見出し画像

2024年ダービートライアル総括&第91回日本ダービー展望

どうもゲンコツでございます

今週末はダービーということで、これまで行われたダービーに繋がるレースの総括をし、
そして本番のダービーの展望も行いたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ

今日のオークスを観てると、正直読む価値がないかもしれませんが、
それでは今回もよろしくお願いします



☆青葉賞

★2010年ペルーサ(青葉賞1着、ダービー2番人気6着)
ゼンノロブロイ産駒、青葉賞が初重賞挑戦で勝利、2:24.3はハイアーゲームに次ぐレコード2位、2着以下に0.7秒差を付けて勝利

☆2011年ウインバリアシオン(青葉賞1着、ダービー10番人気2着)
ハーツクライ産駒、3戦連続重賞挑戦すべて0.5秒差以内、2:28.8は過去2番目に遅いタイムだが上がり33.6秒は過去最速

☆2012年フェノーメノ(青葉賞1着、ダービー5番人気2着)
ステイゴールド産駒、東京コース2勝、弥生賞0.4秒差6着、2:25.7でも2着以下に0.4秒差を付けて勝利し上がりも最速

☆2017年アドミナブル(青葉賞1着、ダービー1番人気3着)
ディープ産駒、2連勝で初重賞挑戦の青葉賞で勝利、2:23.6は当時青葉賞レコードタイム、後方から早めに進出して上がり最速34.6秒

☆2023年ハーツコンチェルト(青葉賞2着、ダービー6番人気3着)
ハーツクライ産駒、ホープフルS0.5秒差7着、勝ちタイム2:24.01着スギルヴィングと0.1秒差、上がり34.1秒は最速タイ

2:24.2(12.6 - 10.9 - 12.1 - 12.1 - 11.8 - 11.8 - 12.2 - 12.2 - 12.3 - 12.1 - 12.4 - 11.7)(59.5-60.7)

パワーホールが大逃げしたことでかなり速いペースになりましたが、
勝ちタイム2:24.2は標準で、勝ったシュガークンの上がりタイムは上がり33.9秒も標準ではありますが、
上がりタイム順位が5位ははっきり言ってこれまでの好走馬とはズレています

ただキャリアが少ないのに、前走逃げたのにに逃げずにレースを進め、
馬群を捌いて追い出して後続馬の追込みを凌いで勝つなど、
これまでの青葉賞馬のようなスピードの違いや持続力やキレ味で圧倒したのではなく、
レースセンスでここまで余裕を持った勝ち方をした馬はいません‼

あと、もしメイショウタバルが大逃げを打って淀みのない流れに持ち込んだ時、
この距離で折り合って結果を出したアドバンテージを持ってますので、
皐月賞組が距離で苦しむようなら残り目もあるかもしれません

せっかく過去のデータを書き出して説明しようとしましたが、
シュガークンの話題になってしまいあまり意味がなく、来年以降も使いまわそうと思います(苦笑)


☆京都新聞杯

2:11.2(12.5 - 11.1 - 12.1 - 12.2 - 12.4 - 12.7 - 12.6 - 11.8 - 11.2 - 11.3 - 11.3)(60.3-58.2)

キズナ、サトノラーゼン、ロジャーバローズ、追込、先行、逃げと多種多様な好走馬をだしていますが、
今年の前半1000m60.3秒は過去の好走馬のペースに比べ若干遅め、
そしてレース自体は上がり3ハロンのキレ勝負は、
上記の好走馬が出た年のラップとは違いますし、昨年と同じようなラップですので、
内を立ち回って勝利したジューンテイクは、ダービーはドスローで逃げるとかない限り厳しいでしょうね


☆プリンシパルS

1:59.6(13.1 - 11.7 - 12.1 - 12.2 - 12.5 - 11.8 - 12.0 - 11.0 - 11.5 - 11.7)
(61.6-58.0)

過去にコズミックフォースがこのレースを勝って、ダービーで16番人気で3着と激走したのが唯一の好走例です
あれは事故と片付けてもいいのですが、当時過去最速の勝ちタイム1:58.2で、
速いタイムなのにミドルペースで流れ、前々で押し切っているのが、ダービーに合っていたのでしょう

今年はスローペースですし、ダノンエアズロック以外は今後条件戦を突破できるのか怪しい馬だらけですし、
レース内容よりもダノンエアズロック自体で評価しようと思っています

ただ血統モーリス×モシーンがダービー勝てるとは...


☆NHKマイルC

1:32.4(12.3 - 10.7 - 11.3 - 12.0 - 12.0 - 11.4 - 11.2 - 11.5)
(34.3-34.1)

最近NHKマイルCからダービーに出走する馬自体最近減っており、出走馬もいかにもノーチャンスな馬が出走してはの繰り返しでしたが、
今年は4着のゴンバデカーブースが出走を表明しました

馬券圏外ですので普通はノーマークだと思うのですが、
ホープフルS出走取消もあって、前走サウジアラビアロイヤルC以来のレースで、
デビュー前から追切でとんでもない動きをしていたのに、この時の物足りないタイムだったことからも、
NHKマイルCは明らかに叩き台だったのは間違いないです

しかし上がり最速2位は皐月賞3着でこのレース圧勝したジャンタルマンタルと同じで、
デキと位置取りの差で4着と考えれば、この馬もかなり強い馬だと思いませんか?

あと、今年のラップは道中緩んだラップで推移しましたが、勝ちタイム1:32.4は非常に優秀です

ちなみにNHKマイルとダービーを連勝した馬(キングカメハメハ、ディープスカイ)のNHKマイルCのラップを比較すると、

2004年キングカメハメハ 良
1:32.5(12.1 - 10.7 - 11.1 - 11.7 - 12.2 - 11.6 - 11.7 - 11.4)(33.9-34.7)
2008年ディープスカイ 稍重
1:34.2(12.2 - 11.0 - 11.4 - 12.1 - 12.5 - 11.7 - 11.2 - 12.1)(34.6-35.0)

当時キングカメハメハの勝ちっぷりとタイムに驚きましたが、
ラップを確認すると意外や意外、12秒台を刻んでていたことに改めて驚いました
今はあの頃よりさらに高速馬場で、道中ずっと11秒台も珍しくないですが、
もし今だと1:31秒台まであったかもしれません
芝2000m重賞を勝った上で、マイルのスピードに対応したからこそ、ダービーでも圧勝できたのでしょう

そして2008年のディープスカイですが、やはりこの年も道中が緩んでいます
稍重でしたので上がりが掛かってしまいましたが、
良馬場なら今年のような後傾ラップだった可能性が高く、これこそダービーに繋がるラップだったのかなと思います


☆トライアル以外で気になる出走馬


私が気になっているのはシックスペンスです
スプリングSを勝利したものの、元々体質が弱いのと歩様の乱れで皐月賞は回避してしまいました

1:49.4(12.7 - 12.2 - 12.6 - 12.7 - 12.9 - 12.6 - 12.0 - 10.9 - 10.8)
(37.5-33.7)

スプリングSは向正面向かい風のせいで異常にペースが遅くなり、直線で追い風になったとはいえ、
例年接戦になるこのレースなのに、前半1000m63.1秒というドスローなのに、
後続0.6秒以上突き放したのは強いとしか思えません

こんなスローペースにダービーがなるわけがないとは思うのですが、
実はスプリングSは昔メンバーが揃っていた時代は厳しい流れでも好走馬がいたのですが、
メンバーが揃わなくなった近年は、スローペースで上がりのラップで11秒台が出るほうがGⅠで好走しやすいです

20年1着ガロアクリーク   皐月賞3着、菊花賞3着
20年2着ヴェルトライゼンテ ダービー3着
15年1着キタサンブラック  皐月賞3着、菊花賞1着
15年2着リアルスティール  皐月賞2着、菊花賞3着

ちなみにこのレースで後続を0.5秒以上突き放した馬(1着馬・2着馬)は以下の通りです

20年1着ガロアクリーク 2着ヴェルトライゼンテ  3着馬に0.5秒差
18年1着スティルヴィオ 2着エポカドーロ     3着馬に0.6秒差
12年1着グランデッツァ 2着ディープブリランテ  3着馬に0.8秒差

上がりのラップで11秒台を刻み、後続を0.5秒以上引き離した20年の1,2着馬は、
クラシックでは伏兵ながら馬券圏内に好走しています

スプリングSからの出走、距離2000mさえ経験していない馬ですが、
脚を溜めることができれば、レガレイラやジャスティンミラノと一緒に来てもおかしくありませんが、
テン乗りの川田騎手はどんなレースをするのでしょうか
またルメール騎手から川田騎手への乗り替わりでも調べようと思います


今回の記事を気に入っていただければ励みになりますので、
ぜひ💖ボタンをお願いいたします

そしてこれからも気に入っていただければ、
フォローしていただけるとありがたいです

今回も読んでいただき、誠にありがとうございました
また次回の記事でお会いできますように

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?