燃える男

まいどつまらないお話をさせていただきます。
男というものは、だいたい休日にはごろごろ~ごろごろぉ~としているもんでございますが、なにをするって事も無く部屋に居ると邪魔でしょうがないもんです。
日曜日には嫁の掃除機に追い立てられ、あちらこちらと移動しておりますが
ある日のこと嫁からのひとことが痛かった。

嫁:あんた邪魔だっての、役にも立たないゴミみたい、もう粗大ごみに出しちゃうよ!
亭主:かぁ~家じゃ粗大ごみかよ!会社じゃ嫌われもんの鼻つまみって言われ生ごみ扱いで俺はごみか?
嫁:あぁぁ昔はカッコよかったんだけどなぁ~騙されたって感じよ!
亭主:ちくしょう~明日から見てろよ!目にもの見せてやる!
嫁:やれるもんならやってごらん♪ぺっぺろぺ~♪

翌日から目が覚めたように頑張る旦那。半年後、会社での評判も上がり、課長への昇進も決まった夜

亭主:どうだい?会社の仲間が見違えたっていってるぜ!まさに燃える男って言われてるぜ!
嫁:素敵!昔のあなたみたい♪燃える男!カッコいい♪
亭主:だろ?

それを聴いていた長男が一言
長男:お父さん燃えるゴミになったんだね!!
旦那・嫁:所詮ゴミかい!

おあとがよろしいようで。
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