彼を鬱にさせちゃった③

前回の続きです。


ここからが私的には一番辛かった。
もちろん一番辛いのは彼だ。
だけど、辛かった。

私の頭の中は不安で埋め尽くされていた。
彼が距離を空けたいと言っていたからだ。

「嫌われたらどうしよう」
「振られたらどうしよう」
「冷められたら?」

こんな不安が私の中で一杯になった。

だからいつもだったらLINEがなくても気にならないはず
なのに、めちゃめちゃ気になった。

実は元彼に、距離を空けようと言われたことがあった。
でもその時はもう別れる寸前で、その時のことを当てはめていた。

もうすぐ沖縄旅行も決まっていたし
大好きだよ!愛してるよ!そんな言葉もかけてくれてたけど

いやそれは、本音じゃない。
本当は嫌いなんだ。

と深読みして彼の愛を受け取ることができなかった。

このままじゃダメだと
本気で私は自分と向き合うことにした。

そして私はようやくわかった。
やっぱり私は自分に自信がなかったということ。
自分の心の中にはモンスターがいるということ。

2年前に大失恋して、見つめ直したはずだったのに
やっぱり全然変わってなかった。

別れたいなんて思ってたけど
それは大嘘で、
振られるくらいなら、
嫌われるのが怖くて先に嫌おうとしてた。

1年以上前に稼ぐと決めて会社を辞めたのに
未だにニートで稼げていない自分に
こんな自分が愛されるわけないと思ってた。

結婚したいと言いながらも
本音はしたいとは思ってないということ。
稼げる自信がないから結婚すれば解決できると思ってたこと。

自信がないから、愛を試すような行動を取っていたこと。

大切にして欲しくて、嫌われるのが怖くて
相手の上に立ってないと不安で。
だから、元彼の話とか他の男性の話とか
わざと傷つけるようなことを言ってたこと。

本当に心底最低だなって絶望した。

相手のいうことを聞けないのも
ここで聞いたら舐めなれる、、
っていう考えがあったから。

相手が自分のわがままを聞いてくれるかどうかを
試してたんだ。

相手を追わせてないと強がってないとって
必死になってたんだ。

あーしょぼしょぼだ。
本当はどうありたかったんだっけ、、。

それと同時に、彼へ感謝の気持ちが溢れ出した。

いつもお迎えに来てくれていること。
お仕事終わりにいつも電話くれたり
寒いって言ったらエアコンをあげてくれたり
電車の時間を確認してくれたり
コンビニに言ってくれたり
そもそも同じ会社で働いてくれていたことすら
奇跡だなとか
お腹の弱い自分を認めてくれて
ありのままの自分を受け止めてくれて

彼のそういうとっても優しいところが好きだということ。

優しいからこそ、人に強く言えない部分もあること。

本当はお付き合いってお互い対等で
上も下もなくてお互い尊重し合えるのが
お付き合いだよな。

2人がポカポカであったかくてラブラブな
そんな関係がいいと思った。

でも私が弱いから、
相手より上でいないと嫌われる気がして
「別れよ」とか「キャンセルしよ」「帰ろ」って
言ってたんだって。

ダメダメでしょぼしょぼな自分に気づいた。

そんな時だった。
彼から「今日、友達と飲みに行ってくる。しんどいからすぐ帰ると思う!」
というLINEが来た。

正直、泣いた。
え?しんどいんじゃなかったのー。
色々みんなに相談するのかな。
そんな今まで我慢してたのかな。

辛かった。

でも、もう笑って飲み会を送り出せるようになりたい。

そう思った私は送り出した。

だけど、彼は
24時をまわっても連絡をしてこなかった。

浮気は絶対にしてないとわかってたけど、
なんか辛くて寝付けなかった。

必死に、自分のきもちを聞いて
彼は私のこと可愛いって自慢してくれてるかもーって
楽しく考えて気持ちをあげてた気がする。

その後、ラインをくれて電話が来た時は
嬉しくて泣いた。

そしてなぜモヤモヤするかもわかった。
それは自分が喧嘩の後に飲み会に行く時は
仕返しで行ってるから。

自分の思考を彼に投影して
被害妄想をしてたからモヤモヤしてた。

ただ、本当の地獄はこの後だった。

次の日、彼は体調を崩し仕事を早退した。
私はいても立ってもいられず、薬を届けに行った。

そして私の頭の中はついに、
「普通に考えて、うつ病にさせられた彼女となんて別れた方がいいに決まってるでしょ」というワードで埋め尽くされることになった。
ここからが辛くてどん底の始まりだった。

次回、私のせいで鬱になったをやめた!



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