ヴィクトリアマイル 走法予想

こんにちは、げんです。

最近は中々時間も取れず、note出せていなかったのですが、今回は非常に楽しみなVMということで簡単にではありますが、予想見解書いていきたいと思います。

まず想定として、メンバー構成やメイケイエールの回避もあってスローペースが濃厚。コース替わりもあってやや内前有利が予想されますが、今開催の府中を見ている限り、そこまで極端にはならず、力あれば普通に外からでも差して来れるのではないかと考えてます。
また、土曜からの雨予報に変わりましたが、土曜夜から曇りで日曜日はほとんど雨が降らないことを考えると、スピードは出そうだし、そこまで道悪考慮する必要は無いかなと考えてます。
それでは早速ですが、予想に入りたいと思います。

ナミュール
○ソダシ
▲ソングライン
△スターズオンアース


◎ナミュール

ストライドと回転力がどちらも高いレベルでバランスが良く、前肢は折り曲げて叩きつけるような力強い形だが硬さはなく、非常にしなやかな捌き。後肢は特徴的な非常に優れた運びをしており、可動域が広くて柔らかさがあるにも関わらず、地面を蹴った後に脚が流れずにピタッと止まっていて収縮の早く、バネ感が素晴らしい。

また、本馬は3歳春時に馬体重に悩まされていたことも影響してか、レースによっては首が前目に突っ込んでいたり、追走時から上下の振れ幅が大きいなどの気になる点があった。しかし、それも2走前から良好な改善傾向にあり、首のアクションが抑えられ安定して来ている。特に道悪のエリ女でも綺麗な連動で回って来れたのは評価でき、前走で追走できて好位置から競馬できたのもこの影響が大きい。

さらに、今回の本馬の追い切りを見てみると、以前と比べてより重心がしっかりしてフォームの安定性が向上しており、更なる成長が期待できるし、キレのある回転を見ると状態の良さも伺える。また、本馬は以前から繰り返し言っているように左手前走行時の連動性や口向きが悪い難点があるが、今回は直線右手前で走行できる左回り。さらにスピード能力を十分に発揮できる府中とまさにベスト条件。相手は強いが、期待通りで出て来てくれれば勝ち負けではないか。


○ソダシ

パワフルなフットワークとやや硬めで掻き込むような前捌きをしている馬だが、後肢にしっかりと体重が乗って強く踏み込むことができており、ストライドが非常に伸びることもあって芝でもスピード能力は十分。

また、若駒時から走法を追っていくと中々分かりやすい変化があり、3歳冬から4歳にかけて首や背中、前肢の捌きが柔らかくなっており、ストライドがより伸びて推進力が上へ逃げないようになっている。さらに昨年秋にかけて、跳びの高さが抑えられるようになっており、よりスピードに寄った走法になって来た印象。そのため、道悪への適性はやや落ちた印象だが、今回くらいであれば問題ないか。

芝で走るクロフネ産駒は硬めな走法から見た印象とは異なり、高速馬場を得意とすることが多く、本馬も例に漏れず府中のような大箱での高速巡航がベスト。能力上位で今回はスロー濃厚という想定だし、普通に走れば勝ち負け。

ただ、一つ気になるのは追い切りで掻き込み要素がやや強くなってるところで、ここがどう出るか分からないことやナミュールの成長期待、大外枠などを踏まえて事前予想では対抗とした。本馬は去年のVMでは素晴らしい返し馬であった一方で、府中牝馬Sではクッション性に欠けた返し馬だったりと返し馬での状態がレースに直結する分かりやすいタイプであるので、単まで買うかどうかは返し馬見てから判断したい。


▲ソングライン

ナミュール同様にストライドと回転力のバランスが高いレベルで整っており、前肢は綺麗にスラっと伸びて地面を撫でるような軽い脚捌きをした走法。適性距離としては1400-1600mであり、若干1400m寄り。というのも、本馬はやや首が高く、身体を前後に大きく使う訳ではないのでややワンペース寄りになっている。ただ、昨年あたりから首の使い方が良化して来ており、それに伴って連動性が綺麗になり、力感のないフットワークなども相まって安田記念でも結果を残せたように感じる。

ワンペース気味ということで馬群を一瞬で抜け出すギアチェンジ性能はやや劣るため、内目の枠はマイナスだが、安田記念では大外から伸びて来たようにスピード能力と持続力はとても優れてある。今回は3番手としたが、府中マイルベストだし、オッズ差も考えるとソダシほぼ同列の評価。ある程度の道悪ならのめらない身体の使い方をしているし、当日の馬場やデキ次第では評価を上げることも考えておきたい。


△スターズオンアース

大跳びで綺麗にストライドが伸び、全身の連動性も高い走法。フットワークもしなやかでスピード質であるため、今回の府中替わりはプラス。さらに本馬は後肢の脚力が素晴らしく、ギアチェンジ性能とトップスピード、その持続力の全てが優れたスター級の能力を備えている。
ただ、フットワークには良い意味で力感が少なく、回転がゆったり気味であるため、本質的には2000-2400mが適性距離。また、今回の追い切りでは、若干だが硬さが感じられる身体の使い方で加速時のフォームがややぎこちないのは気になるところ。マイルになるとそこら辺は影響してくると思うし、スタートの関係で後ろからになることも多いため、人気もしているし頭では買いたくなく、紐までといった評価。


買い目

単勝◎ 馬単◎-○▲ 馬連ワイド◎-○
3連複◎-○-▲△など

印や買い目は当日の返し馬まで見て変更することもあります。ソダシは返し馬での取捨が非常に分かりやすいですし、ナミュールは成長ある想定での本命なので上位3頭は特に入れ替わる可能性あると思います。ご了承ください。



ここまで見てくださった皆様、本当にありがとうございます。いつも大変感謝しております。

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