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SUGA Agust D TOUR D-DAY in Japan に身を投じてきた


※ライブのネタバレが含まれます。見たくない方、不快に思われる方はお戻りください!



彼は、この世に存在した。

ミン・ユンギという私のスーパースターは幻ではないと、この目で確認することができた。

2023年6月4日、最終日の公演に参加してきました。

前回、セットリストを予想した記事を書いたのもあり、答え合わせを含めて感想をちょっとだけ。


正直、あの場所に行くまでは実感が湧かなくて、ふわふわした気持ちだった。

前日は仕事だったのもあり、当日の朝から飛行機と電車を乗り継いで九州から横浜へと向かった。台風の影響が心配だったけど、最終日は雨も降っておらず、天気に恵まれた。

今までロックバンドのライブにしか参加したことない私、どんな佇まいで参加したらいいのか分からずド緊張。ぼっち参戦なので尚更。


ぴあアリーナMMは音響が最高に良いという噂を聞いていたので、彼の歌声と彼の作った音楽をこの耳にしっかりと刻み込もう。そんな気持ちで会場に到着。

なんとFANCLUBブースにて、ユンギさんのトレカを頂いた。こんなの貰えるの。豪華すぎ。

会場入りするとお次はD-DAYマスクまで貰えた。ライブ中に着けるのかな?と思ったけどなんか誰も着けてない。今日使わないならいつ使うねん。そっとリュックにしまう。

私の座席は2階のスタンド。2階なのに意外と近い。思いのほか会場の面積は狭く、高さがある感じ。福岡マリンメッセで言えばアリーナ20列ぐらいの距離ではないか。これだとアリーナ席よりスタンド席の方がよく見えるのでは。

というかこんな狭い会場で十分だと思ったの?自分のキャパシティ分かってなさすぎるが。

何故か会場のモニターでは大雨が降っていて、雨音と雷鳴が聞こえる。ユンギさんらしい演出だな…と1人感傷に浸る。AMYGDALAのMVと繋がる部分がありそう。

開演前にアミボムが急に光りだし会場の温度は最高潮。自然と始まるウェーブとミンユンギコール。BTSというかKPOPのコンサート自体初めての私、圧倒される。

私のアミボム、電池切れなのか赤とか青にしか光らない。最初はちゃんとついてたんだけど、こればっかりは初めてなので分からない…。

数分前には全員立ち上がり始めたので私も立ち上がる。
ミンユンギコールと悲鳴が響き渡っている。

ここに来て急激にライブが始まるという実感が湧いてくる。


え、今からユンギさんが出てくるという事…?

いや当たり前だしその為に横浜まで来てる訳なんだけど、ライブ会場の臨場感を味わうと共にジワジワと実感が湧いてきていた。ふわふわしていた気持ちが、確信に変わってくる。


そして始まってもいないのに感極まった私、何故か大号泣。

いや始まってないのよ。早すぎるのよ。
ライブ前に泣いたの初めてだよ。

ミンユンギ!と叫んでいる場合ではなかった。ユンギさん出てきてもないのに涙が止まらない。

本当に感情が高まったら声も出なくなるんだな。


パッと照明が消える。始まるよの合図。温度が最高潮に達した歓声の中VCRが流れ始める。悲鳴でVCRの映像の音が全然聞こえない。ユンギさんが出てくるまでの間がすごく長く感じた。

4人ぐらいの男に抱えられて登場してくる何か。たぶんユンギさん。床にそっと置かれ、横になった状態のユンギさん。それだけは覚えてる。

面白い登場の仕方だな〜。流暢なラップをカマしながら出てくると思ってたけどこれはこれでユンギさんらしい。

横になっていたユンギさんらしいものが起き上がる。やっぱりユンギさんだ。頭が混乱する。え、本物?


この始まりはHaegeumだ。

モニターの方が表情とか見えるんだけど、どうしてもそこに居るという確信が欲しくて、小さく見える彼の姿をひたすら追っていた。

目の前で、あのユンギさんが、歌っている………

意外と冷静だった。もっと発狂して叫びまくると思ったけど、それらを通り越しなんだか落ち着いた気持ちで彼の姿を眺めていた。

生演奏のバンド、めちゃくちゃ上手い。音響がすごくいい。

思った以上に、音楽を楽しむ余裕がある。

時折目を瞑って公演の音を聴く。生演奏とユンギさんのラップ、それを見て聴いて喜ぶ歓声。その歓声をエネルギーにして声を上げるユンギさん。そのグルーヴが最高だった。これ以上の幸せが今後の人生に再び訪れるだろうか。


Daechwitaが来る。いきなりぶっ飛んだセットリストだ。頭をブンブン振りたい気持ちを抑えていた。序盤で周りに変な目で見られる訳にはいかない。大声でデチッタ!デチッタ!と無心に叫ぶ。

というか生でDaechwitaを聴けている事実にひたすら感動。

個人的にD-1のアルバムからどの曲を選ぶのか気になっていたが、やはりAgust DGive It to Meは内定。これマジで二度と聞けないだろうな〜。彼の舌テクノロジー最高だったな。


前回の記事で「Seesawはやるとしてもアンコールだろ」的なことを書いたんですけど、まさか弾き語りverで来るなんて誰が想像できただろうか?これはやられた。

ユンギさんのそういう所だ。想像の斜め上を行くような、期待を大幅に上回るような事をかましてくるんだ。

SDLのサビ辺りで「ミンユンギ!」コールがあったけど、誰が決めたんだろう。レポも何も見てないので困惑した。かわいいな。ADORAちゃんのパートが大好き。さすがに本人は来てないか。

Peopleは歌詞が本当に大好きなので、すごく泣きそうになった。なんて優しい声で歌うんだろう。聞き惚れてしまう。曲がいい。

People pt.2の"IUちゃんパートをARMYに歌ってもらう"システム、最高だと思った。

"一緒にライブを完成させている感"があって、何よりユンギさんがこの曲の半分をARMYに委ねてくれている。この関係性がすごく素敵だと思った。信頼がないとできない事。

しかし私は高い声全然出ない女なので、皆すごいと思いました。IUちゃんパート難しすぎやしないか。

Moonlightが登場曲だ!とか決めつけてたけど、もうどうでもよかった。生で聴けただけで嬉しい、大好きすぎる曲。씨발!が沢山聴けて更に嬉しい。

生演奏だと編曲が違ってすごく良かった。後ろのモニターに月っぽいのが映ってた気がする。まるでユンギさんが月の光に照らされているようだった。


MAXのパートまでユンギさんが歌ってたBurn Itは激アツでした。一緒にARMYも歌う。高いし英語だし難しいんよ。というか彼、めっちゃ高音出るようになってる。


Interlude:Shadow、やりそうな気はしてたんだけどいざイントロが流れると変な声が出た。MVとかONEコンで見た演出を、直接見ることが出来るとは…。感動した。最後辺りひたすら「アイゲンネ〜!」って叫んでた。


ここから私が予想出来なかったことが起きる。

ラップラインの曲のユンギパートメドレー。


思わず「ハッ?!」と声が出た。これを誰が予想出来たのか。

Cypher pt.3Cypher 4UGH!땡(ddaeng)の4曲。ラプラ曲大好き私見事に死亡。今までBTSのライブすら行ったことがないので、どれだけ嬉しかったか…。

ソロだということに囚われていて全く予想出来なかったんだ。流石、こういう所なんだよ。期待を遥か上回ってくる。めちゃめちゃ感動した。

特に땡、ユンギさんの余裕ある感じのフロウが堪らなく好きで。一緒にサビを歌えて嬉しかった。本当に来てよかったと、心から思った瞬間だった。いつかラプラ3人揃ったパフォーマンスが見たい。


Huh?!の時に流れた映像がカッコよくて、めっちゃ良かったな。ああやって歌詞を毎回出してくれたら歌いやすいな〜と少し思った。ソウルコン、ホビに来て欲しかったよね。


ピアノのある場所に移動するユンギさん。Life Gose Onだ。ピアノを弾きながら歌う姿を見れたのはこれ以上ない幸せだったと思う。

なんて美しい高音で歌うんだろう。相当歌を練習したみたいだ。モニターには色んなアングルで映るユンギさん。オタクの気持ち分かりすぎてるだろこれ。


Snoozeが始まる前に坂本龍一さんとの映像が流れる。Snoozeのピアノを弾いている坂本龍一さんと、ユンギさんが話している映像。

映像が終わると、拍手が起こった。これは日本ならではの光景ではないだろうか。

ここで私、2回目の号泣。坂本龍一さんが亡くなった日のユンギさんのストーリーを見て泣いたのを思い出す。


Polar Night、大好き。超エモいコード進行に寂しげなビートとユンギさんのラップ。今の彼のラップは、昔の攻撃的なフロウと比べると、洗練された感じがする。大人の色気マシマシ。マジカッコイイ。(語彙力皆無)

Tomorrowと構成が似てるところから、彼の嗜好が分かる曲。


本編の最後である、AMYGDALA。この辺りになると、そろそろ終わってしまう…という気持ちで寂しくなっていた。水を片手にスタンドマイクで感情的にAMYGDALAと叫ぶユンギさんがとても魅力的だった。この曲は1番彼らしいと思う。傑作だ。


アンコール前の映像、とにかく映画みたいだった。全体的に今回のVCRは1本の映画を見ているよう。映画好きのユンギさんらしい映像になってた。内容に関しては興奮したあの現場で解釈とかできるはずないので、今後のオンラインライブでじっくり見て理解していこうとは思ってる。


アンコール、始まるD-DAY
曲中ARMYの近くにまで行ってたような記憶がある。触れた人は前世で世界でも救ったのかな。めちゃめちゃライブ映えする曲!

MCの時、生で「Make some noise!」を聞けて大満足。何喋ってたかは何一つ覚えていない。

ここで私の予想大的中。なんと前回の記事にも書いた、アンコールにNever Mind!また「ハッ!?」と1人で叫んでしまった。

いや、確かにやって欲しいとは言ったよ。けど本当にやるなんて聞いてないよ。心臓飛び出るかと思ったよ。

必死にネバマイ!ネバマイ!と叫びながら拳を突き上げる。そうだよ、これがやりたかったんだ、これが!


この令和の時代にネバマイを生で聞けると誰が予想出来ただろうか。この現場に来ることができた事に心から感謝をする。


そして最後の曲、The Last (마지막)。
正直この曲は絶対にやらないと思ってた。歌詞もシビアで、センシティブな内容だし、2016年の攻撃的なラップをかます彼と比べて、現在の彼は穏やかに見えたから。Weverseにパフォーマンス動画が上がった時はまさかとは思ったけど。

この曲を実際に公演の最後に持ってくることがあまりにもカッコよくて、この感情を文章で表すことが出来ない。

かつてはヒップホップアーティストに憧れた少年だった。ソロ公演を何度も夢見ていたはずだ。

もしかすると、ソロ公演をやるとしたらこの曲で公演を締め括りたい。そう思い描きながらこの曲を作ったのかもしれない。彼が歌う姿を見て、そう思った。

"ファン達、胸を張れ。俺ほどやる奴がどこに居る?"
全てを叶えた彼がそう叫んでいた。

彼の夢が叶った瞬間を、見届けられたような気がした。

公演が終わるとボーッとしていた。開いた口が塞がらなかった。遥かに想像を超えた公演だった。楽しくて飛び跳ねるとか、一緒に楽しく歌ったとか、そんなのではない。

圧倒されて、何も出来なかった。




正直、SUGAがAgust Dツアーをやります!と発表された時、想像出来なかった。

Agust Dツアーやって欲しい!と思ってたとはいえ、いざ実現するとなると予想がつかない。

「自分が1人で公演をやってラップを3時間やるとしたら、つまらないと思う」防弾会食でそんなことも言っていたから。



何がつまらないだ。めちゃめちゃカッコいいじゃないか。本当に素晴らしい舞台だった。
日本に来てくれてありがとう。この日を一生忘れない。


日本公演以外の話をすると、LA公演ではMAXとまさかのホールジーがゲストに招かれた。SUGA's Interludeマジでやるとは思わなかったよ。マジで羨ましい!

そこで期待されるのがソウルコンのゲスト。
IUちゃんはマジで可能性高いし、EPIK HIGHを少し期待している。あとStrangeのキムナムジュンと、Tony Montanaのジミン。

オンラインが楽しみですね〜!


(ちなみに、日本公演に参加した次の日に体調を崩しました。声ガラガラで発熱。興奮しすぎたのかな…………)



ここまで見てくれてありがとうございました!

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