ワカンダ・フォーエバー

「ツイ廃サラリーマンが余暇を利用して音楽活動をやっている」でおなじみの須田さんですが、ちょっとここ1週間くらいバッド入っててなんもツイートしていませんでした。身の周りの出来事だったり、世の中で起こってる事だったり、あらゆる事象が己のメンタルに良くない影響を及ぼしてしまっていたようです。でもお酒は一滴も飲んでおりません。褒めてください。ドーナッツとか奢ってください。

昨日はナノボロフェスタでした。自分の出番は終盤だったけど見たいバンドが多かったのでお昼から行って、まーこおばちゃんのカレーを食べたりしながら色々見てました。まーこおばちゃんは私の顔をみるなり壮絶にむせ出して焦りましたが、元気そうでよかったです。まーこおばちゃんに会うとなんか安心する京都nanoあるある。
久しぶりに見たズカイが良い曲しかやってなくてすごかった。まんくもに「レッドマーキーが見えたよ!」って言ったら「ホワイトステージがいいです」って返されたのであいつらは売れます。念願の家主のライブは圧巻。ギターヒーローがいた。家主を見た周りのバンドマンがみんな燃えたぎってた。真っ昼間に日光が差し込む中で見る佐伯誠之助さんはなんとも言えぬ背徳感があった。
自分の出番も楽しかったです。弾き語りが多くなってきてちょっとずつ上達しているのか、最近はとても気持ちよく歌えています。アコギは相変わらず上手くならんが。
終わってからも色んな演者と話せてよかったです。昔から何度も当たり前に言い合っていた「また対バンしよう〜」という言葉が今はなんだかとても尊い。先行きは不安でもちゃんと未来はある、作っていけるんだという気持ちになります。

帰り道、扇町para-diceでイベントを終えて打ち上げに行くところだった安井さん(para-diceにいるもじゃもじゃの人)とpavlovの加藤くんとThe Folking Poors(Japan)のPくんに遭遇して、安井さんが「お前もくる?」って言ってくれたので軽く飲みました(コーラ)。安井さんも加藤くんもフジロッカーなので、苗場の思い出話をして最終的には安井さんが「来年またみんなで行こうな!お前もたまにはおれらのキャンプサイト来いよ!」と言ってくれた。これもまた未来の話ですね。

色んな人にちょっとずつ確実に救われてんなあと思います。タイムラインを眺めてると世界がどんどん分断されていくのを見ているようで辛くなってくるけど、出会った人、目の前の人の声に耳を傾けて、対話を重ねていくことがなによりも大事なのだと思います。

俳優のチャドウィック・ボーズマンが大腸癌で亡くなってしまいました。
めちゃくちゃ驚いたし未だに信じられないけど、2016年から闘病されていたという報道で更にびっくりしました。てことは『シビルウォー』以降のブラックパンサーの役はずっと癌と闘いながら、命がけで演じていたということですよ。すごすぎる。
映画『ブラックパンサー』で最後にティ・チャラが言う「危機に瀕したとき、賢者は橋をかけ、愚者は壁を造る」という台詞がずっと心の中に残っています。自分は昔からどうにも心に壁を作ってしまいがちなので、少しずつでも橋をかけられる人でありたいなと思っています。しんどいけどやっぱり諦めたくない。最期まで諦めなかったあの人のように。

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