【第49回エリザベス女王杯】ルメール騎手騎乗馬を調べてみた【レガレイラ】
どうも、ゲンコツでございます
週末はブリーダーズカップに参戦したルメール騎手ですが、
BCターフでは、ローシャムパークを見事に2着に導きました‼
さすがに22年このレースの勝ち馬で、今年のドバイシーマCで復活し、
再び古馬トップクラスに帰ってきたレベルスロマンスには敵いませんでしたが、
折り合いの悪い馬を最後方で脚を溜め、後半から徐々に位置取りを上げていき、
距離ロスよりもこの馬の持続力と気分良く走らせたことで、最後レベルスロマンスに迫る程まで差を詰めました!
世界のスーパージョッキーであるデットーリ騎手騎乗のエミリーアップジョンは、
ローシャムパークがずっと外にいることがジャマだったのか、直線では内から抜け出そうとするものの、
前が詰まって脚を余してしまい惨敗しただけに、
馬の特徴を活かせる騎乗をいつつ、ライバルの馬をうまく封じるという高度な騎乗をいとも簡単にできるのがルメール騎手です
しかしBCクラシックでは、昨年2着の悔しさを晴らすためデルマソトガケに騎乗したのですが、
激しいハナ争いを制して果敢に、いや無謀な逃げになってしまい惨敗しました
ちなみに前半800m44.96秒のペースで逃げたのですが、
実はBCスプリントの前半800mが44.12秒で0.8秒も速いペースとのことで、BCクラシック過去最速のペースで逃げてしまいました
ただでさえ逃げるようなイメージがない馬を、
まさかペースが日本よりも厳しいアメリカダートでハナを切るなんて信じられませんでした
BCターフでの好騎乗した次のレースで若手騎手のような失敗をするなんて、
ますますルメール騎手がわからなくなりました
今回も前置きが長くなってしまいましたが、
今回はエリザベス女王杯の前にもう一度ルメール騎手自身と、
ルメール騎手が騎乗するレガレイラについて調べ直し、
エリザベス女王杯で好走できるのか否かを考えてみたいと思いますので、
今回もよろしくお願いします
※ちなみに調べていくにつれ、これまで知らなかったことがイロイロ判明し、私も非常に勉強になりました‼
【ルメール騎手のコース相性】
まずルメール騎手の京都芝2200mとの相性について調べてみましたが、
2023年改装後の実施レース数が11回しかありませんので、
芝2200m~芝3200mの成績(実施レース数23回)について調べてみました
上位にルメール騎手がいないと思いきや、なんと3101、勝率6割‼
当然単複回収率も100%を余裕で超えてます‼
そもそも京都芝コースすべてのGⅠレースで5012、勝率5割以上ですので、
京都芝外回りコースで距離が長いレースのルメール騎手は本当に手が付けられませんので、
このデータを見せつけられたら、レガレイラ1着固定で買う以外選択肢がありません
天皇賞・秋の記事ではルメール騎手が馬券圏外になったレースを調べることになるのですが、
レース数自体も少ないですので調べようがないので詰んでしまいました(泣)
【ルメール騎手騎乗馬のコース相性】
次にエリザベス女王杯に騎乗するレガレイラについて調べてみました
馬自身は京都芝2200mどころか、京都競馬場自体初めてですし、
これまで桜花賞と秋華賞を使いませんでしたので、
長距離輸送自体も前走中京競馬場で行われたローズSが初めてでした
そもそも木村厩舎は栗東留学を積極的に行う厩舎で、
この馬にも普通に留学に行かせそうなものですが、なぜやらないんでしょうか?
【スワーヴリチャード産駒の距離コース別実績】
そしてレガレイラの父であるスワーヴリチャード産駒の京都コースの実績を調べてみると、
まだスワーヴリチャード産駒は2世代しかいないのと、京都芝2200m自体の施工が少ないので、
ここは全コースの中で出走回数10回以上、複勝率4割以上の成績が良いコースを抜粋することにしました
同じ馬が何回も出走するコースもありましたが、中距離に偏っているのと、
スワーヴリチャード産駒があまりコーナーリングが上手ではなかったからか、
ワンターンコースやゆったり回れるコースが向いています
その反面、ローカル競馬場のようなコーナーリングがモノをいうコース、
それ以外の競馬場でもスタートしてすぐにコーナーに入るコースが苦手だと思われます
あとダートは本当にひどい成績なのは、ダート適性だけでなく、
コーナーリングが下手という理由もあるのかもしれません
念のため苦手なコースの一例を挙げておきます
まだ2歳戦や未勝利戦なら能力だけで苦手なコースを克服することもありますが、
古馬や強い馬と戦っていくとなると、より顕著になると読んでいますがどうでしょうか(コラソンビートが好例)
話を京都芝2200mに戻します
このコースの特徴ですが、スタートが1コーナーから近くないのがこの産駒にとって良いですよね
外回りコース、勝負所で下り坂、直線平坦なのも、コーナーリングが下手な馬にとっては悪くないはずがありません
成績自体は1003ですが、1番人気1着以外はすべて9番人気以下の馬の凡走で、
レガレイラにとって全く参考にならないのではないでしょうか
【ルメール騎手と騎乗馬の相性】
このままでは全国百万人の穴党読者の皆さん(笑)がガッカリする内容になってしまいます💦
なんとか突破口がないのか、スワーヴリチャード産駒と騎手の相性を調べてみました
スワーヴリチャード産駒だけの特徴ではないのかもしれない前提で読んでいただきたいのですが、
この産駒は継続騎乗するとどんどんダメになっていく気がするのです
アーバンシックはクラシックで馬券圏内に入ることができず、
横山武史騎手では手詰まりになったと判断されたのか、
秋からはルメール騎手に変更したことで菊花賞制覇まで突き進みました
スウィープフィートは永島騎手から武豊騎手に変更したことでチューリップ賞を勝利し、
下級馬でもデビューして3戦勝てなかったベンサレムがルメール騎手に乗り替わると、
未勝利を勝つどころか、2勝クラスまであっという間に卒業しましたので、
乗りづらいことで騎手変更で活路を見いだせる産駒であると考えられます
しかし、スウィープフィートは桜花賞、オークスではあと1歩足りず、
レガレイラ自身もルメール騎手でもダービーはしょうがないとして、
ローズSでも春同様折り合いにかなり気を使い、5着まで追い込むのが精一杯でした
他の馬を調べても、継続騎乗したといって勝てるほど甘くない馬が多く、
テン乗りで勝ってもあとが続かない馬が多いようですので、
レガレイラは春から成長しているのか、このレースが試金石となります
【まとめ】
レガレイラ自身が仕掛けるとすぐにエンジンが掛かる馬で、
どこで脚を使うかが勝負のカギとなりますので、
菊花賞でのアーバンシック同様、ルメール騎手の手腕かかってきます
アーバンシックはテン乗りでしたので、先入観なく乗ることができたことも大きいですが、
レガレイラはすでに何戦も乗っていますので、逆にルメール騎手も打開策をみつけるのは相当悩ましいのではないでしょうか
エリザベス女王杯はルメール騎手自身の京都開催の圧倒的な存在感から、
レガレイラ独壇場の雰囲気がありますが、
私はルメール騎手のデータはシランケドの精神で、今回は馬自身で判断したいと思います
今回もご覧いただきありがとうございます
それでは次回の記事でまたお会いしましょう
みんなでいい週末を過ごせますように‼
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