パックロッドは何に「パック」されるのか4:LSJ〜ちょいつよシーバス

さて4回目、経験値的にだいぶ難がある大型青物に比べたら、ライトショアジギングから強めシーバスくらいのレンジについては割と安心してしゃべることができる気がします。成人の体力で相手していちばん無理がなく楽しいターゲットクラスだと思ってます。

たとえば地元だとストライプドバス、ブルーフィッシュ、フルーク、スパニッシュマッカレル、フォルスアルバッコア。南のほう行くとスヌーク、ジャッククレバル、ホースアイジャック、あと底に岩があればマトンスナッパーとかイエロースナッパー、グルーパー各種。釣ったことないですけどカリフォルニアのホワイトシーバス(ニベの仲間)、ヨーロッパのヨーロピアンシーバス(こっちはスズキの仲間だそうです)etc……。

キャストウェイトでいうと40gを中心に1〜2oz、レングスは9フィートほしいところ。長くて取り回しに困った経験より、ナブラや潮目に届かなくて泣いたことのほうがずっと多いからです。リールはスピニング4000〜5000番、1.2号から1.5、2号、太くて3号タックルで挑むイメージ。海外では0.8とかの細糸は正直おすすめしません。環境的に繊細なゲームが許されないことが多いように思います。タモがあるとも限らないし。

キャリーオンクラスに斜め入れ可能

機内持ち込み対応の9フィート台は存在しないはず、と思っていたらモンキスから新しいシリーズShinkirowが発売されました。シーバスロッドは2本、AITHRIA 88/92MHSNEW-DAWN810/94MS。使ったことないので評価はできないですが、アンダー50cmだと機内持ち込み用スーツケースどころかバックパックに収納することができるんで、それを想像しただけでも楽しそう。

60Lクラスにタテ入れ可能

選択肢が豊富でキャラクターが問われるグループです。仕舞寸の短いほうから見ていきましょう。シマノのエクスセンスMB S96M-6が仕舞53.3cmでmax40g、グリップが短いのがタマに傷なんだけど、価格が高いのにビビって改造してません笑。同じくフリーゲームXT S96M、仕舞寸54.6cmでmax40g。これはお手頃価格なのでグリップ改造がおすすめです。あと振ったことないですがタカミヤのMobility Game GRIII966Mが仕舞54.7cmでmax80g、966MHが54.5cmでmax45g。これMHのほうが弱いので混乱します。

TranscendenceのCurrentes82Sは9'8"で仕舞55cmの重さ252g、タカミヤの前モデルMobility Game GRII 986MHが仕舞55cmでmax60gだけど重量253g、ともにちょっと重いですね。いっぽうフエルコのGT906-6Sは仕舞55cmでmax40g、チタンガイドのおかげか重量200g(細かい話だが9'6"を906と表記するのはやめてほしい)。

私のメインロッド、フリーゲームXT S100MHは仕舞寸57.1cmとややかさばりますが、56gまで背負えてS96Mよりバーサタイル性がぐっと増します。メーターのストライパーも危なげなく獲れてます。サーフの人ならS106Mも選択肢かな。磯ヒラ用を謳っているトランセンデンスのEmpinado91S+は10'8"とめちゃ長いのに仕舞60cm、Max56gで気になります。いっぽうアブのXrossfield XRFS-935M-MBは仕舞60cm、max35gで長所が見つからない。

80Lクラスにしか入らない系

正直60Lクラスで選択肢があるのでわざわざこのレンジの商品を選ぶ必要があるのかちょっと疑問ですが、冒険用品 Jet SetterのPatagonia 1000はキングサーモン用と特色を打ち出していてちょっと気になります。仕舞66cmでmax60g。今回はこんなところで。

パックロッドのデータベースを公開しました

前回言及したパックロッドのExcelデータ、とりあえずGoogleスプレッドシートに置いてみました。無知や不注意にもとづく抜け落ちや間違いが多くあると思いますので、気付いた方は教えてください。いつでも情報を求めています。自分のメアドはgen◯rootsy.netです。


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