戦争・平和・戦争・無


むかしむかし戦争という名の凶悪犯罪が世界中を襲った
父も母も夏の日に目が眩む爆弾を経験した。
そして10年後に僕は生まれた。
いうなれば戦争を染色体に刻まれた人間だ。

だから僕は戦争を知らない。
ほんとうの恐ろしさも知らない。
永遠に平和を誓った国に生まれ育ったからだ
最近わが国の首相という名の男が国民に銃を渡すらしい。
そして「集団的自衛権」という名の「殺しのライセンス」もくれるらしい。スパイみたいでカッコイイが、いつか自分も殺されるってことだ。

「殺しのライセンス」どうやって送ってくるかなんて想像できない。
郵便か?宅急便か?まさかメールじゃないよな。
その上、そいつの受け取り拒否はできないらしい。

誰と戦争するかなんて関係ないよ
どこかの国と戦争をするんだけど、こっちの国も相手の国も
同じ国から買った凄い武器で殺し合いをするらしい。
僕らが払った税金で買った武器。それで友達が死ぬ。
鉄やニッケルや銅で出来た弾が肉に突き刺さり抜けてゆく。
どうもそれが国際ルールってやつ、まるで死のオリンピック。

実を言うと首相ってやつも戦争というものを知らないらしい。
知らないから恐いもの見たさで決めたのかな?
まさか自分が殺されるとは思っていないからかな?
たくさんの友達が死んだ後に平和ってやつがやってきたら
戦争裁判というのがあるらしい
戦争を進めた人間は戦争犯罪人って言うんだよね。
戦争犯罪人ってやつは死刑だよね。

でも現代の凄い武器が暴走したら・・・・・・
無がやってくるかも知れないね。
無って暗闇かな?寒いかな?恐いかな?
僕は九州うまれだから暖かいところがいいな。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?