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住友不動産と高島準司会長のまとめ【新築そっくりさん1000億円事業達成など】

こんにちは。
4連休はあっという間に過ぎ去り気候も一気に秋になってきました。

話がガラッと変わりまして「新築そっくりさん」でおなじみ住友不動産は今や不動産業界のトップ企業といっても過言でありませんよね。

今回は、そんな住友不動産と、会社を一大企業に押し上げた功労者である、住友不動産会長高島準司についてまとめました。

住友不動産について

住友不動産の会社概要

商号:住友不動産株式会社(Sumitomo Realty & Development Co., Ltd.)
設立:昭和24年12月1日
資本金:122,805,350,767円 (平成30年3月31日現在)
本社:東京都新宿区西新宿二丁目4番1号(新宿NSビル)
代表者:代表取締役社長 仁島 浩順
営業内容:ビルの開発・賃貸
マンション・戸建住宅の開発・分譲
宅地の造成・分譲
海外不動産の開発・分譲・賃貸
建築土木工事の請負・設計・監理
不動産の売買・仲介・鑑定 ほか
従業員数:12,934名(平成30年3月31日現在・連結)
売上高:948,402百万円 (平成30年3月期・連結)

引用:住友不動産|企業情報|会社概要

高島準司氏が会長を務める住友不動産は、終戦から4年後の昭和24年に設立し創立70周年を目前としています。

主に不動産の売買や、ビル・宅地の開発などの事業を行っているそうです。
また、現在の社長は仁島浩順氏が務めているとのことでした。

住友不動産グループ一覧

住友不動産のグループ会社を一覧にまとめました。
国内に10、海外に1つのグループ会社があり、それぞれ異なるサービスを展開しています。

住友不動産販売
→不動産仲介、マンション販売を行っています。
住友不動産建物サービス(株)
→マンション・ビルなど施設管理までトータルサポートする不動産の管理会社です。
住友不動産シスコン(株)
→インテリア事業・モデルハウス建設業・駐車場運営を行っています
住友不動産ベルサール(株)
→イベント・貸会議室運営を行っています。
住友不動産ヴィラフォンテーヌ(株)
→ホテル・リゾートホテル運営を行っています。
住友不動産エスフォルタ(株)
→スポーツクラブ運営を行っています。
泉レストラン(株)
→飲食店経営を行っています。
泉カントリー倶楽部
→ゴルフ場運営を行っています。
いずみ保険サービス(株)
→損害保険・生命保険の代理業を行っています。
住友不動産ファイナンス(株)
→ファイナンス事業を行っています。
住友不動産カリフォルニア(海外)
→ホテルの所有・経営 (INTERCONTINENTAL LOS ANGELES CENTURY CITY)を行っています。

住友不動産が売上高9251億円に到達

当社は、平成28年4月より「第七次中期経営計画」に取り組んでおり、これまでに達成した「増収増益路線」を堅持し、「中計最高業績の連続更新」を業績目標に掲げております。
計画2年目の平成30年3月期は、8期連続の営業、経常増益と、5期連続の最高業績更新を目標にスタートいたしました。

引用:住友不動産|IR情報|トップメッセージ

代表取締役会長の高島準司氏と代表取締役社長の仁島浩順氏が公式サイトで発表したトップメッセージによると、住友不動産は昨年末、9251億円(平成29年3月期・連結)の売上高を達成したそうです。

もうすぐ売上高1兆円を達成してしまいそうな勢いですね!

住友不動産はマンション供給が4年連続で全国首位に!

住友不動産は、2017年1~12月に全国で7,177戸もの新築分譲マンション発売し、新築分譲マンション供給戸数でなんと4年連続日本一を達成しました(※2014年~2017年 (株)不動産経済研究所調べ)。
2017年度に発売した主な物件は、発展著しい東京臨海部・有明に誕生する免震トリプルタワー「シティタワーズ東京ベイ(総戸数1,539戸)」、都心商業地の再開発タワー「シティタワー恵比寿(310戸)」、「シティタワー銀座東(492戸)」、「シティタワー大井町(635戸)」などで、これらはすべて大型のタワーマンションです。

引用:【マンション供給4年連続日本一】住友不動産 高島準司会長の軌跡

住友不動産は、2017年度のマンション供給において、全国・首都圏で1位を獲得したそうです。

1年だけどころか4年連続首位をキープし続けるころができるなんてすごいですね。

住友不動産会長、高島準司氏の経歴

住友不動産 高島準司会長の経歴
昭和5年4月11日生
昭和29年3月東京大学法学部公法学科卒業
昭和29年4月住友石炭鉱業㈱入社
昭和46年9月住友不動産㈱入社
昭和54年6月取締役
昭和58年6月常務取締役
昭和60年6月専務取締役
昭和61年6月代表取締役 専務取締役
平成3年6月代表取締役副社長
平成6年6月代表取締役社長
平成16年4月代表取締役社長、執行役員社長
平成17年6月住友不動産販売㈱取締役会長
平成19年6月住友不動産㈱代表取締役会長

引用:【マンション供給4年連続日本一】住友不動産 高島準司会長の軌跡

住友不動産 高島準司会長の経歴です。
東大法学部を卒業されているんですね。

大学卒業後に最初に入社したのは住友石炭鉱業と、最初から住友不動産に入社したわけではなかったようです。

その後順当に上り詰めていって、平成6年に代表取締役社長、平成19年に代表取締役会長に就任しました。

住友不動産の新築そっくりさん事業が2015年時点で1000億円事業に!開発秘話とは?

新築そっくりさんは、建て替えの50%~70%の費用でまるで新築のように住まいを再生するリフォーム事業です。
戸建て住宅・マンションどちらのリフォームにも対応しています。
間取り変更・耐震補強・リノベーションなど、希望に合わせてオーダーメイドでリフォームを行います。

「建て替え費用の半額で1棟丸ごとリフォームするような商品をつくれば、売れるのではないか」。住友不動産が新築そっくりさんを売り出したのは平成8年4月。きっかけは、当時の高島準司社長(現在は会長)がその前年の会議で発したひと言だった。

引用:【住友不動産】高島準司会長についてのお話し : ~あれこれブログ~

住友不動産といえば「新築そっくりさん」というイメージがつくほど知名度抜群の新築そっくりさん事業ですが、実は当時社長だった現高島準司会長の声によって生まれたものだそうです。

7年の阪神大震災では、築年数の古い住宅の多くが耐震性などで問題を抱えているにもかかわらず、高額の費用などが壁となって建て替えがままならない状況が浮き彫りになった。
主力のオフィスビル賃貸やマンション分譲に続く新規事業の育成が課題となっていた中、高島社長には「地震に強く、しかも完全定価制で建て替えをせずに住宅を再生できないか」との思いがあったようだ。

引用:【住友不動産】高島準司会長についてのお話し : ~あれこれブログ~

「部長と部下で年収逆転も」若手に活力を与える住友不動産驚きの人事制度

住友不動産は「三菱地所の丸の内のような高収益を生む物件を持たない。人材で勝負するしかない」(高島準司社長)の認識から、
一昨年から、優秀な人材に対してより報酬を厚くする「業績100%連動型賞与」制度に踏み切った。
「全産業界を見渡しても、これほど徹底した客観評価は少ないはずだ」(小川正気人事部長)と自負する透明性の高い評価基準を設定し、
前年1年間の成績をもとに、年間100万円~600万円まで100万円刻みの6つの賞与額のいずれかに(部長職以下を)あてはめる。

引用:住友不動産 完全実績賞与若手に活力 部長と部下で年収逆転も 6段階500万円の差に :人事改革、各社の試み - 日本エス・エイチ・エル

住友不動産では、高島準司現会長が「完全実績賞与」という、優秀な人材に対して報酬を多く与える制度を導入したそうです。

年齢や在籍年数関係なく社員を正当に報酬で評価してくれる制度って、モチベーションの維持にとっても効果的ですよね。

住友不動産がなんでこんなに大躍進を続けているのかが見えてきた気がします。

住友不動産・高島準司会長の実績について

高島準司会長の功績の大きさを示すものに、こんなエピソードがあります。
1973年10月から1974年3月にかけて、原油価格高騰により起きたオイルショック。
オイルショックの影響は住友不動産にもおよび、当時の住友不動産は業績悪化の岐路に立たされていたそうです。
そんな悪化した会社の業績を立て直したのが、高島準司会長と、同じく住友不動産の元社長である安藤太郎さんでした。
二人の活躍により、オイルショックで悪化した会社の業績は見事に復活し、三井不動産や三菱地所に対抗するほどの大手に大成長させることができたのだとか。
住友不動産にとって、高島準司会長と安藤太郎さんは住友不動産が大企業に成長するきっかけになった立役者だということですね。

引用:高島準司会長(住友不動産)の軌跡【マンション供給4年連続日本一】

住友不動産が安定した大企業となるまでには実はこんなバックグラウンドがあったんですね。
逆境にも負けず業績を立て直した会長はすごい方なんだということがわかりました。

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