彼を鬱にさせちゃった②

前回の続きです。


彼が泣く泣く、本音を教えてくれた。
にもかかわらず私はなかなか受け取ることができなかった。

そんな彼に対して、追い討ちを掛けるように

「もう別れた方がいいじゃん!」
「本当に私のこと好き?」

そんな言葉をかけ続けた。

本当はそんな状況でも大好きだよ。
別れたくないよと言って欲しかったのかもしれない。

元気のない彼を見るのが辛くて、
自分が原因で鬱になったと思うのが嫌で
現実を受け止めたくなくて

ついに、距離を空ける提案をした。

もうこの時は正直別れるんだろうなと思ってた。
こんなふうになってしまって一緒にいれるわけがないと思った。

もうどうやってそうなったのかは覚えてないけど

彼にどっちがいいか選ぶように委ねた。

彼は散々悩んでくれた結果
2年記念日の日まで一旦距離を空けようと
言ってくれた。

優しい彼は
しんどいはずなのに帰り道
いつものように車で送ってくれることになった。

帰り道、
彼はやっぱ距離を空けるのやめようとか
寂しいとか
言ってくれた。

もうその時自分もその言葉が嬉しいのか嫌なのかも
分からなかった。

だけど、彼がそう言ってくれて
心のどこかで安心してたのかもしれない。

そうして帰りのドライブは始まった。
帰りのドライブでは喧嘩することなく
楽しく会話することができた。

大好きだよって彼はたくさん伝えてくれた。

いつもならまっすぐ帰るけど、
お家を通り越して長く長くドライブをしてくれた。

なんか、そのドライブは私的には切なくて
もうまるで、もうすぐお別れのような
感じがして。

楽しかったけど楽しくなかった。
楽しかったけど、切なかった。

どうして、今仲良くできるのに
もっと早くできなかったのか

そんな後悔が溢れ出すドライブだった。

でも、終わりにしたくなくて
明るくまたねって彼に伝えた。
余裕のある私を見せたかったのかもしれない。

バイバイした後、私はいてもたってもいられなくなった。
いつもならそこまで気にならない携帯が気になって仕方なくなった。

お家に着いた頃を見計らって
自分から電話を掛けた。

送ってくれた感謝を伝えると共に、
距離を空けることをやめる提案をした。

「やっぱり、このまま仲良くしたい。帰り道すごく楽しかったから。
今のままの2人ならやっていけるともうんだ。」

そう彼に提案した。
彼は、
「2人的にはそうかもな。だけど、でも今は一旦自分を見つめ直す時間が欲しい。」

そう言ってくれた。

だけど、私は受け取ることができなかった。

ほぼ私のゴリ押しで、
彼は距離を空けるのをやめることを承諾してくれた。

今考えても、本当に感謝でしかない。
ここで彼がこの選択を取ってくれたから私は自分と
向き合うことができた。

本当にありがとう。

こうして、人生で3番以内に入るつらーい
魔の1週間を開幕することになった。

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