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土から出たものは土に戻す

作物の微量要素

我々が毎日食べている野菜果物は、昔よりもはるかに微量要素が少なく、そのため栄養素も激減しているそうだ。

これは、作物を収穫した後に残渣を土に戻さず、与える肥料に微量要素が不足していること、そして土中の有機質自体が不足していっていることに起因するらしい。

反面、農業自体は土に残渣を残さない残渣処理で病気の予防を行うことを強く推奨している。

僕は Rodale 社という有機栽培を推進する出版社の雑誌や書籍を読んで、残渣や落ち葉、野菜果物の皮などを土の表面にマルチングさせることで、植物の勢いが良くなるという記事を見て実践を始めた。植物の根圏に近い土中に埋め込むことはあまり推奨されないらしい。

また、

にある草木の世界最古の共生微生物である菌根菌が大量の有機質を土に加えてくれると共に、草木の根圏を大きく広げて健康に育つ機会を与えてくれることを、昔やった輸入プロジェクトを通じて学んだので、こちらも庭に導入したら、共生関係をもつ植物が何もしなくても全く死ななくなった。

農薬や肥料、そして水のやりすぎは、この菌根菌を弱らせるため、水やり、肥料、殺虫剤を使用する従来のガーデニングや農業では病害が起きやすく作物の栄養価も不足しがちになると理解している。

人間は、毎日のように一生懸命植物が生存しにくくなる環境を守っているのだ。また、野菜果物の皮、などの有機物も大量に燃えるゴミとして廃棄される。

僕は、少なくとも自分の庭は責任を持って植物や動物にとって生存しやすい環境を作り上げたい。残念ながら、ここ何年も野菜果物を植えて利用するだけの余裕がなかったが、これからだ。

で、このガジェットの登場だ。

スーパーで野菜を買うと、小さなポリ袋に入れるが、そのポリ袋にはあまり使い道がなく捨てられることが多かった。しかし、使用ずみのコーヒーグラインドや野菜果物の食べない部分を庭に戻したいと思ったら、量的にこのポリ袋に溜め込んだものを庭に持っていくのが一番都合いい。ちょっと見かけは良くないが、少し植物から離れた土の上に置いておくと、数日で腐り始める。

ポリ袋は、

に入れておくと、整理しやすいし出しやすい。

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