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推しから推しが増えたという話

1年ちょっとぶりに書きます。書ける時間が取れるようになったこと、書きたいネタができたということで。

今回は、「アイマスに狂っていたPがハロプロのJuice=Juiceにも狂うようになった」という話です。ハマったきっかけとかどこが好きとか、自分の中で整理して書き残していく感じで。


1.出会い

実在のアイドルをここまで好きになることは自分史上きっとはじめてです。これまでの私は、ローカルのテレビ番組でいつも見かけるSKE48が気になるとか、デビューしたその年に紅白に出場したと話題の欅坂46の曲を買ってみるとか、そんなもんでした。あくまでも「テレビのなかにいる有名人の誰か」。それは、ハロプロのメンバーにも同じことが言えます。たとえば、嗣永桃子さん(Berryz工房)。当時、バラエティで「許してにゃん♡」と可愛さを振りまいていたももちのことはよく覚えています。しかし、遠くの存在としてこの三者を捉えていたことに変わりはありません。

ところが、最近になってとにかくハロプロ、特にJuice=Juiceが凄すぎると、これまで記事を書いてきたミリオンライブ!のようにハマっていきました。

きっかけは、ミリオンライブ!もといアイマスとハロプロの「つながり」でした。
まず、ミリオンライブの『花ざかりWeekend✿』の雰囲気が、モーニング娘。の『泡沫サタデーナイト!』と非常に似ていると話題になっていたこと。

前者は、会社勤めのOLに焦点を絞っていますが、二つの曲は共通して「平日のもやもやするアレコレは忘れて、週末は踊り狂ってしまうおう!」と現実に生きる誰もが思うことを赤裸々にぶっちゃけて歌っており、私にはとても衝撃的でした。ただ画面のなかにだけいたアイドルが、「リアルの重み」をともなって目の前に現れた瞬間だったのです。
そこからハロプロの曲に触れて、さらに実在のアイドルが持つ説得力に驚くことになります。
今日は嫌なことあったけど帰りにうどん食べて明日がんばろ~とか、目覚ましが鳴らないことも急な雨に降られることもあるから念入りに色々備えようなとかいう曲があるのが面白すぎて。

そうしている間に本格的にJuice=Juiceを知る機会がありました。
それは、星井美希による『イジワルしないで 抱きしめてよ』のカバーがリリースされたこと。


星井美希にここまで合う楽曲を選曲した、恐らくP兼ハロヲタに心から感謝したことに加えて、本家の楽曲の素晴らしさにやっと気づいた瞬間でした。美希の15歳ながらに大人びた見た目や表現、少し幼い言動とのギャップ、背伸び感。それらを十分に引き出す楽曲自体にまず大歓喜。試聴動画の後、すぐに本家のMVを見に行き、ダンスの繊細さや目を引くメンバーの表情に再びビックリしました。こんな大人っぽい、でもかわいい表情をするアイドルというものは本当に知らなかったので、ドギマギ、というか、とにかく新鮮でした。
ところで、コメント欄でとにかく「ローズクォーツ朋子」という文字が目に入る。なにその変なミドルネームみたいな……。まだメンバーの顔や名前、声が一致していなかったので、まさかそれが当時Juice=Juiceのリーダーを指すとは知らなかったわけですが……。

それから数ヶ月後、『リスアニ!別冊「アイドルマスターシリーズ15周年音楽大全』の誌面において、ハロプロから3人コメントが掲載されていたのです。
そう!! 例の朋子さん、金澤朋子さんが!!

アイマスのP! 親近感!!!
ちょろいオタクの私は、ここで「これはもうこの方についてちゃんと知らないといけない!」と火がついたように様々なサイトを漁り始め、沼にハマっていきます。
ハマりたてで聞き倒した3曲。

そして、この時の最新シングルのMVにたどり着きまして、

DOWN TOWN』が来る日も来る日も受験勉強に文句を垂れ、だるい・眠い・でも勉強しなきゃの三拍子で生きてた私にぶっ刺さりました。暗い気持ちひとつで生活するのはムリだ! といい感じに気持ちを切り替えられました。ありがとうごさいます!(唐突)
ちなみにMVの個人的見どころは、
2:22~のボイパする井上玲音さん(すごい)・ダンスシーン
2:49の推しの工藤由愛ちゃん
3:03~(スタンディングオベーションするオタク)
そうしてあれよあれよと、『DOWN TOWN/がんばれないよ』のシングルを買い、アルバム2枚も買ってうきうきしてた矢先、ある「お知らせ」の存在を知ります。

2.完全にオタク化

「Juice=Juice 金澤朋子の卒業に関するお知らせ」

動揺。

リアルのアイドルは卒業する。
現実に生きている人間だから当然だ。
ドルオタではなかった私だってこれまで幾度となく目にしてきた。例に挙げたSKE48からもいつの間にかW松井はいなくなっていたし、平手友梨奈が卒業してからの欅坂46は見ていない。Juice=Juiceだって、ここ3年くらいで何人も卒業している。それに、まだほとんど知らないアイドルの卒業、にわかごときが何をうろたえているのかと思わないでもなかった。
決して卒業が悪いわけではない、けれどなぜ今……と思ってしまう。
そういうのもこの時が初めてでした。

「もうアイドルとして見ることができるのは、1回のライブしかない」
卒業するより前に出逢えただけマシだ!! と開き直り、勉強して、親に入試をやりきった後のライブ1回くらい……と許可を取り、勉強して……と繰り返している間にライブ当日、ライブビューイング会場に。
当日は授業後学校から直接向かったため、くたびれたブレザー姿でなんか浮きそうでヤダなぁとくだらないことを内心思っていました。が、制服姿の同じ年くらいに見える女の子が結構いる上、そこにいた男女問わずみんな何かしら「赤いアイテム」を身に着けている……!
なかなか体験できない空気感でした。

そんなこんなでライブが始まりました。
正直、ここで何かを語れるほど記憶がしっかり残ってはおらず、表現しきれる語彙もないのですが、本当に最高で、本当に感動した、にわかだからとか変なこと言わずにただバカになってあのライブを見に行ってよかった、ということは書いておきたいと思います。
そもそも、ライブの1曲目(『イジワルしないで 抱きしめてよ』だった)から大号泣するライブってある???ww
もう絶対声は漏れちゃってたと思う(あかん)。
金澤さんの「私はローズクォーツ」のフレーズの度涙が落ちていって、そういう自分にびっくりしながら右隣の席のお姉さんをふと見ると泣きながらガッツポーズしていらして。左隣のお姉さんも一本の赤いペンライトを胸の前で両手で握りしめて泣いていらっしゃるし、もうダメだったんですよ。きっと寂しかったのが一番大きくて、このメンバー構成で見れる最後のライブって嘘だろって思えてくるくらいみんな輝いてて、感動も多幸感も手伝って涙止まらん、みたいな。
金澤さん以外にも、本当にみーんなみーーーーんな良かった。良かったんだよ……。新メンバーがとか、ゆめりあいがとか、先輩のお姉さんたちやばいとか言いたいことはたくさんある。『Fiesta! Fiesta!』、『未来へ、さあ走り出せ!』、『Magic of Love(J=J 2015Ver.)』がもうヤバかった。最高のパフォーマンス詰まってた……。

けど、失礼のないようにBD出てから(もちろん予約済み)にでもちゃんと見直して語りたい。

このスピーチの部分(18:23~)、完璧すぎて素晴らしいので全人類に見て欲しい。
いつ何時見返しても、一生泣くと思う。
これまでのJuice=Juiceの活動の話。正直「どこのアイドルアニメの主人公なんよ……」と思わずにはいられない、でも確実に金澤さんが歩んできた大変な道のりの話。1年未満のファン歴の私には、到底知り得るはずのないことを重ねてきたのだろうと、ただ感心していました。
メンバーひとり一人に対して話す姿は、ここまでグループを引っ張ってきたまごうことなきリーダーの姿でした。
穴が開くほど読み直したお知らせの文章にあった通り、「病気のことがあって卒業を決意した」、「悔しいや寂しい気持ちがないと言いきるのは嘘になる」、「でも、自分で決めたこと」と話す様子には言い表すことのできない気持ちでいっぱいでした。

初めてのライブでここまでボッロボロに泣くとは。でも、裏を返せば、知って1年も満たないのに各メンバーの歌やダンスが凄すぎて、好きすぎるあまり泣いていたのでは? と思えてきたりして、前向きにこれからのJuice=Juiceも好きだー! と見事に沼落ちしましたとさ。

3.今

金澤さんは自分にとって推しだったのかというのはわかりません。しかしなにもかも素晴らしい人で惹かれたのは当然だったと思います。「Juice=Juiceの金澤朋子」が見れないのは、ハマるのが遅かった私が10割悪く、でも寂しいです。ので、いつか歌手? タレント? として完全復活のお知らせが来たら目いっぱい追いかけようと思います(言い方)。
そして、Juice=Juiceは最新シングルのリミスタに応募したり、今か今かと春のコンサートチケット一般販売を待っていたり、完全にオタクとして楽しんでいます(勢い)。ゆめちゃんがとてもいい子で、かわいくて全力で最近めっちゃ好きです。ゆめちゃんのおかげで最近タコ苦手を克服しました。

3rdアルバムも出るし、マジで今一番目が離せないアイドル!
Juice=Juice 最高!!

(後列がおもしろ過ぎ)

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