総合内科専門医/第267問（肝胆膵）/2019

総合内科専門医試験
2019年度予想

89歳の女性。腹痛と発熱のため救急車で搬入された。5日前から上腹部の鈍痛と食欲不振を自覚し、今朝から発熱が出現したため、家族が救急車を要請した。
意識レベルはJCS I-2。体温38.8℃。心拍数108/分、整。血圧94/60mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96％（鼻カニューラ3L/分酸素投与下）。眼球結膜に軽度の黄染を認める。腹部は平坦で、右季肋部に軽度の圧痛を認める。
血液所見：赤血球353万、Hb 10.4g/dL、Ht 31％、白血球13,600、血小板20万。
血液生化学所見：総蛋白6.6g/dL、アルブミン3.5g/dL、総ビリルビン4.1mg/dL、直接ビリルビン3.2mg/dL、AST 889U/L、ALT 459U/L、ALP 1,299U/L（基準115〜359）、γ-GT 188U/L（基準8〜50）、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、血糖122mg/dL。CRP 7.1mg/dL。腹部造影CTを別に示す。
適切な治療について正しいものを2つ選べ。
a. 抗菌薬
b. 膵頭十二指腸切除術
c. 腹腔鏡下胆嚢摘出術
d. 体外衝撃波結石破砕術
e. 内視鏡的胆道ドレナージ

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解答

a、e
急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC)

解説