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第117回医師国家試験から得られる教訓とは?

今回は、無料記事にしています。

2月4日、5日の2日間、2023年度 第117回医師国家試験が実施されました。

受験された医学生の皆さん、大変お疲れ様でした。今日からしばらくはゆっくり休まれてください。

今年の問題、私も全問解いてみました。総評について詳しく言える立場ではないので控えますが、内科専門医試験に匹敵する難問、かつ良問が多かった印象です。

昨年よりも、一題一題にメッセージ性を感じました。ここ数年間国内で話題になっている感染症は一通り出題されていましたし、循環器領域に至っては難問が多かったですが臨床上の重要疾患が非常に多かったです。

今回、今年の国試問題の中で、内科専門医試験にそのまま出題されてもおかしくないような良問をピックアップしました。一部非公開にしており、定期購読サービスを利用している先生方対象にはなってしまいますが、気が向いたらぜひ解いてみてくださいね。

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今年の新内科専門医試験、総合内科専門医試験を受験する予定の先生は、時間に余裕のある今の期間に、医師国家試験2023を数問でもいいので必ず解いてみてください。

解いてみると結構疲れます。本番はかなりスピード感を持って解いていかねばならず、焦りやミスも出ます。国試と同様、体力と気力勝負となります。

解いてみて今一度、国試を受けた時の気持ちを思い出してみましょう。

専門医試験へのやる気スイッチも入りやすくなるはずです。

解いてみて何か分からないことや質問などあれば、公式LINEからいつでもご相談くださいね ♪

それでは。


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今年の国試と関連した内科専門医試験問題

✔️ 感染性心内膜炎の臨床問題
✔️ 淋菌性尿道炎の臨床問題
✔️ 肺MAC症の臨床問題
✔️ CO2ナルコーシス患者への適切な治療法
✔️ 細菌性肺炎(Gram染色)の臨床問題
✔️ 患者数の年次推移を示す。風疹はどれか。
✔️ 22歳失神の臨床問題(先天性QT延長症候群)。初期対応2つ。
✔️ 接種間隔を27日以上空ける必要があるワクチンの組み合わせ
✔️ 急性期脳梗塞の問題
✔️ 中毒性表皮壊死症の臨床問題
✔️ 治療薬物モニタリング(TDM)の対象となる抗菌薬
✔️ 悪性胸膜中皮腫
✔️ 検査後確率を求める計算問題
✔️ リスボン宣言について
✔️ 行動変容のステージと患者へのアプローチの組み合わせ
✔️ 個人用防護服の脱衣について
✔️ 我が国の主要死因別に見た死亡率について
✔️ 梅毒の問題
✔️ 高安動脈炎の臨床問題
✔️ 急性好酸球性肺炎について誤っているもの
✔️ デング熱の臨床問題(これは後日アップします)
✔️ 妊娠糖尿病の臨床問題(これも後日アップします)
✔️ 粘液水腫性昏睡の臨床問題(後日アップ)
✔️ 原発性アルドステロン症の臨床問題(後日アップ)

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