見出し画像

この1年を振り返って

いきなりで恐縮だが、このnoteは自分の成長のためにやっていた。

ネット上で受けるようなコンテンツや内容に寄せていき、購読者数を増やそうと考えたことはない。自分の伝えたいことや表現したいことを中心に書いてきた。

ただ、みなさんに感謝することはある。1年弱にわたって毎月3回のペースで更新を続けていくと、定期購読をしてくれる方が少しずつ増えていった。そういう人に支えられてきたから、長いシーズンのなかで気分が乗らないときにも、きちんと書き続けてこられたのだと思う。

思えば、昨年3月、チームメイトの中から新型コロナウィルスの陽性者が出たことがあった。コロナについての知識や情報が今とは比べものにならないほど少ない状況で、僕は自宅での自主隔離を余儀なくされた。そのときにも正確な情報や状況をみなさんにすぐに伝えられたのは、このnoteがあったからだ。

昨年2月に最初に投稿をしてからまもなく1年というこのタイミングで、定期的に記事を載せるのはいったん、ストップさせることにした。先に書いてきたように、現時点では、自分の伝えたいことが一通り伝えられたかなと考えたからだ。

ただ、これを機にnoteを通じて知り合えたみなさんとお別れというわけではない。これからは不定期で更新していくことにする。自分が伝えたいことや、新たな発見があったときにまたここに投稿していくつもりだ。

最近はアスリートが本業以外の様々なことに挑戦していく機会が増えた。それは良いことだし、否定するつもりもない。

ただ、僕のnoteを欠かさずに読んでくれる人がいるのは、原口元気という人間がヨーロッパで戦うプロサッカー選手だからだと思う。僕のようなアスリートが何を考えたり、どんなことに取り組んでいるのかを知りたいと感じてくれる人がいる。

僕が突然ビジネスのことを語り出したとしても、それが本業とリンクしていなかったりすれば、それは薄っぺらな話になると思う。説得力や学びもないだろう。

最近はnoteで発信を続けるアスリートも増えた。それにSNSなどを通して、アスリートが色々なことを発信している。

アスリート自身の発信では、ポジティブなことや良いことばかりをアピールしていくことができる。

でも、現実の僕らの置かれている立場は良いことばかりではない。

プロサッカー選手は良い結果が残せなかったりすれば、色々なところで批判をうける。メディアを通してもそうだし、街を歩いていても厳しい視線を感じることもある。

それはサッカー選手が、みんなの期待や希望も背負う職業だからだと思う。

「誰かのために頑張ります」とキレイ事を言うつもりはないけど、自分のためにも、支えてくれる人たちのためにもやはり、自分の持っているものの全てをサッカーに捧げていかないといけないし、実際に捧げたいと僕は思う。

だから、僕はnoteのなかでプロサッカー選手としての本分から離れないことを伝えてきた。そして、これからもそれはかわらない。

僕はこれまでブログをやってきたわけではないし、TwitterやInstagramのアカウントで長い文章を投稿してきたわけではなかった。だからこそ、この1年間のnoteの定期更新を通して、大きな発見があった。

いま取り組んでいる『日本語の勉強』などは今後のプロサッカー選手としてのキャリアにも、引退したあとのキャリアなどにも活きてくる。その内容については過去の記事にも書いたけど、そうしたことに取り組むようになったのも、このnoteがあったからだ。

まとまった文章を月に3回というハイペースで更新するのはいったん止めるけれど、これからもまた、タイミングをみて、この場でみなさんと交流できたら嬉しいなと考えている。そこではプロサッカー選手だからこそ話せることや、伝えられることを書いていくつもりだ。

だから、今はまず、この1年間読んでくれくれたみなさんへ感謝を伝えたいです。ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?