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職場の後輩が違うステージに行った

職場の後輩の姿を最近見ないなと思っていたら、MBAを取得して起業するために退職していたことを知りました。

すげーなと思う気持ちが半分、俺は何をやっているんだと思う気持ちが半分といったところでしょうか。いや、安定した職場から裸一貫、ベンチャーの環境に身を置く決断はマジですごいし普通に俺はできないなあと思いながら飯を食っていました。

一人の人生でやれることっていうのはもちろん限りがあるので、例えばスポーツでもすべての競技を体験するのは不可能。そうなると、年齢を重ねていくのは「可能性のシャッター」が徐々に閉じていくような感覚になるので、それがたまらないんですよね。例えば40歳を超えてくると、「サッカーやバスケでバリバリの現役プレーヤーでいる」ことは非常に難しいので、「プレーヤーでいる」ことのシャッターはどんどん閉じていく。「早くしないとシャッターが閉じちゃう!」って焦りがでてきますよね。

それと同じことは「起業」とか「独立」にも言えるんだろうなって思うんですよ。今の仕事を続けていればそれなりに安定はするだろうけど、「まだ何かできるんじゃないか」って思いは消えない。その思いで脱サラしちゃう人って多いんでしょうね。それがいい結果をもたらすか、「父さんな、明日からYouTubeで食っていこうと思うんだ」になるかはわかりませんが。

そうこうしているうちに、だんだんと自分の中の「可能性のシャッター」は閉じていき、やがてシャッター街になって朽ちていくのが人生なのかな…とは思うのですが、さっきのスポーツの例でいえば、プレーヤーとしては難しくてもサッカーを見る目は年齢を重ねれば変わってくるかもしれないし、昔は単純にしか見えていなかったバスケの戦術面について面白い発見ができるかもしれないなあとも思うのです。

シャッター街の中でも、趣味のよい雑貨店があるかもしれないし、昔から営業を続けて頑張っている店もあるかもしれない。その辺を育んでいきましょうかね。


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