ブロックチェーンとマーケティング

・ブロックチェーンとは
「インターネット以来の発明」と呼ばれているブロックチェーン技術。

ブロックチェーンとは、一言で表現するなら
「分散型台帳」と言われるものです。

これは1箇所のサーバーにデータを保存するのではなく、
複数のサーバーに保存することでデータの信頼性を確保するシステムで、
・非中央集権
・破壊不可能
などの特徴を持ちます。

例えるなら「同期されている大量のスプレッドシート」のようなもので、
不正しようとすると
①1つのファイルの過去の数値を変更(不正)しようとする
②全てのファイルの数値と比較され、エラーとして元の数値が適応される
という処理が行われます。

これらのシステムから
・管理が特定の企業や政府ではなく世界中のサーバーによって行われる(非中央集権)
・特定者によるデータの改ざんがほぼ不可能(破壊不可能)
という点が支持されています。


・ビットコイン
最も注目を集めるブロックチェーンを使った仮想通貨のシステム。

世界に600種以上の仮想通貨が存在しており、それぞれの通貨に特徴がある。

その中でも最も有名なものがビットコイン
改ざんが困難なブロックチェーン技術で取引を記録することで、
既存の銀行、証券、クレジットカード会社などの第三者機関を経由せずに
送金などが出来るとして注目を集めている。

ユーザーとしてはSuicaなどの交通系ICカードとなんら変わりはない

ビジネスとしては、台帳への記録・更新作業(マイニング)がアツい
DMM、GMOなど日本の大手企業も今年参戦
通貨価値の増減が激しく、投機対象としても注目されている
(三宅は投資額約10%を損失)
中国やアメリカの一部の州では取引が禁止されている

2008年にサトシナカモトという謎の開発者によって提唱された
2009年のリーマンショック以降、危機に対してより安全な通貨として受け入れられていった


・IPOではなくICO
IPO=新規株式公開のこと。
会社が株式市場に上場することで資金調達を行う

これを仮想通貨で行うことをICO
IPOと形式はほぼ同じだが面倒な上場手続きなく資金を調達できるので近年注目を集めている。
2018年にはテックビューロがICO専用市場サービスを開始し、CAMPFIREの上場が決定している


・留意点
新しい技術のためまだまだ未確定要素が多い
そのため巷にはデマや誤認識も多く存在する
ICOで発行される通貨も下手したら価値ゼロ

”匿名制”については企業間取引情報も公開されてしまう


・ブロックチェーンとマーケティング
いまのところ特徴的なサービスはない
可能性としては広告のターゲティングが優位?

データの信ぴょう性を確保できる
→第三者機関が必要なくなる
→将来的にはプラットフォーム、強いては企業組織がなくなる可能性も?
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/733

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