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【競輪】2024年玉野記念~瀬戸の王子杯争覇戦~【GⅢ】注目選手をパワプロ風に紹介してみた

どうもゲンコツでございます

奈良記念決勝戦、まさかこんな奇跡的な結末になるとは思いませんでした

スタートして誘導の後ろを取ったのが古性選手のライン、最後方はいつもの脇本選手のラインとなると、
私の予想していた通り古性選手が逃げる展開になりそうだなと思いました

残り2周を切って脇本選手が仕掛けたことを確認した古性選手は、
もう最初から決めていたと思われるツッパリ先行を敢行しました
それでも脇本選手は後方から古性選手の位置まで来るかというときに、
古性選手の番手南選手が脇本選手をブロック二発‼
これで脇本選手は失速してしまいジ・エンド

脇本選手が失速したこのチャンスを菅田選手が見逃しませんでした
最高のタイミングで前に踏んだものの、番手の守澤選手の悪い癖、ワンテンポ踏み遅れてしまうことに
それにすぐ気づいた三谷竜生選手は守澤選手を弾き、菅田選手の番手にハマる形になりました

ここが三谷竜生選手が優勝した最大のポイントでしょう
ネットでは「このレースは近畿7人が仕組んだ出来レースだ」という声が大きいですが、
唯一引っかかったのは、脇本選手のカマシ先行が3日間に比べイマイチだったことぐらいで、
もし守澤選手の踏み出しが遅れていなかったら、三谷竜生選手の優勝はかなり危なかったと思いますよ

車券はまたハズれてしまいましたが、私は優勝した三谷竜生選手を祝福しつつ、
優勝の陰で近畿のために献身的に番手の仕事に徹した南修二選手がこの大会のMVPだと思っております

私はなるべくギャンブルで推しを作らない、下手な肩入れをしないようにしているつもりですが、
南選手の頑張りがいつか報われるよう、これからも応援していきたいと思います


2/29(木)~3/3(日)まで玉野競輪場で玉野記念~瀬戸の王子杯争覇戦~GⅢが行われます

岡山県玉野市の開催ということで、中国地方所属のSS松浦悠士選手(広島)、清水裕友選手(山口)が登場します

SSは他にも眞杉匠選手(栃木)、山口拳矢選手(岐阜)も出場予定です


今回出走メンバーを確認すると、奈良記念のような古性脇本一座特別公演、近畿のための大会、さらに選手の力差があまりにも違いすぎて、
車券的におもしろくない大会にはならないでしょう

松浦選手、清水選手はいるものの、いつもよりちょっと格下の若手先行選手が引っ張る中四国地区と、
元SSではあるもののピークが過ぎた平原康多選手を眞杉選手を筆頭に若手先行選手がどれだけ支えるかという関東地区が、
お互い不安を抱えながらも仁義なき熱いバトルになる予感がします


中四国地区で注目したい選手は地元の取鳥雄吾選手(岡山)です

鳥取県とは漢字の並びが逆でも「トットリ」と呼ぶ非常に珍しい苗字の選手です
(それにしても競輪選手は珍しい苗字の選手が非常に多い)

中四国の追込選手に欠かせない取鳥雄吾選手

7車やGⅢでは仕掛けられずに終わるようなことはほとんどなく、
しかもライン決着が決まりやすいというのは、
中四国の中堅追込選手を勝ち上がらせるには、絶対に欠かせない選手にまで成長したと思います

同じ玉野で行われた防府記念は、清水選手の優勝(なんと防府記念6連覇‼)でしたが、
2次予選、決勝戦で見事に清水選手とワンツーを決めております
(決勝戦は犬伏選手のツッパリ先行も貢献していた思いますが)

F1やGⅢでは勝率20~30%を誇り、中四国の躍進に欠かせない選手だというのに、
しかしビッグレースになると、昨年は勝率6.6%(2勝)まで落ちてしまい、
レースに参加してたのかと思えるぐらい地味に予選敗退を繰り返す現状です

ちなみに通算で棄権が1回、失格が2回と安全運転に心がけているようで、
位置取りを競り合うこともほぼないですし、そもそも無駄に脚を使うのが嫌なのでしょうか

今回は地元記念なので、優勝まで狙える位置だと思われますが、
課題はその先のビッグレースでどれだけ存在感を出せるかでしょう
(ビッグレース×が早くなくってほしいですね)


関東地区で注目したい選手は森田優弥選手(埼玉)です

非常に危険な走りをする森田優弥選手

この選手は競争得点を110点前後でキープできるぐらいの素晴らしい能力を秘めており、
昨年立川GⅢで優勝したり、GⅠでも力を発揮できるぐらい、
スピードだけでなく、メンタルや根性もレベルの高い選手なのですが...

森田選手、実は階級はS2で、SS、S1より下の階級のなんです
こんなに競争得点があっても1次予選から参加しなければいけません

まだS2の理由は、相手の車輪をひっかけたりするなど危険な競走で、
後続の選手を落車させることによる失格の多さです

22年はGⅠで失格3回したこともあって、23年からS2に落ちたのですが、昨年も相変わらず2回(FⅠとGⅢ)も失格しており、
積極的な先行策もでき、さらに位置取りもうまく、ラインに非常に貢献していますが、
後ろにいる味方の選手まで落車させるような危険な競走をするのが玉にキズ

さすがに昨年下半期からは反省したのか、失格したり、危険な競走は減ったのですが、
今度は積極的に逃げることが減り、位置取りを狙う競争をするものの、
本来のスピードを活かせなかったり、相手選手に競り負けてしまい、
今年の全日本選抜競輪は森田選手の良さが出てませんでした

ラインの先頭としての意識が高いですが、ちょっとズレている時もありますので、
その辺が改善されれば、GⅠで眞杉選手や坂井洋選手などの関東若手先行選手同士が組んで、
もっと上の位置に行ける選手だと思っております

前回高松記念で注目選手に挙げた石原颯選手(香川)、奈良記念で注目選手に挙げた藤井侑吾選手(愛知)ともに、
敗者戦までしっかり結果を残しておりますので、

ぜひ最終日まで注目してみてください


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今後も競馬だけでなく、競輪記事も書いていきますので、
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