総合内科専門医/第38問(脳神経)/2019

総合内科専門医試験
2019年度予想

52歳の男性。意識障害で搬入された。2年前に離婚し、一人暮らし。離婚後、飲酒量が増え、毎晩日本酒8合を飲んでいた。久しぶりに妹が訪ねていくと、意識が混濁していたため、救急車を要請した。体温36.2 ℃。脈拍104/分、整。血圧130/70 mmHg。両下腿に浮腫を認める。意識レベルはJCSI-3。項部硬直を認めない。両眼の外転障害と注視方向性の水平眼振とを認める。歩行は失調性、腱反射は両下肢で低下している。

問題1.  画像検査で重要なのはどれか。2つ選べ
a 心エコー検査
b 頭部単純MRI
c 腹部血管造影
d 上部消化管造影
e 脳血流シンチグラフィ

問題2.  治療として適切なのはどれか。
a 血漿交換
b ブドウ糖液静注
c ビタミンB1静注
d 免疫グロブリン大量静注療法
e 副腎皮質ステロイドのパルス療法

< ここから解答・解説になります>


解答

問題1.  a、b
問題2.  c

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362字

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