コミュニケーション能力

最近、生活している上でコミュニケーション力が高いという言葉をよく耳にする。

そして思うのが、そもそもコミュニケーション力とは何なのか?特に就職活動中はこの能力が高い人が有利に選考を進めていくという考え方が広く普及していた。今日は僕が考えるコミュニケーション力の高さを書いていく。

話し上手であり、聞き上手

僕のいたコミニティでは自分の伝えたい事を言語的コミュニケーション、非言語コミュニケーションの両方を使って話す人がこの能力が高いとされている。確かに話に一貫性があってわかりやすく、ストーリー性を持たしオチまでの持って生き方がうまいなど、一般的に見れば優秀だ。しかし、これだけでは自分にしかベクトルが向いていないと考える。大事なのは、相手との会話の中で相手が何を思っているか。考えているかを推測した上で言葉を選ぶ事である。

相談事での会話の例をあげるとわかりやすい。相手側の相談に対してアドバイスする。このアドバイスが自分自身の経験からなる内容であったり、自分本位の内容であると、いくら話し方(アウトプットの仕方)がうまくとも成立しない。相手の心情を会話から察し、どんな言葉を選べば良いか。時にはアドバイスも必要であり、時には共感するだけも必要かもしれない。何が言いたいかと言うと、相手の立場になって話ができるかどうかという事である。

目に見える部分だけでなく、この目に見えない察する能力が高く、尚且つそこから選び出したボキャブラリーの質。この両方を兼ね備えた人がコミュニケーション力が高いと僕は考える。

実際、役一年前の僕はいかに相手の質問、会話の中で早くレスポンスができるか。ボキャブラリーの質が高い話し方ができるかが大事であると思っていた。しかし、就職活動を通して、面接官の考えている事、どんな自分を知りたいのかを考える様になってから、話のベクトルを相手に向ける事が大切であると気づいた。Q&Aに答えるとは相手が求めている回答を出す。つまり相手本位の対話である。

少し話を就職活動にずらす。採用というステップにたどり着くにあたり、面接官(会社側の人間)がどれだけ自分と共に働きたいか。どうすれば一緒に働きたいと思ってもらえるかをすごく考えていた。でもこの考え方だけでは「俺が俺が」のマインドで話を進めてしまう。僕が思うにどれだけこの学生は将来、この会社に約立つか。つまり、収益をあげる事ができるかである。そのためには相手側の立場で物事を考える力が必要であり、話し方が必要である。

ここ最近の学生は仕事に対して、給与やブランド(会社のネームバリュー)よりもやりがいや成長を重じるのが傾向らしい。面接で「成長できる環境が御社にあるからこの会社を志望します」これを言ったところで会社側の人は勝手に成長してくれと思うだけであろう。自分が成長する事であなたの会社のこんなメリットがありますよと、間接的に自分をアピールする事が大事である。恐らく、面接官も成長した先にこの人はなにができるのか。会社に利益をもたらす事ができるのかを見ていたと思う。お金を絡めてしまったため、聞こえが悪くなってしまうかもしれないが相手の本位の会話、面接とはそういった部分もないとは言えない。

相手の立場になる

最後にまとめると、会話の中で相手の話を聞いた上で相手を尊重し、状況を察した上で、言葉を選び、話す。この繰り返しができる人がコミュニケーション能力が高いと僕は考える。まだまだ僕自身もレベルは高くない。もっともっとベクトルを相手に向けて生きていきたい。それがまた自身の成長に繋がると信じて、行動していきたい。

あなたはコミュニケーション力について相手の立場になって行動、発言できる人ですか?それとも一方的に自分の伝えたいことばかり話してる人ですか?どちらの人の方が対人力が高いかはもうわかるはずです。

今日も読んで頂き、ありがとうございました!

The more I learn, the more I realize I don't know


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