見出し画像

哲学って何

独断と偏見に基づいて哲学の定義を展開しようと思う。

哲学とは個人が真理に向かって辿ってゆく道である。

真理とは何か。それは知らない。現在模索中である。真理はとてもデリケートだ。そのデリケートさゆえ早急に結論づけてはいけないと思う。しかし真理が我と世界のあるべき姿そのものであることは間違いないであろう。

そして真理を理解するのは己自身だ。どの本も、グルも、宗教も教えてくれない。到達する道のりに供がいてもよいが、歩みを進めることができるのは己のみだ。

真理には解釈は存在しない。ただただ解釈があるのみだ。美しい花の前にして、ムクゲかフヨウか争うのは愚かであろう。ただただ美しさに吸い込まれれば良いのに。

真理を持つものは、決してある概念に固定されず、しかし確固たる軸を持つ。非真理的な概念に思考が固執することは悲劇を生み出す。

真理は決して理性のみを用いて到達することができない。それはカントが証明してくれた。人間が真理に到達するためには理性のみならず、我々の身体や霊性の全てを用いて達成することが重要だ。

そして哲学者が行うべきことは、自らの思索に従事しつつ、他人のために道標を残しておくことである。

それを辿り、世界唯一の真理に達する。これが哲学だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?