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人前で弾くってなんだろう。
コンクールシーズンが始まりましたね。
この時期になると家に届く冊子やマスタークラスなんかの案内も多くて
教室の壁が賑やかになります。
今日は限界の生徒が人前で弾くイベントがあったので、様子を見に行ってきました。
1日がかりのイベントでしたが、1日色んな方の演奏を聴いて得た感想が、
人前で弾くってなんだろう。でした。
ド失礼ですよね。本当にごめんなさい。
あのね、みんなすごく上手なんですよ。
一音も間違わないように頑張って必死に弾いていて。
でも、この人の演奏もっと聞きたいな!!って人があまりに少ない。
どうしてそんな風に聞こえるんだろうと不思議で・・・。
もちろん、ミスが無いように弾こう。テンポはちゃんと指示通りに
っていうのは当然なんですけど、それは基本的なことであって、
それをゴールにしたら良さが・・出てくる前に止まっちゃうじゃないかなって。
蕾のまま枯れちゃう・・みたいな。
もう頭の中はぐるぐるぐるぐる。
戻ってきた生徒にどうだった?と聞いてみたら
「後半4箇所もミスしてしまった。そこ以外はミスなしで弾けた。」
と返ってきたので、
自分が出したい音が出せて、したい表現や表情はできた?
一番好きなフレーズをとびきり素敵にお客様に届けられた?
ミスの個数じゃなくてそっちが大切だよ。(自分にも刺さって痛い)
と、伝えてみたところ
ふぇぇ〜ん?🤔という顔をしていました。
難しいよね!!
これから一緒に考えていこうね!!
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