総合内科専門医/第135問(血液)/2019
総合内科専門医試験
2019年度予想
68歳の男性。全身倦怠感と腹部膨満とを主訴に来院した。6か月前から左上腹部の重圧感を自覚し、少量の摂食でも満腹になった。顔色は不良でるいそうを認める。右肋骨弓下に肝を4cm、左肋骨弓下に脾を5cm触知し、いずれも弾性硬で圧痛はない。血液所見:赤血球320万、Hb 8.5g/dL、Ht 31%、網赤血球1.3%、白血球26,000(前骨髄球2%、骨髄球3%、後骨髄球3%、桿状核好中球13%、分葉核好中球55%、好酸球1%、好塩基球3%、単球4%、リンパ球16%、赤芽球4個/100白血球)、血小板62万。好中球アルカリホスファターゼスコア312(基準120~320)。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
この患者において、適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 全トランス型レチノイン酸
b JAK1/2阻害薬(ルキソリチニブ)
c 無治療で経過観察
d チロシンキナーゼ阻害薬
e 副腎皮質ステロイド
< ここから解答・解説になります >
解答
b
原発性骨髄線維症(PMF)
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