある。
児童ポルノは違法であり、そのためにAIは規制されるべきである。
返答
違法行為は現行法で裁くことができます。
でもそれ別の法律であって今回の議題に関係ないでしょ?

これらの法令に基づく刑事罰等の措置を受けることとなります。

ケース1とケース2は、どちらも「AIを規制するべきである」とするには理由が結びついていない。
AIは道具であり、それを用いる個人の悪質さは非難されてしかるべきだが、
だからといってAIを使うこと自体が悪質であるとはならない。

これまでの判例通りに裁判所が判断します。

AIに限り、他の著作物との類似性をより広い範囲で認めるべき(著作権侵害にしやすくするべき)との主張も見受けられたが、
これも「なぜAIに限ってそんな措置が必要なのか」といったものがまるでなく、
AIも人も同じ基準で判断するぞと一蹴されている。

ケース3
生成AIは既存の著作物を切り貼りしてそのまま使っていることは明らかである。
AIを利用することは著作権を侵害するのと同義であり、そのためにAIは規制されるべきである。
返答
生成AIは既存の著作物を切り貼りしたものではありません。認識が間違っています。

貴方の認識違いです

前から生成AIを「コラージュ」と表現する人がいて謎だったけど、
コピーして切り貼りすることと生成AIの違いがわからない人っていうのがそこそこいるらしい。
ケーキを切れない少年たち。

一方でこういうものもある。

AIの透明性

AIの学習元の透明性を保つ為の取り組みは考えているらしい。

反AIフローチャート

AIの何が悪いのでしょうか。
1.生成AIを使うこと自体が悪いことである。YES or NO.
もしかしたらまだ日本でもアナログ生活をしている人はいるのかもしれないが、
殆どの人は機械に触れているし、何かしらで生成AIに関わっています。
写真アプリだったり翻訳アプリだったり、
そうでなくともデジタル絵描きなら使っているであろう様々な自動補正機能。
AIを使った加工 (clip-studio.com)
これが悪いと言い出すと様々な絵描きに問題が起きます。
答えはNO.

2.無断で学習することが悪いことである。YES or NO.
前述した自動補正機能等は自社が用意した権利のクリーンな学習データを用いているからセーフであり、
その辺に転がってる生成AIは他者の画像を無断で学習しているのが悪いことであるという論。
しかしこれは人間はOKとする理由になっていません。
人間も、絵を描きだした時にアンパンマンやカービィ、ポケモンなどを真似して描いただろうし、
"あの素晴らしい絵に憧れて"塗りやデフォルメを真似したりしたはず。
アニメSHIROBAKOからの引用になるが、「学ぶは真似ぶとも言うし」
多くの場合は、目指したかった絵柄に完全に到達することはなく、
迷走した挙句にどっかに落ち着くわけだけど(これが個性って言われるやつ)
本当に絵が上手い人だとピッタリコンで絵柄を模倣できたりもする。
流行りの絵柄を取り入れる行為は人の手を使っても当然に行われている。
パロディ芸やってる絵描きもいれば、声真似やってる芸人もいる。版権元の許可とって二次創作やってる人います?皆無断でしょう。
「無断で学習すること、無断で真似をすること」これらを悪いこととすれば、様々な絵描きにも問題が起きます。
答えはNo.
※ここでは「無断で学習、模倣することが悪い」とする論についてを話した。
法的解釈では人と機械で分けられているため、こちらについては記事の末に記す。

3.侵害者に比べて被害者の労が大きいのが悪いことである。YES or NO.
著作権侵害に対して訴えを起こすのは大変なので、
AIの模倣に対して国が自動的に罰を下してほしい!というもの。
…正気か?
真面目な話、具体的にじゃあどうしたいの?という話になりますよね。
裁判には時間と費用がかかってうんたらかんたら、そうだね。
でもそれは、本当に被害を認める内容なのか、悪質としてどの程度なのか、を審議する時間が必要なんだから当たり前じゃないですか。
じゃあさじゃあさ、被害者側の労の論を持ち出す反AIの言う所の落としどころを考えてみましょう。
1.被害者とされる側の主張を、審議を経ずに即断で常に全面的に認める。
2.国が創作物を常に監視し、国の判断で似てるとしたものを(被害者の訴えの必要なく)罰する。
どっちにしてもヤバすぎる。
1について。反AIあるあるなんですが、常に自分は被害者側であり、加害者になりうるパターンを想定してないですよね。
お金が発生するとなれば当たり屋的にふっかけてくる人はどこにでもいます。AIとか関係なく。
そういう人からいきなり「お前は俺のデザインパクってるから慰謝料払え」と言われるリスクを考えて無さすぎる。
こういう話だと「でも!誰がどうみてもこれはパクってるじゃん!悪質だと一目でわかるじゃん!」と言いがちなんですが、
そう主張してる人がスタンダードである保障がどこにもないですからね。客観的事実の根拠が主観じゃどうにもなんないよ~。
2について。これ要約すれば著作権を非親告罪にしろってことですよね。
ただの模倣なだけのAIに比べて二次創作とかスクリーンショット投稿のほうがよっぽど著作権的にはNGなんですけども、国に監視させろって本気で言ってんのか。
AI憎しでもはや自分が何言ってるのか、落としどころをどうするつもりなのかを全く考えてなさそうで、怖くなってきます。
答えはNo.

4.AIには"愛"がない。"温もり"がないのが悪いことである。 YES or NO.
著作権の話をした場合、AIよりも二次創作のほうがはるかに問題があります。
名前もデザインもそのまま版権元から借りてるのだから、似てるとかじゃなくそのまんまで、依拠性も当然認められます。
その結果反AIが持ち出した概念が"愛"です。
まず愛があると認められる条件は何なのか。
版権元にお金を沢山払ったことか?
それとも長い期間その版権を追い続けていたことか?
仮にそれが"愛"と認められたとして、AIには愛が無いとする根拠が何一つとしてありません。
AI側も学習元の大ファンで、全部のグッズ買いあさってるかもしれないですからね。
というか愛があって免除されるなら、ストーカーも虐待も認められてしかるべき。一方的な愛、愛の鞭は独りよがりなだけです。
愛があるから許されるわけはなく、答えはNo.

5.AI化によって人力で絵を描く仕事を奪うことが悪いことだ。 YES or NO.
前提として、AIの発展は多くの人に否定されているのでしょうか、それとも受け入れられているのでしょうか。
よくある主張「AIに反対する風潮が強く、反対しているのが民意であり、規制されるべきだ」
AI嫌いが民意であるのなら、顧客側もAI嫌いが多数であることが予想されるため、人の手描きであることがセールスポイントになるので仕事を奪うことはないはずですね。
さて、皆さんは包丁を買う時にどこで買っていますか?百貨店でしょうか。
服はどういったものを買っていますか?ユニクロでしょうか?
仕事が奪われるという話をした時これらは避けて通れません。
機械化、工業化、大量生産化の流れで、鍛冶屋にしろ裁縫業にしろ飲まれました。
しかしですよ、これらが無くなったわけじゃない。今でも鍛冶職人はいるし、手縫いで服を仕立てる人もいます。
これらの仕事が「やっぱり人の手で拘り抜いたものが良い」とする人に支えられているように、絵描きも「人の手で描いたものを買いたい」とする人に支えて貰えるでしょう。
まぁ仕事が減ることは事実でしょうけども。
それまでの仕事を食ってきて現代の便利さが成り立っています。絵描き皆もその便利さの上に乗っかってます。
よって、便利になることで仕事が奪われることは悪ではありません。答えはNO.

もしですよ、AIの進出の流れを受けて、
著作物を勝手に学習されるのってこんなに嫌な気持ちになるってわかった!もう二度とファンアートは描かないし他人の絵の描き方を真似することもしません!!
仕事を奪われるのはこんなに辛いってわかった!今後は刃物は鍛冶屋、服は裁縫屋に頼むし、電話には交換手さんがいるべきだし、セルフレジで人件費削減した店には通わないしレトルト食品も食わないしetcetc…
って気づきを得たんだったら大したものだと思うんですが、実際はそうじゃないんですよね。
支えてくれてる様々なものに気づかず、いつも自分は被害者側なんだと思い込み続けてる人が多いです。謎。

反AIの本当の主張

反AIの言説を纏めてみましょう。
・自分が他者の著作物を利用し、二次創作やミーム遊びをする。
 これは許されるべきである。愛は著作権よりも強い。

・自分の著作物が他者のAIによって模倣される。
 これは許容できない。

・自分の著作物が他者の人の手によって模倣される。
 これは愛を感じる限り許容する。著作権は親告罪である。

・他人の著作物が他者のAIによって模倣される。
 これも許容できない。(←!?)自分が被害に会ったわけではないが罪に問われるべきである。

…どうやら著作権に厳しい価値観を持っているわけではないようである。
あくまでAIを規制させるための理由付けに著作権というワードを持ち出してるような…。
この他、今回のパブリックコメントに対する返答について、
「沢山のコメントが送られてきているのに、コピペで返すことが許せない」
「ちゃんと見て貰えてないように感じる」という発言も多かった。

これらにより段々と反AIの正体が見えてくる。
彼らが棚に挙げる"愛"は概ね"労力"のこと。
労力がかかってるものほど尊いものであると考えており、
労力をかけたものは著作権を跳ね除ける力があり、
逆に労力をかけていないコピペは愛のない失礼なものと感じてしまうようだ。

AIを強く敵視する理由もはっきりわかる。労力をかけていないから。
自分たちはこんなにも労力をかけて絵を描いてるのに、AIは労力をかけずに出力する。
そんなのズルいじゃん!
建前で並べた著作権がどうとかは一皮むけたらボロが出るレベルだが、
本音は一貫している。AIはズルい。だから許さない。
自分が被害に会ってなくてもズルいから許さない。
「著作権侵害されてると思うなら訴えればいいよ」という返答に
なぜ反発し出すのかもはっきりとわかる。
彼らが、欲してるのはAIというズルに対する規制なのよ。
別に著作権侵害に憤ってるわけじゃないから。あくまで理由付けなだけ。
著作権侵害されてようがされてまいが、チート行為をBANしてほしいだけ。
それなのに「著作権侵害は個人で訴えれます!」って言われても、
彼らの憤りは解決しないわけですよ。
AI学習されても別にいいよって言ってる創作者に、被害にあったわけでもないのに噛みついていく理由もわかる。
著作権はどうでもいいんだよ!AIで出力するのはズルじゃん!

これはアナログデジタル論争の時も同じことが言われているのを見た。
デジタルは様々なツールで楽をしていてズルい。本当の絵はアナログによる絵だ。
そしてアナログの絵こそ評価されるべきだ…。
二次創作一次創作論争の時も同じことを言われているのを見た。
二次創作は他人の褌で描いているのだから評価されるのはズルい。
全部自分で描いてる一次創作こそ本当に評価されるべきだ…。

少し前、「AI堕ち」という言葉が使われたころの話。
手描きからAI出力に変わった人を「絵を描く楽しさを捨てたのか」
と揶揄する言説を多く見た。
しかし彼らが次に出る言葉は「AIなんて生みの苦労も知らないで」だった。
多分、彼らは絵を描く行為を楽しいと思ってないんだろうと理解した。
どっちかっていうと、
自分の出力したい絵を出力し続けてるAI利用者のほうが楽しそうだった。
絵を描くのは苦行。苦労は苦しい労と書く。
本当に絵を描くのが楽しいんだったらアップロードなんかしなけりゃいい。
オフラインで描いて、楽しかったっつって消せばそれでいい。
彼らが必要としていたのは評価だった。見られて評価されるのが成果物。
絵を描く過程はあくまで評価の為にやってる苦行に過ぎなかったんだろう。
そんな中、AIがポンと模倣してきたらそりゃあ困る。
自分たちがこんなに頑張ってプロ絵描きAの絵柄を真似してるのに、
AIはすぐに出力してしまう。こんなのズルいと思うのもわかる。

しかしアナログからデジタルに移行した人の多さに比べ、
AIに移行する人は極端に少ない。
これは私自身が絵を描く立場であるからある程度わかります。
AIに移行するには今までの絵を描いてきた技能はほぼほぼ役に立たない。
出力の後に修正を加える時には役に立つだろうが、出力の過程に今までの技術は全く介入しない。
せっかく頑張って絵を描いてきたのに、その能力が何も役に立たず、
一から勉強しなおさないといけないのって、とても嫌です。
それこそ絵が上手くなっていく過程を苦行と感じる人こそ、
新しく学びなおす=学びの苦行を思い出して辟易しちゃいます。

今回のパブリックコメントのことで理解できたこと


反AIが重要視しているのは愛と苦労。
反AIがAIを憎んでいるのはAI出力には苦労がなくズルいように感じるから。
反AIが二次創作やパロディを許容するのは、絵を描くのは苦労だから。
本音は著作権なんてどうでもいい。自分の侵害は許されるべき。
ただ、AI出力はズルだから規制かけてほしいだけ。自分が頑張ったのがバカみたいじゃん。
という人たちなんだろうなぁ。
以上。

追記:個人的スタンス
私はお絵描きを嗜む立場ですが、AIで出力した絵について批判はありません。
ディープフェイクによる詐欺や嘘の流布にはNGの立場です。
基本的に、何もしなくてもAIは普及していくものと考えています。
ツイッターにいると勘違いしがちですが、AI規制派とAI推進派だけでなく、その何百倍も多くの「クリエイトしない人たち」がこの世にはいるんですよ。
彼らは「AIとかどうでもいいけど便利になるなら嬉しい」立場ですから、その数多くの人たちによってAIは一般化します。間違いなく。
ここを見誤って、SNSによるオススメAIに「キミの思想に近いポスト用意したよ!」って言われるのに慣れると、
世界の意見が自分と同じように錯覚し、今回のように「皆に反対されてるはずなのに反映されないのは民意を無視してる!」みたいに思っちゃったりするわけです。エコーチェンバーですね。
それはそれとして、私はAIの有無に関わらず絵を描く上で最も障害になりえるのは他ならぬ反AIの皆様であると感じました。
前述してますが、AI憎しの果てに「じゃあ著作権を非親告罪にするね^^」ってなったらお絵描きの終焉だからですね。
ついこの前、AIは児ポと絡んでるものを出力していることがあるからAIは規制されろ!って押しかけたら、悪いのは児ポのほうだよね…?って言われて二次のロリエロまで全面的に規制されて喚いてたのを忘れるな!
故にこの記事を書きました。AIを推進する立場ではないですが、反AIがムチャクチャな言論を立てて手描きが被害被るのあほくさすぎるので。

※学習に関する法的解釈の話。
以下のファイルからの引用とする。
r1406693_17.pdf (bunka.go.jp) 令和1年
93903601_01.pdf (bunka.go.jp) 令和5年
まず根本的に、単にデータをダウンロードすることは違法ではありません。
違法ダウンロードは、違法なアップロードを経たデータをダウンロードする行為となります。
ダウンロードして個人で楽しむ分には問題ないよってことです。これを不特定多数に公開するとなるとそれは違法になります。


基本的な考え方

生成について、類似性や依拠性があれば被害の訴えが認められるということは前述した通りですが、学習は生成とはまた別の話になります。

機械の学習について、著作権法第30条の4によると、
・著作物に表現された思想又は感情を自ら享受し又は他人に享受させることを目的としない場合にはOKだよ。程度によるけどね。
というもの。
享受というのは見て楽しむってことですね。
…どういうこった。具体的な例は?と思うことでしょう。
93906201_09.pdf (bunka.go.jp) によれば、
>例えば、3DCG映像作成のため風景写真から必要な情報を抽出する場合で
あって、
>元の風景写真の「表現上の本質的な特徴」を感じ取れるような映像の作成を目的として行う場合は、元の風景写真を享受することも目的に含まれていると考えられることから、
>このような情報抽出のために著作物を利用する行為は、本条の対象とならないと考えられる。
重要なのは太字の所。最初から、特定の作品の複製のような出力を行うことを目的として学習させるような時は、第30条の4に示す条件を満たさないから悪いことですよ、となります。
元の作品をAIロンダリングしても、言い逃れはさせないぞって感じです。
・著作元の作品の実質的な複製を行い、それを人が楽しむ行為
これが著作者の利益を害するから問題だよ~というわけですね。
機械の場合、人間と比べればもっと正確な模倣ができるわけですので、
ほぼ完璧な、実質的な複製に利用される可能性を廃する為に「機械学習のみ著作物の利用を絞る法律がある」と見れますね。
逆に言えば単に様々な絵をAIに学習させる分には問題がありません。
だってAIは作品を見て楽しんだりはしないわけです。
著作元を見たのはダウンロードした1個人のみ。赤の他人がそれで楽しんだわけじゃないのでね。

学習における利用

学習させたものは学習済モデルとなるわけなんですが、
これ勘違いしがちですけど別にこの中に大量の画像が入ってるみたいなもんじゃないんですよ。数字がズラーっと並んでるものだそうな。
だから切り貼りしてるみたいな意見は門前払いされてしまうわけですが、
とにかく学習済モデルは画像それ自体をやりとりしてるわけじゃないので、
違法アップロードということにならないし違法ダウンロードにもならないってことになります。
だってダウンロードした側が元の画像を楽しむことができないわけですので、複製してないじゃんとなるわけですよ。
(ただし、そのようなAIロンダリングをして作品の実質的な複製を防ぐ為に前述した法律がある)
こう見ると、「AIはAI特有の問題はあるが先に防いでおいたぞ」としてるのがわかりますね。
そして、それ以外については人もやることだし人と同じでいくぞ、という答えになっていることも理解できるでしょう。

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