神様はあなた

神さまに会いたいと思いますか？
神さまってどんな姿なんだろう？
神さまってどんな性格なんだろう？
実はいつでも神さまに会えるんだよ
どうするかって？
それをお話する前に大昔のお話をしましょう

むかしむかし日の昇る国に神さまは大宇宙から降り立ちました。
そして泥をこねて人間を作りました。
神さまは自分が作り上げた人間を、わが子のように慈しみ可愛がりました。
人間も神さまを尊敬して愛していました。
しかし神さまは忙しく大宇宙を旅しています。
地球だけじゃなく広い広い宇宙を司っているからです。
ある日神さまは人間に言いました。
「わしは遠い遠い宇宙の果てに新しき銀河を作りに行くので、お前たちには会うことができなくなる」

それを聞いて悲しんだ人間たちは何とか神さまに残ってもらえるように頼みました。
すると神さまはあるものを人間に手渡しました。
「わしに会いたくなったら、それを覗けば良い」

人間がみるとそれは、まあるい「鏡」でした。
神さまは人間を自分ソックリの姿に作っていたので
鏡に映った人間は尊敬する神さま、そのままの姿です。
ただ一つだけ神さまとは、大きく違うものがあります。
それは人間の心が持つ闇「欲」でした。

そうして神さまは人間に言いました。
「鏡に映ったお前たちから我欲を取ればいつでもわしに会える」
かがみに映った人間から　が（我）を無くしたら　かみ　になります。
神さまになれるのです、いつでも忘れないように、神さまに会えるようにと、神社に鏡がある理由が分かりましたか？

神さまは教えてくれています、我を捨てて人のために生きなさい。
人間が欲を捨てたら世界も平和になり、日の昇るこの国は宇宙一幸せな、神の国になるということを。