見出し画像

【競輪】2024年静岡記念たちあおい賞【GⅢ】注目選手をパワプロ風に紹介してみた

どうもゲンコツでございます

私はいわき平記念プレビュー記事で注目選手を脇本選手、古性選手、新田選手、吉田拓矢選手の4人を挙げましたが、
地元福島の新田選手が新山選手のカマシ先行に乗って、見事に地元記念初制覇を果たしました‼

いわき平競輪場は他場よりもかなり長い直線(川崎や静岡と比べ4~6mも長い)ということでゴール前での逆転が起こりやすい条件に加え、
今開催はボートなら開催が危ぶまれる程の強風の影響で、
競輪では珍しい3連単10万車券が連発‼

3連単全通り504点買うだけでもプラスだったかどうか、
比較的風が弱かった最終日以外で実際調べてみたところ、

初日は379,630円の超特大配当のおかげでプラス約100,000円
2日目は20万配当×2回ありましたがマイナス約32,000円
3日目は10万配当×3回に対し、4ケタ配当3回のみのおかげで、
なんと約240,000円プラスとなりました

公営ギャンブル好きの穴党の皆様、
極寒で強風という荒れた天気の日は、
競輪で3連単全通りをチャレンジしてみませんか?
(ただし、雨の日は
9車でも強い選手の逃げ切りが多いのでやめるべき‼)

※車券は自己責任でお願いいたします
ちなみには私は回転資金がないのでやれません苦笑


比較的に堅めの配当だった最終日でしたが、決勝戦で3連単116,490円と大荒れしました

決勝戦の予想は、残念ながらハズれてしまいました(泣)

買い目は上記の記事で書いたとおりに買いました

3連単 1-7-239、1-38-389(7点) 
3連単 7-2=138、3=8-17、137ボックス(16点)

スタートで東北ラインが誘導の後ろを取って、残り2周で新山選手がツッパリ先行するのが予想のセオリーで、
大半の方はそう予想したと思われますし、私もそれ以外はないと思っていました

しかし、スタートして1番車の新田選手は最初から取るつもりがなく、誘導の後ろは近畿ラインが取りました

その時私はやられたと思いました

ツッパリ先行なら、東北ラインの後ろで最後まで脚を溜める山田庸平選手に差されるリスク、
そして他のラインに3回番手の新田選手の位置を脅かされるリスクを考慮したのでしょう

新山選手のスピードでカマシ先行で先頭に立てば、新田選手の位置を脅かされるリスクは低いのです

今後は新山選手のカマシ先行が増えるかどうか注目したいですね

近畿ラインが誘導の後ろを取りに行ったのは、一言で言えば車番が悪いから
もし九州の4人が全員車番が悪かったら、誘導の後ろを狙ったかもしれません

残り2週で近畿ラインの先頭窓場選手が一旦ツッパったのは、
ここで引いてしまうと最後方からになってしまうので、そこから巻き返すのは非常に厳しいからです

ただ、ここでペースを上げても当然脚が持たないので、
内を開けてけん制した動きを見せたところで、すかさず反応したのが山田庸平選手です
内を掬って先頭に躍り出て、カマシ先行を仕掛ける新山選手を待ちます

もう一つの九州ラインの先頭嘉永選手は、判断に迷いがあったと思われ、
いつの間にか最後方まで下がってしまいました

嘉永選手は九州ラインの先頭を主張した伊藤旭選手にまだ早いから任せられないというコメントがありましたが、
嘉永選手は新山選手のスピードを甘く見ていたのではないでしょうか

昨年の競輪グランプリであの捲り主体の脇本選手がジャンが鳴った時点で、
新山選手を早めに叩きに行って、逃げの手に打ったわけです

脇本選手がそれだけいまの新山選手のスピードに脅威を感じていたわけですから、
新山選手に対抗するには九州4車で早めに仕掛けて番手捲りを敢行するしか方法がなかったわけです

それで勝つのは厳しいかもしれませんが、九州の団結力の薄さが原因で消化不良のレースになってしまいました

残り1周で嘉永選手が仕掛けますが、捲りのスピードに勢いがありません
新山選手が新田選手のために全力で踏んでいたのでしょう

2コーナーを過ぎて山田庸平選手が仕掛け、新田選手に並びかけますが、
残り半周で新田選手は山田庸平選手の動きに併せて発進し、山田庸平選手との激しいもがき合いでしたが、
いくら新田選手が全盛期からピークアウトしたとはいえ、
常に先行ではなく、しかも位置取りに脚を使った山田庸平選手相手に、
番手捲りの新田選手が踏み勝つのは当然で、この展開なら優勝は約束されたものでした

そして一番最後に仕掛けたのが窓場選手がゴール前で山田庸平選手を抜き去り2着に入り、
最後に仕掛けたからとはいえ、この強いメンバーに2着は非常に立派でした

ただこの結果がG1全日本選抜競輪に繋がるかは非常に微妙で、
印象に残ったのが新山選手のスピードに磨きが掛かっているのと、
準決勝で敗退しましたが、吉田拓矢選手が出走メンバー次第でかなり上に行けると思いました


2/1(木)~4(日)まで静岡競輪場で静岡記念~たちあおい賞~GⅢが行われます

やはり注目すべきは、地元静岡の深谷知広選手でしょう

今年は優勝に燃える地元静岡深谷選手

昨年静岡記念は地元静岡渡邉雄太選手の番手、しかも後ろにはあの郡司選手、
そして佐々木眞也選手の4車編成なら優勝する最大のチャンスでしたが、
ゴール寸前で郡司選手に差されてしまい、惜しくも優勝を逃してしまいました

しかし、その後G2共同通信社杯制覇、SS9人に選出され、そして競輪グランプリで惜しい2着の実績をひっさげて、
今年は昨年以上に地元の期待を背負って参戦します


そして、深谷選手の相棒で昨年静岡記念を制覇した神奈川の郡司浩平選手も当然参戦します

昨年静岡記念を制覇した郡司選手

SS9人から陥落したものの、今年は地元川崎記念で深谷選手の先行に乗って4連覇を決め、幸先のいいスタートを切っただけに、
今度は深谷選手のサポートに回るとは思いますが、昨年静岡記念記念を制覇した南関東の王様であるのが郡司選手ですので、
やはり深谷選手にとって頼りになる相棒である反面、最大のライバルでもあるのです

正直この2人が決勝に乗る可能性が非常に高く、さらに同地区の強い先行選手神奈川の松井宏佑選手や地元静岡の渡邉雄太選手が決勝に乗れば、
今年もこの2人の優勝争いになりそうなのですが、
松井選手は前節の岐阜F1戦で格下相手に苦戦をしいられ、渡邉雄太選手は川崎記念で落車してしまいました
どちらも本調子でない状態で迎えてしまうと、他地区の選手にもチャンスが巡ってきます


私が注目している選手は、群馬の小林泰正選手沖縄の伊藤颯馬選手です

SS9人で大宮記念を制覇して絶好調の山口の清水裕友選手や、
中部地区の王様で左重心理論でお馴染み、岐阜の浅井康太選手
元五輪代表候補で、和歌山記念の地元上位独占の立役者、福井の寺崎浩平選手も参戦しますが、
私はこの2人は今開催がダメでも、今後注意すべき選手だと思っています


まず小林泰正選手は、デビュー戦で1着になったものの斜行で失格になるという珍しい選手ですが、
それ以降は2020年ヤンググランプリに出場したものの(8着)、記念優勝もしていない非常に地味な選手です

昨年から急激に力を付けた群馬の小林泰正選手

しかし昨年から急に先行力が上がり、昨夏の和歌山G3で初決勝進出、
G1寛仁親王牌の成績は4452でも、他地区の先行選手に引けを取りませんでした

そして競輪グランプリシリーズ(F1戦)で佐々木悠葵選手の番手捲りではありますが、久しぶりに優勝を決めました

そして今年初戦の伊東温泉F1戦初日特選で、
新田選手相手に先捲りを敢行し、新田選手を完封して1着を取ったことは、
私だけでなく、多くの競輪ファンや選手に衝撃が走ったことでしょう

栃木の眞杉選手がオールスター競輪を制覇したことが刺激になったと本人は語っていますが、
そんな簡単にすぐにパワーアップできるなんて、競輪選手は本当にポテンシャルの塊です

G1優勝者に比べ実績がないことから、パワプロ風データは特殊能力がほぼなく、非常に地味な印象を受けますが、
最近の活躍からゾンビ脚(併走が続くと持続力アップ)エースキラー(自分より強い先行選手の持続力を減少させる)を付けることにしました

それぐらい私は期待している選手ですので、準決勝まではめちゃくちゃ応援しますので、ぜひ決勝戦でお待ちしております


伊藤颯馬選手は競輪選手では珍しい沖縄所属の選手です
男子で沖縄所属の選手は20人もおらず、S級はたった2人だけ、
しかも競争得点は110点前後とダントツでトップで、沖縄所属で歴代最強選手といっていいでしょう

数少ない沖縄所属でも110点をキープできる伊藤颯馬選手

21年ヤンググランプリに出場してから、22年は特別競輪の常連になりましたが、
伊藤選手が注目されたのは、22年の競輪祭1次予選で脇本選手と対戦し、
脇本選手がジャンで仕掛けたところ、ちょうど脇本選手と併走になり、
脇本選手の脚を削りながらの競り合いがあったことで、脇本選手に先着し2着になりました‼

脇本選手はラインの先頭、伊藤選手はうまく他の選手の番手を走ってましたので、
まだ当時23歳なのに伊藤選手の巧みな作戦に驚かされました

しかし、こんなレースができるのにもかかわらず、なかなか目立つような成績が上げられないのは、
若手ということで自分の着順関係なくラインに貢献する走りをするケースが多いからです

それでもG1ではどこかで一発穴を開けるのが伊藤選手です
他の選手が落車したり、失格になったときに好走するイメージが強く、
オールスター競輪では宿口選手が失格になるほど大きく外側にはじかれても、
そこから冷静に立て直し、捲り追い込みで1着になったレースを観て、
今後番手を回る機会が増えた時に非常に頼りになる選手になると思っておりますので、今後長い目で見てほしい選手です


今回は我が地元静岡競輪場の記念ということで、約4000文字を超える記事になりました
長くなってしまい申し訳ございませんでした

今回の記事を始め、気にっていただければ、
💖を押していただけますと励みになりますので、
押していただけると幸いです

今後も競馬だけでなく、競輪記事も書いていきますので、
競輪も一緒に楽しみましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?