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第65回競輪祭決勝総括

どうもゲンコツでございます

早速ですが競輪祭決勝を振り返ります
予想記事はコチラでございます


☆予想発表

①太田海也選手の優勝
3連単5-2ー4678
2車単5-46

②松井選手の優勝
3連単 4-6-278
3車単 4-2-5678
2車単 4-26

③簗田選手の優勝
3連単 6-24-2478
2車単 6ー24

☆結果

1着7眞杉選手
2着4松井選手
3着2松浦選手

北都留選手がスタート後の位置取りで失敗した瞬間、非常に嫌な予感がしました
そしてG1決勝戦初出場の選手がちょっとした隙を見せていたのが、
眞杉選手の優勝につながったのかなと思いました

☆展開考察

松浦選手がスタートを取り、その後ろが南関ラインはすんなり決まりましたが、
最後尾にいた眞杉選手が半周過ぎてからスルスルと前に行って、
脇本選手の前の位置を確保したことに対し、
位置を決めかねていた北都留選手も1周過ぎて脇本選手の前に行こうとしたら、さすがに譲ってくれないのには笑いましたが、
これが眞杉選手北都留選手の運命が分かれたといっていいでしょう

残り2週になる前に近畿ラインが動いて、南関ラインを外から被せて、
少しでも深谷選手の仕掛けを遅らせようとしましたが、
すぐに深谷選手が引いたのはファインプレイです

そして残り2週を過ぎてすぐに深谷選手は先頭の中国ラインを追い越し、
私の展開通り、深谷選手の先行体勢に入りました

中四国ラインはこれは想定内だったと思うのですが、
南関ラインの後ろにピタッと眞杉選手がいたことは誤算だったと思います
太田海也選手が初G1決勝の雰囲気に飲まれ、どう判断したらいいのか迷ったのは明らかで、
すでにG1勝ちの貫禄と、横の動きも強い眞杉選手にビビったことで引くことしかできず、
結局南関ラインの後ろを取れなかったのが中四国ラインには致命傷でした

残り1週 9①(近畿)⑧(北都留)2⑤(中国)⑦(眞杉)64③(南関)⇒

残り1週で脇本選手は前に行こうとしましたが、残念ながら時すでに遅し
深谷選手は南関ラインのために全力で駆けていては、全く前に行けずに万事休すでした

今度は太田海也選手が仕掛けるか、松井選手が番手捲りを放つ前に、
その誰よりも先に仕掛けたのが眞杉選手です
太田海也選手と仕掛けがバッティングしたことで、中国ラインは前に出ることができません
そして松井選手が慌てて番手捲りしたものの、松井選手のダッシュ力の凄さが仇となり、
南関ライン3番手の簗田選手が離れてしまいました

眞杉選手太田海也選手を振り切り、松井選手の番手に収まったことで、
最後松井選手を交わせたのではないでしょうか

もし眞杉選手の仕掛けに合わせることができたのなら、南関ラインのワンツーで決まったはずです
トップクラスの選手ですからそれぐらいできると思ったのですが、
後輩選手が先輩選手に番手捲りをするのは、ファンが思っている以上に難しいのでしょうね


☆南関東選手層の今後

最近、深谷選手は横の動きも強くなりましたし、展開も読めており、
昔の何かあるとすぐに諦めるような選手ではありません
前回のSSの時とは違い、今後SSにふさわしい選手になると思います

その深谷選手の頑張りを残念ながら活かせなかった松井選手
今年のG1高松宮記念決勝戦で一度も仕掛けることなく惨敗したのが記憶に新しいですが、
まだG1決勝3回目とはいえ、番手捲りという絶好の展開で逃したのは、

・5日間開催で決勝以外ずっと先行で、調子がいつもより良くなかった、
・いい脚を最後まで使えないから、簗田選手に準決勝のように差されないように仕掛けた
・南関の後輩先行選手が少ないことによる経験値不足

今年記念初制覇した119期北井選手もすでに33歳で、松井選手より年上です
深谷選手が久しぶりにG2制覇できたことで、SSに復帰できましたが、
南関東の慢性的な若手の徹底先行選手不足は解消されていませんので、
ナショナルレベルの強い先行選手がいるレースは、深谷選手郡司選手以外は買いづらいですね

あと簗田選手が離れたのは、本人のコメントであえて開けたとのこと

残り半周という他の選手がすでに仕掛けるタイミングで、
車間を開ける意味はあったのでしょうか

決勝戦の失態はともかくとして、
これまで落車続きでまともに練習ができなかった期間が長く、
ようやく練習を積んだことでG1で戦えるようになったのであれば、
平原選手を弾き飛ばした二次予選の力は本物ですので、
来年は大活躍してくれるのではないでしょうか


☆競輪グランプリのメンバー出揃う

今年の賞金ランキングが決定したことで、
来年のSS9人、そして競輪グランプリの出場メンバーが決まりました

地区ごとに選手を振り分けると、

近畿:脇本選手-古性選手
東北:新山響平選手-佐藤慎太郎選手
中国:松浦選手ー清水選手
中部:山口拳矢選手
北関東:眞杉選手
南関東:深谷選手

なんと先行する選手が新山選手しかいない状況になりました
松浦選手は捌きのうまい選手ですが、
先行選手が少ない、単騎が多いと持ち味が活きなくなります

落車事故から復帰したばかりの脇本選手ですが、
このメンバーならペースが上がるのも遅いと思いますので、
グランプリ連覇できそうな予感しかありませんが、
車番とラインはまだ決まってませんので、それによっては展開も変わってきます

また車番が決まったら予想記事を上げますので、またよろしくお願いします


今回も読んでいただき、ありがとうございました


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