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状況認知という技術

5月にリーグ戦が再開してから、僕は7試合で6ゴール(2得点、4アシスト)に絡んでいる。リーグ戦の中断前よりも、ゴールに直接絡むチャンスが増えていることを実感している。

その要因はいくつかある。以前にnoteに書いたように中断期間中のコンディショニングに工夫したことがそうだし、中盤の低い位置からトップ下へとポジションを移したこともそうだ。

ただ、それだけではない。

以前よりも「状況認知」の質が上がったから、より多くのゴールに絡めているのだと考えている。そして、この「状況認知」が今回のテーマだ。

「状況認知」というのは、ボールがないときに、首をふって、周囲の情報をつかむこと。つまり、味方や相手チームの選手の位置、空いているスペースを瞬時に把握することだ。

文字にすると簡単なことのように感じられるかもしれないし、「サッカーの世界では当たり前のことだ」と思われるかもしれない。

でも、この質を本気で向上させるようとすれば時間がかかる。

僕が本格的に取り組み始めてから、もう少しで1年になる。普段の練習から毎日のように意識して、最近になってようやくその成果を感じられるようになった。それだけ時間がかかるのだ。

そして、最近の自分のプレーの質が向上した最大の要因をあげると、状況認知が上手く出来るようになったからだと断言できる。

実は今シーズンから、スペイン人の個人分析官と契約して、毎試合が終わったあとに、その映像を一緒に見ながら自分のプレーレベルを向上させるためにディスカッションをするようになった。

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