2020/04/07

朝9時に起床してSwitchの「どうぶつの森」を少しだけやるのが日課となっている。20歳を過ぎた頃からゲームは3日程やると飽きてしまう体質になってしまったので、あえて”少しだけ”にしている。

出勤がお昼過ぎなのでテレビのワイドショーで感染症に関するニュースを見ていると星野源に関する話題が流れる。家にいなければ行けない人たちに向けて『うちで踊ろう』という曲をSNS上に公開し、様々な人たちに向け楽器の伴奏やコーラスを重ねてコラボして楽しもうという物で世界の著名人達が参加していて気になったので思わず見入ってしまう。こうやって人と人が繋がってく感じ、なんだか現代版の『ウィ・アー・ザ・ワールド』みたいだ。星野源繋がりで思い出したのだけど、星野源の楽曲に近頃参加しているPUNPEEのライブチケットが当選していた。恐らくライブ系のイベントは軒並み中止になると思うので参加を断念せざるを得ない気がする。少し前に応募した嵐の国立ライブも近々中止のアナウンスが入ると思うと悲しい。

そうこうしている内に仕事に行く時間になったので30分の道のりを歩く。時短勤務や映画の公開延期が相次ぎ、仕事量も減っているので足取りは重い。感染症による緊急事態宣言がどうこうで今後の営業がどうなるか決まると昨日から聞いていたのだけど、翌日から1ヶ月ほど休みになってしまった。予想通りと言えば予想通りだけど、長くても2週間やそこらだと思っていたので思ったより長い。出勤すると朝礼や夕礼があり、アルバイトの方達に共有事項を伝えるのだけど、こういうネガティブな事を伝える時は自分がやる事が多い。少し前に土日が休館となる事を伝えた時は皆どよめいていた。今回1ヶ月休みになる事を伝えた時は皆んな覚悟していたのか、土日だけ休みを伝えた時より反応がなかった。後で聞いてみたら「まだ実感がない」らしい。

自分が勤務する映画館はショッピングモール内にあってフードコートもあるので休憩時は食事に困る事がない。この先かれこれ1ヶ月は来ない事を考えると最後の晩餐は迷わず100時間カレーを選んだ。ここ4〜5ヶ月で50回くらいは通ってるので店員さんにも顔を覚えられている気がして恥ずかしい。何故かサービスでサラダを頂いた。中国人の店員さんで名札を見ると”謝”という名前だったのだけど、何て読むのだろう。心の中で"シェイシェイ"と言っておいた。今日は自分が最後まで残る日なので皆んな先に帰って行く。退勤時に「お元気で」とか「また1ヶ月後に会おう!」なんて言ったら、皆んな寂しそうだった。僕も物凄く寂しい。仕事中、現場の見回りをしつつアルバイトやパートの人とコミュニケーションをするのが日課になっていたので、しばらく誰とも話さない生活に耐えられるだろうか。最初は面倒臭いと思っていたスタッフを褒める仕事も4ヶ月くらい毎日続けていると、これ無しにはやっていられないと思う様になってしまう。

明日から何をしようかとか考えながら帰り道に星野源の曲を聴く。『Stranger』というアルバムが好きで、この時期の星野源の曲って陰の部分が今より強く出ているので聴いてると切ない気持ちになるのだけど、今の心情にぴったりで寄り添ってくれる様で嬉しい。

さて本当に明日から何をしよう。


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