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第3回内科専門医/第484問(内分泌)/2023

第3回内科専門医
2023年度予想

53歳の女性。四肢の脱力を主訴に来院した。最近漢方剤の服用を開始している。1 週前から全身の脱力感と後頭部痛とを自覚し、本日階段の昇降が困難となった。脈拍68/分、整。血圧178/94mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。筋萎縮を認めない。徒手筋力テストは両側上下肢ともに3(fair)程度である。血液生化学所見:空腹時血糖98 mg/dL、総蛋白7.6 g/dL、尿素窒素12 mg/dL、クレアチニン0.7 mg/dL、Na 141 mEq/L、K 1.9 mEq/L、Cl 98 mEq/L、Ca 8.6 mg/dL、P 4.3 mg/dL。CRP 0.1 mg/dL。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.47、PaO298 Torr、PaCO2 45 Torr、HCO3- 32 mEq/L。
①血漿レニン活性〈PRA〉と②血漿アルドステロン濃度〈PAC〉の検査値動向について最も正しい組み合わせを 1つ選べ。
a. ①上昇、②上昇
b. ①上昇、②低下
c. ①低下、②上昇
d. ①低下、②低下
e. ①正常、②正常


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解答

d

解説

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334字

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