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奥にあるもの

はじめまして。


雨宮 靖子 (あめみや やすこ)です。

医薬品登録販売者としてドラッグストアで働いています。

くすりと漢方のスペシャリスト協会(KKS)認定、登録販売者講師養成講座0期生として学んでいます。



note記念すべき第1号。


今日は、私の奥にあるものをお話します。


4年前、登録販売者試験に合格したての頃のことです。

働いていたドラッグストアのレジに、ひと組の外国人の母娘さんがいらっしゃいました。

お2人とも日本語がわからないようで、10代半ばのお嬢さんが困ったような表情をされていました。


手を出されたので視線を落とすと、手首。そこには(たぶん)出来たてホヤホヤの水ぶくれが出来ていました。直径4〜5センチはある大きな水ぶくれでした。火傷と思われるそれを見て、「大変。すぐ病院に行かなくちゃ!」慌てて店内併設の調剤薬局にお連れして、事情を伝えました。

レジはいつでも混んでいるので、お願いだけして急いでレジ業務に戻りました。


どのくらい時間が経ったのでしょうか。

先ほどの母娘さんが、またレジにいらっしゃいました。

包帯が巻かれた手首を見て、「病院で手当てしてもらえたのね。よかった。」と思い、笑顔のお2人に笑顔で応えたその時、「あ・り・が・と・う」と恥ずかしそうな声で、大きくはないけれど、ハッキリ2度、伝えてくれました。


その瞬間、私の心の中にサーッと爽やかな風がふき抜け、なんとも言えない充足感で満たされました。よかった。本当によかった。心から思いました。目頭が熱くなりました。


この時、実際は私は何もしていません。ただ調剤薬局にお連れしただけです。

それでも、この時のあの気持ちが、ずっと奥にあって、誰かのお役に立ちたいなと想い続けています。




登録販売者試験に合格したけれど、勉強を続けるモチベーションが続かない、何を勉強したらいいかわからない、店頭に一人で立つのが怖い、などなどお困りの方のサポートをしています。


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最後までお読みいただきありがとうございます。

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