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↑そういうことだから注意

「キ○タマが生えてきた」

本当に花が恥じらうかどうかは置いといて一応は10代の乙女のお口から垂れ流すにはあんまりな話題から物語は加速する。

頭の中は銀魂や最遊記等の次元が違う方々との存在しない記憶で埋め尽くされたその友人は常々男になりたいと言いながら数分に一回あくびを噛み殺し、甘いの苦手なのに「糖分摂取しなきゃ」とかほざきつつ練乳やイチゴミルクを涙目になりながら口に詰め込んでいた。ちなみに私は常に短いストローやココアシガレットを口に咥え時折蒸し、制服のポッケの中で小銭をジャラジャラ鳴らし、甘党のくせにブラックコーヒーを涙目になりながら胃に流し込んでいた。、、、まぁそういう人種である。余談だが、珈琲がZIMAにココアシガレットは板タブのペンに変わった以外はそこまで内面は進歩していない現状、この文章を打ちながらも「あのスタンスは、ぶっちゃけイケてた」と過去の自分に敬意を払えるぐらいには私も大人になったと思う。

さて、友人は上記の通りかなりイケてる部類に入るが、乙女故にかなり歪んではいるが男性に憧れはあったのだと思う。その結果の性転換願望だろう。多分。友人は自身にある人体実験を行なっていた。それは毎晩鏡に映る自分に向かって「お前は男だ」と言い続ける。果たしてこれになんの意味があるかは友人の研究結果次第なので我々は地味に興味津々だった(鏡に映る自分に向かって「お前は誰だ」と言い続けると狂う。という話があるが既に友人は狂っていたのでそこは心配いらなかった。)

そして話は最初のあの名文に繋がる。「キ○タマが生えてきた」我々は笑いが止まらなかった。キ○タマで笑えるなんて当時の私は幸せだったと思う。「最初に右玉が生えてきて、昨日左玉の存在を確認できた」ごめん、今でも面白い。息が出来ない我々は謎に誇らしそうな友人に話の続きを聞きたかったが残念ながら授業のチャイムが鳴り一旦中断。もちろん授業に集中できるはずがなく、頭の中はキ○タマの事でいっぱいであった。ごめんなさい先生。授業が終わり友人の席へ直行する私。友人は開口一番「キ○タマが生えてきた」もうそれだけで笑うぐらいに調教されていた。その後も「はみ出るからトランクスを穿いている」「走るとクラッカーの如くぶつかって痛い」など多分キ○タマあるあるを身をもって教えてくれる友人に私は尊敬の眼差しを向けていた。そしてやはり見てみたくなった。友人のキ○タマを。だが何故か言い出せなかった。「キ○タマ見せて!!」なぜ一言言えなかったのだろうか。友人の口から「キ○タマ見る?」というのをずっと待っていたがなぜ友人は言ってくれなかったのか。結局実際にキ○タマと目を合わせる事なく高校に上がり会う機会が無くなり疎遠になってしまった。今はアイツは何をしているのだろうか。あの頃教えてくれた真名(まな:日常生活を送るようの名前とは別で仕事用の名前。コードネームみたいなもん。イカしてる)。規定違反かもしれないけどTwitterで検索してみよう。見つかるかもしれない。そんときは言うんだ「キ○タマ見せて!」

タイトル2

↑流石に下品な話だったので中和させるためにかわいいキャラ貼っ付けときます。

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