令和の太宰がお送りする【妄想と現実のあいだ】短編小説こんな書き出しあるかもシリーズ

「第一章 虚無」

シンガポールのお土産を渡すために、彼女は何度か僕のデスクを訪ねたようだが、最近の僕は忙しく受け取れなかった。おかげで誰と行ったのかも分からない旅行のお土産を、バレンタインにもらう羽目になってしまった。

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