総合内科専門医/第45問(呼吸器)/2018

総合内科専門医試験
2018年度予想

42歳の女性。咳嗽と喀痰を主訴に来院した。喀痰は白色であり、発熱はなかった。自宅近くの診療所を受診し、胸部エックス線写真で異常陰影を指摘され、細菌性肺炎として抗菌楽の投与を受けたが陰影は増強したため紹介され受診した。3か月前にも胸部エックス線写真で異常陰影を指摘されたが、症状が軽かったため経過観察したところ自然軽快したエピソードがあった。気管支鏡検査を施行し、気管支肺胞洗浄液中の好酸球は37%で、経気管支肺生検では好酸球浸潤を伴った肺胞隔壁の線維化病変を認めた。画像を別に示す。
この疾患について正しいのはどれか。
a. 喫煙が発症に関与する。
b. 真菌吸入が原因となる。
c. 若年者に多い。
d. 治療後の再発が多い。
e. ステロイド抵抗性である。

< ここから解答・解説になります >


解答

d
慢性好酸球性肺炎

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767字

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