元気 | Genki Komatsu

Everything happened in life is because of t…

元気 | Genki Komatsu

Everything happened in life is because of the contrast.The successor of Kanes Co.,Ltd. (Tea) 静岡の製茶会社で働いています。

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  • IBUKI bottled tea

    ブランドマネージングしているボトリングティーブランド「IBUKI bottled tea」についての記事です。

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IBUKI bottled tea | 茶の概念を覆す新しい日本茶の在り方

小松です。 全くの異業種から日本茶業界に飛び込んでみて、改めて今の日本茶業界が抱える課題が少しずつ見えてきました。業界にいなかった人間だからこそ感じることを書いていきます。(これはアップデートしていきます。) 01. 令和の茶のリアル | Actuality of Japanese tea平安時代初期から歴史がつづき、文化・伝統的にも奥深い日本茶。 今となっては、日本でも身近な飲料のひとつとなっています。 日常生活において茶は様々なシーンで消費されているように感じますが、日

    • IBUKI bottled tea | 衰退していく日本茶でクラウドファンディングを始めた理由

      01. はじめにボトリングティーブランド『IBUKI bottled tea』のクラウドファンディングを2023年3月17日(金)に開始しました。 今回は改めてボトリングティーについて、IBUKI bottled teaについて、クラウドファンディングを開始した理由をお伝えできればと思います。 02. ボトリングティーとはボトリングティー(bottled tea)は、茶葉を特別な製法で抽出させボトルに詰めたリキッドタイプの高級茶のことをいいます。 世間一般的にはまだまだ認

      • Essays .Number | #10 「なんか、いい。」ということば

        言葉にできないけど「なんか、いいなぁ」と感じることがごくたまにある。 ちなみにこの感覚におちいる時は、 何がどうよくて、どうしていいのかは全く言葉にできていない。 「言葉にできること」は正しいことになりがちだ。 言語化は相手に自分の考えや感情を伝える上で非常に大切なことだし、自分自身を知るきっかけにもなる。 ただし、日常が移り変わっていき環境も変わり、忙しくなくなっていくと、自分の感情や感覚に蓋をしてしまうことがある。 合理的な判断のみに自分を置いてしまうことで、目的

        • Essays .Number | #09 余裕のないときこそ、小さな幸せを。

          さて、今日も筆をとる。 仕事やプライベート、自分の理想と現実とのギャップ。 やりたいことができていない、そもそもやりたいことってあったのか。 こうあるべき・そうでないと許せない、ハードルの高い自分。 今日もまた、できなかった。自己採点の低い日々。 周りの人々に支えながら、また自分なりに少しづつ受容していきながらも、ときどき現れる「理想の自分」。 「こんなレベルでいいのか?」 そんな問いを並べながら、さらに自己否定に走ってしまうのだ。 ある日の夜、仕事終わりの夕食を

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          2本

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          Essays .Number | #08 記憶は感情のコントラストからできているのではないか。

          そんなことを土曜の朝から考える。 コントラストの意味は「対照・対比」。 何かと何かを比べた時に生じるものだが、これはギャップと対比から生まれる差をギャップと読んでもいいのではないかと思う。 喜怒哀楽にはじまるさまざまな感情・感覚は全てこのギャップから生まれるのではないかと最近の私は感じてしまう。 脳科学でよく言われることは、人間の記憶に残っている瞬間はそのときどきのピーク時がほとんどであるそう。 つまり、感情の振り幅が大きいとそのひとの記憶に残りやすいということであ

          Essays .Number | #08 記憶は感情のコントラストからできているのではないか。

          Essays .Number | #07 自分という存在を感じるということ。

          平日の疲れとともにくる思考の柔軟さ、 疲れているときほど、思案が巡ってくる。 寒さ残る木曜夜、今日も筆をとる。 日々の生活のなかで、二度と同じ瞬間はこないかもしれない。 朝起きて目覚めて聞こえる鳥のさえずりや、肌や匂いで感じる空気は今この瞬間だけのものなのかもしれない。 そう考えることがある。 同じ瞬間に世界で何億という人が生きて動いていて、自分はその世界の中で小さな存在なのだけれど、自分が見て感じている世界は自分だけのものであると、ふと思う。 母親と父親の遺伝子から

          Essays .Number | #07 自分という存在を感じるということ。

          Essays .Number | #06 今を生きるその瞬間に触れるということ。

          日曜の朝、雪と山囲まれながら今日も1日がはじまる。 ふと見知らぬ土地を散歩したくなることがある。 見知っている土地でない場所を求めるのは、刺激を受けたいからなのかもしれないのだが、 かといって、壮大な景色や華びやかな街並みを探しているわけでもなく、なんのこともない路地裏をうろうろとしているのだ。 もちろん、良からぬ噂が立たないようなるべくその空間に馴染むようにしつつ。 日の光と建物の影、窓からこぼれる生活の音や声、鳥のさえずり。 目や耳やにおいを通して感じていく。

          Essays .Number | #06 今を生きるその瞬間に触れるということ。

          Essays .Number | #05 寂しさを取り除きたいと思ったら。

          さて、寒さの残る土曜の朝。 今日も思ったことを書いていく。 人の寂しさって取り除きたいと思ったら、どうやって向き合うんだろう。 ふと気になった。 趣味に費やしたり、自分ひとりで夢中になれるものにベクトルを向けていく。 そうして自分磨きをしていく。 世間ではそんな言葉をよく聞く。 でもその先には結局、人(ひと)がいる。 寂しさを補うには、人(ひと)の力が結局必要となる。 今あなたが「寂しいな、苦しいな」と思った時、 自分磨きをしたり無理に趣味に費やそうと思った時、 そ

          Essays .Number | #05 寂しさを取り除きたいと思ったら。

          Essays .Number | #04 自分って弱いなと感じたら、想ってあげたいこと。

          さて、土曜の冬の朝。 一杯の温かいお茶を手に、今日も筆をとる。 世間で飛び交う「成長」「強さ」という言葉。 生活の中でも仕事や生活でストレスに晒されたとき、それに抗うように強さを求めがちだと思う。 私の好きな哲学者に鷲田清一先生という方がいて、彼は「弱さ」こそがちからであるという。 社会的な立場では弱いとされる人たちが、強いとされる人を支えているということを事象として語っているのだが、 立場に関係なく人間には弱い一面は誰しもあるように感じる。 私だってそうだ。

          Essays .Number | #04 自分って弱いなと感じたら、想ってあげたいこと。

          Essays .Number | #03 自分のために、産み出すということ。

          何かを作り産み出すことが、自分が自分らしくいれるエッセンスだと気付いたのは大学4年の秋からだ。 それまで消費的な毎日を送っていた私は、何をやっても満たされないときが定期的に訪れていた。 好きなことをして過ごしても、何か胸にぽっかり穴が空いたような気がする。 何をやってもその穴を埋めることができず、全ての行動が作業に感じる。 そんなときだ。 気晴らしに本屋で開いた写真集に私は目を奪われた。そしてその写真は、人物を撮るポートレートでもなければ、建造物の写真でもなかった。

          Essays .Number | #03 自分のために、産み出すということ。

          Essays .Number | #02 「寄り添う」って何なのか、土曜の朝に少し考えてみる。

          身体が凍るようなキンとした寒さが立ち籠める土曜日。 朝7時30分に起床し、実家から届いた緑茶をすする。 そんな1日の始まりに、何気なくスマートフォンのデータを整理してみる。 仕事の調べもので溜まったブラウザのページを削除していくという地味だが、私にとって暮らしをシンプルに保つのに必要な作業である。 すると突然、いつ開いたかもわからないある記事が目に入った。 東京のある地域のコーヒースタンド店主のインタビュー。気になったのは「365日地域に寄り添うコーヒースタンド」とい

          Essays .Number | #02 「寄り添う」って何なのか、土曜の朝に少し考えてみる。

          Essays .Number | #01 6年東京一人暮らしを経て、シェアハウスに転居してよかった唯一のこと。

          気持ちを入れ替えるためには、まず環境から。 まずは自分の気持ちを再調整しよう。 2020年は人生で初めてのシェアハウス暮らしをはじめ、また年に2回も引っ越しを体験したはじめて尽くしの1年であった。 環境を変えるのには、2つ理由があった。 シェアハウスの屋上から見える新宿。 ひとつは、職場に近い場所からだ。当時の私は「電車に乗って通勤する」ことの意義を少しも見出していなかった。電車通勤をすることで生じるストレスが自分の精神衛生へ悪影響を及ぼすことを確信していた。 もう

          Essays .Number | #01 6年東京一人暮らしを経て、シェアハウスに転居してよかった唯一のこと。